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中国SFの最高傑作『三体』の日本語訳が2019年に刊行へ オバマやザッカーバーグも愛読

中国SFの最高傑作『三体』が日本語に!

2015年ヒューゴー賞受賞作品

2015年のSF最高賞・ヒューゴー賞長編小説部門に選ばれたリュウ・ジキン (劉慈欣) の『三体』が、遂に日本語訳で刊行される。17日、早川書房が発表した。『三体』は2007年に中国国内で発売されると、2014年にSF小説家で翻訳家のケン・リュウによる英訳版が発表された。翌2015年のヒューゴー賞にノミネートされると、アジア圏で生まれた作品としては初の長編小説部門を受賞。日本のSFファンの間でも、日本語訳発売に期待の声が高まっていた。

SF界の分岐点となった作品

『三体』は、アメリカのオバマ前大統領やFacebookの共同創業者マーク・ザッカーバーグらの愛読書としても知られる。同時に、SF界にとっては、多様化への反動を乗り越える契機となった重要な作品だ。

リュウ・ジキンの『三体』がヒューゴー賞を受賞した年は、SF界を震撼させた“パピーゲート事件”が起きた年でもある。“パピーズ”と呼ばれるオルタナ右翼による、白人男性作家の“当選運動”が展開された。結果的には、ヒューゴー賞の投票権を持つSFファン達の投票行動によって、その策動は阻止された。そして、その年のSF最高賞に選ばれた作品こそ、リュウ・ジキンの『三体』だったのだ。

米中SFの名作が書店に…?

2015年にリュウ・ジキンの手に渡ったヒューゴー賞の栄誉は、翌2016年からは三年連続で黒人女性のN・K・ジェミシンの手に渡った。マイノリティたちがSFという“武器”を手に入れた、“マイノリティSF”の時代の幕開けである。N・K・ジェミシンが三連覇を果たした「The Broken Earth」トリロジーは、日本語版が東京創元社から刊行される予定だ。リュウ・ジキンとジェミシンという米中SF界の名作が揃って書店に並ぶ日も近い。
日本国内からも素晴らしいSF作品が続々と登場しているが、海外のSFの流れも是非チェックしておこう。

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via: Amazon.cn
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HAYAKAWA BOOKS & MAGAZINES, note

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