ドラマ『ジェン・ブイ』S2公式予告公開
2025年7月24日(木) から27日(日) まで米サンディエゴで開催されているサンディエゴ・コミコンにて、ドラマ『ジェン・ブイ』のパネルが開催され、キャスト陣が集結した。パネルに登壇したのは、マリー・モロー役のジャズ・シンクレア、ジョーダン・リー役のロンドン・ソアとデレク・ルー、ケイト・ダンラップ役のマディー・フィリップス、シーズン2から登場するサイファー役のハミッシュ・リンクレイター、そして『ジェン・ブイ』ショーランナーのミシェル・ファゼカス。司会はアダム・バーク役のP・J・バーンが務めた。
『ジェン・ブイ』は、プライムビデオの人気ドラマ『ザ・ボーイズ』(2019-) のスピンオフドラマで、2024年にシーズン1が配信された。スーパーパワーを持つ若者たちが通うゴドルキン大学を舞台に、若き能力者たちの学生生活と大人たちの陰謀が描かれる。
サンディエゴ・コミコン2025の『ジェン・ブイ』パネルでは、シーズン2の予告編が初公開。『ザ・ボーイズ』からの意外なカメオに会場からは大歓声が沸き起こった。
『ジェン・ブイ』シーズン2の予告編に登場したのは、エリン・モリアーティ演じるスターライトことアニー・ジャニュアリーだった。主人公マリーのピンチに駆けつけると「あなたは永遠に逃げ続けることはできない。私はあなたの助けが欲しい」と語りかけつつ、大学に戻ることを勧めている。
さらにアニーは、トーマス・ゴドルキンが指揮したプロジェクト・オデッサという研究をヴォート社が再開したことを明かす。これを止めるためにマリーの力が必要なのだという。『ザ・ボーイズ』シーズン4のラストでは、米政府がホームランダーの手に堕ち、アニーは抵抗勢力の危険人物とされ逃亡の身となっていた。その後もヴォートに抵抗する戦いに身を置いているようだ。
また、今回の予告編では、ゴドルキン大学で新たに学部長に就任したサイファーは、欠陥のある能力者が送られるエルマイラ・リハビリセンターにいたと指摘されている。オデッサについても何かを知っているようで、マリーにホームランダーよりも強くなれると誘惑するシーンも。また、『ザ・ボーイズ』からはブラック・ノワールも姿を見せており、同作のファイナルシーズンへ向けた前哨戦としても注目が集まる。
サンディエゴ・コミコン2025の『ジェン・ブイ』パネルに登壇したショーランナーのミシェル・ファゼカスは、今回公開された予告編を踏まえて、『ジェン・ブイ』シーズン2における『ザ・ボーイズ』との繋がりについて以下のように語った。
二つの番組は繋がっています。ですので、『ザ・ボーイズ』シーズン4があって、『ジェン・ブイ』シーズン2ではホームランダーがアメリカを乗っ取っています。国がどのような状況にあるか、学校はどうなるのか、そしてレジスタンス(抵抗勢力)はどうなっているのかを知ることになります。
重要なカメオもあって、『ザ・ボーイズ』の人々はどこに行ったのか、それに答えを出すことになります。ホームランダーに対抗するレジスタンスとしてどんな役割を果たすのか——。
ホームランダーが支配するアメリカで、マリーら『ジェン・ブイ』の面々と、アニーら『ザ・ボーイズ』の面々はどのように生きていくのだろうか。
なお、サンディエゴ・コミコン2025の『ジェン・ブイ』パネルでは、最後に会場限定で『ザ・ボーイズ』シーズン5のティザー予告も公開された。現場には同作のショーランナーのエリック・クリプキも駆けつけており、観客からは拍手が贈られていた。
『ジェンV』のパネルで、『ザ・ボーイズ』ショーランナーのエリック・クリプキ氏が見つかる👀#SDCC2025 pic.twitter.com/hPkSK1lY2g
— バゴプラ|Kaguya Books (@vagopla) July 26, 2025
『ザ・ボーイズ』シーズン5に備えて、まずは『ジェン・ブイ』シーズン2の配信を楽しみに待とう。
ドラマ『ジェン・ブイ』はシーズン1がプライム・ビデオで配信中。シーズン2は2025年9月17日より配信開始。
『ザ・ボーイズ』原作コミックの日本語版は、G-NOVELSから発売中。
『ジェン・ブイ』のベースになったチャプター〈We Gotta Go Now〉(23話〜30話)は日本語版の第2巻に収録されている。
『ジェン・ブイ』シーズン1最終回のネタバレ解説&考察はこちらから。
【ネタバレ注意】『ザ・ボーイズ』シーズン4最終回の解説&考察はこちらから。
『ザ・ボーイズ』のシーズン5での終了についてエリック・クリプキ監督が語った内容はこちらの記事で。
『ジェン・ブイ』シーズン2ティザー予告の解説&考察はこちらから。
