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ベストフレンド・デイに『デッドプール&ウルヴァリン』新予告編公開
2024年6月9日(日)のナショナル・ベストフレンド・デイに『デッドプール&ウルヴァリン』の新予告編が公開された。その内容については、大部分はこれまで公開された『デッドプール&ウルヴァリン』と変わらないものだったが、細部に注目すると新キャラクターが登場することが考察できるものだった。
本記事では新たに公開された『デッドプール&ウルヴァリン』の新予告編について、明らかになった新情報の解説と考察をしていこう。なお、本記事は公式が公開した情報をもとにしているが、一切の情報を入れずに『デッドプール&ウルヴァリン』を楽しみたいという方は注意していただきたい。
レディ・デッドプール登場?
レディ・デッドプールとは何者?
これまで、予告編でデッドプールに似ているが異なる装備を身に着けたデッドプールの体の一部分が登場していたことから、デッドプールの変異体の登場が考察されていた。そして、先日公開された新予告編で、デッドプールの新たな変異体が登場した。その脚線と女性ファッションモデルのような歩き方から変異体の中でも、この脚の持ち主が以前より登場がファンの間で考察されていた女性版デッドプールのレディ・デッドプールの可能性が高くなった。
レディ・デッドプールとは、原作コミックではアース3010のデッドプールの変異体である。本名はデッドプールがウェイド・ウィルソンであるのに対し、レディ・デッドプールはワンダ・ウィルソンであり、2人とも同じW・Wというイニシャルになっている。初登場は『デッドプール:マーク・ウィズ・ア・マウス』第7号で、民主主義が崩壊したディストピア世界のデッドプールとして登場した。
レディ・プールのいるアース3010では、レディ・デッドプールは独裁的なキャプテン・アメリカであるジェネラル・アメリカと対立し、元俳優で反体制グループのリーダーでもあるチャールズ・フェイのボディーガードを務めていた。あらゆる次元のデッドプールを集めたデッドプール・コープスではリーダーを務めるなど、“無責任”ヒーローと呼ばれるデッドプールとは違い、ある程度責任感がある人物だと考えられる。
レディ・デッドプールを演じる俳優は誰?
『デッドプール&ウルヴァリン』にレディ・デッドプールが登場する場合、演じる俳優は誰になるのだろうか。米Screen Rantなど海外メディアでは、レディ・デッドプールを演じる俳優は2人に絞られたという報道がなされている。それはアメリカを代表する歌手であるテイラー・スウィフトと、デッドプールを演じるライアン・レイノルズの妻である俳優のブレイク・ライヴリーだ。
テイラー・スウィフトは以前よりMCUのフェーズ5の作品に出演することが噂されており、その出演作が『デッドプール&ウルヴァリン』になるのではないかと報道されているのだ。
「デッドプール」シリーズと言えばバニッシャー役のブラット・ピットなど豪華なカメオ出演で有名だ。そのため、『デッドプール&ウルヴァリン』でレディ・デッドプールが登場し、それをテイラー・スウィフトが演じる可能性は十分にある。しかし、テイラー・スウィフトは音を色とりどりの光に変換するミュータントで、人気歌手のタズラーを演じるという考察もあり、そちらの方がテイラー・スウィフトの現実の人気を反映していると考えられている。
一方、ライアン・レイノルズの妻であるブレイク・ライヴリーの出演はソー役のクリス・へムズワースの例を考えると十分あり得るものだ。MCUでは『ソー:ラブ&サンダー』(2022)でクリス・へムズワースの妻であるエルサ・パタキーを、ソーの過去の恋人である狼女役で出演させた経験がある。そのことから、ブレイク・ライヴリーがレディ・デッドプールを演じる可能性も高いのだ。
新たに登場が明らかになったキャラも
ヴィニー・ジョーンズ版ジャガーノートが再登場か?
また、レディ・デッドプール以外にも新たに登場する可能性が高いキャラクターも判明した。それは『X-MEN:ファイナル ディシジョン』(2006)でヴィニー・ジョーンズが演じたジャガーノートだ。ヴィニー・ジョーンズ版ジャガーノートは「プロフェッサーXの義弟で、魔神サイトラックの宝石により能力を得たヴィラン」という原作コミックの設定とは異なるヴィランで、純粋なミュータントとされている。
ヴィニー・ジョーンズは過去のインタビューで『デッドプール&ウルヴァリン』には出演しないことを語っていた。『デッドプール2』(2018)ではライアン・レイノルズが声優を務めるフルCGのジャガーノートが登場しており、『デッドプール&ウルヴァリン』ではそちらのジャガーノートの登場の可能性が高かったが、予告編で23秒頃の銃越しに一瞬見えたジャガーノートらしき人物はヴィニー・ジョーンズ版のスーツを着用していた。ヴィニー・ジョーンズ版ジャガーノートに関してはこちらの記事が詳しい。
他にも登場するミュータントやヴィランに注目
ドーピンダー役のカラン・ソーニが『デッドプール&ウルヴァリン』には大量のカメオ出演とサプライズがあると語ったことから、インタビューなどで出演しないといった俳優やキャラクターの登場の可能性も高くなった。これまでの実写映画「X-MEN」シリーズのヒーローやヴィランの登場や、デッドプールの他の変異体の登場も考察できる。
今回のナショナル・ベストフレンド・デイ版新予告編では、ウィズ・カリファの大ヒット曲「Black and Yellow」(2011) のリミックスであるアーヴ・ダ・フェノムfeat.キャッシュ・イメージ & BダブルEの「Red and Yellow」がBGMに採用されている。このリミックスで歌われる「赤と黄」とは、新予告編においてデッドプールとウルヴァリンを意味していると考察できる。以上のことから新予告編は音楽面でも『デッドプール&ウルヴァリン』は小ネタ満載であることを表現していた。今後、公開される新予告編でも新キャラクターの登場が明らかになるかもしれない。
『デッドプール&ウルヴァリン』は2024年7月26日(金)より全国劇場公開。
『デッドプール』はBlu-rayコレクションが発売中。
『X-MEN:ファイナル ディシジョン』はAmazonなどで配信中。
Source
Screen Rant
『デッドプール&ウルヴァリン』の予告編第1弾の考察と解説はこちらから。
『デッドプール&ウルヴァリン』に登場する5人のヴィランについてはこちらから。
『デッドプール&ウルヴァリン』と『ロキ』の繋がりについての解説&考察はこちらの記事で。
『デッドプール&ウルヴァリン』ヴィラン予想と考察はこちらから。
『デッドプール&ウルヴァリン』のタイトル変更についての考察はこちらの記事で。
『デッドプール&ウルヴァリン』と「X-MEN」シリーズのつながりについての考察はこちらの記事で。