元ジャスティス・リーグのマネージャーのヴィランがDCUでも登場
2024年1月12日に公開される『アクアマン/失われた王国』で終了となるDCEU(DCエクステンデッドユニバース)。再構築(リランチ)されたユニバースであるDCU(DCユニバース)に登場する新たなるヴィラン「マクスウェル・“マックス”・ロード」役に、ジェームズ・ガン共同CEO作品の常連俳優であるショーン・ガンがキャスティングされたことを米Deadlineが報じた。
マクスウェル・“マックス”・ロードはスーパーマンやバットマンが所属するヒーローチーム「ジャスティス・リーグ」のマネージャー兼後援者の実業家として登場したキャラクターだ。ジャスティス・リーグやジャスティス・リーグ・インターナショナルの結成の鍵となったマクスウェル・“マックス”・ロードだったが、最終的にはワンダーウーマンにとって最大の敵の一人となったヴィランである。
DCEUでは『The Last of Us』(2023-)のジョエル・ミラー役や「スターウォーズ」シリーズでマンダロリアンを演じたペドロ・パスカルが、マクスウェル・“マックス”・ロードが演じていた。『ワンダーウーマン 1984』(2020)ではトランプ前大統領をモチーフとした石油会社の経営者として登場した。だが、本名はマクスウェル・ロレンザーノで、金髪も染めた偽物、豪華なCMも偽物、会社も経営破綻寸前だった。その虚栄のためにワンダーウーマンと敵対するヴィランだ。
DC10年計画第1章「神々と怪物」の中核となる映画『スーパーマン:レガシー(原題:Superman : Legacy)』に出演するかは不明だ。しかし、実業家としてジャスティス・リーグの前に立ちはだかり、作品によってはマインドコントロール能力を有するマクスウェル・“マックス”・ロードが重要人物になることは間違いない。
映画『スーパーマン:レガシー』ではマクスウェル・“マックス”・ロードと同じく実業家としてスーパーマンと敵対するレックス・ルーサー役にニコラス・ホルトが起用されている。レックス・ルーサーの登場から、同じ実業家のヴィランと差別化するため、マインドコントロール能力を有したマクスウェル・“マックス”・ロードの登場があり得る。
ジェームズ・ガン作品の常連俳優「ショーン・ガン」
ショーン・ガンはジェームズ・ガン共同CEOの実弟であり、ジェームズ・ガン共同CEOが監督を務めた作品にはアメリカの著名なB級映画製作会社トロマ・エンターテインメントに所属していたころから出演してきた。MCUではジェームズ・ガン共同CEOが監督を務めた「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズではロケット・ラクーンのスーツアクターを演じ、ヨンドゥの腹心であるクラングリンとして顔出しでも出演した。
また、DCEUでは『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』(2021)に出演している。スーツアクターとしてはイタチに似た見た目のジョン・モンロー/ウィーゼルを演じた。顔出しではアブナー・クリル / ポルカドットマンをからかった囚人のカレンダーマンとして出演している。DCEUからDCUへの再構築(リランチ)では一部キャストは続投することが決定しているが、一部のキャストは別キャラクターのリキャストが検討されている。
『アクアマン/失われた王国』の主演であるジェイソン・モモアは宇宙の賞金稼ぎロボ役にリキャストされるという噂が流れている。DCUではDCEUからジャスティス・リーグが全員リキャストされるというジェームズ・ガン共同CEOの発表があり、ジェイソン・モモアの賞金稼ぎロボ役のリキャストは真実味を帯びてきている。ショーン・ガンもおそらく似た形でリキャストするものだと思われる。
ジェームズ・ガン共同CEOはDCUの状況をSNSで積極的に発信しているため、今後のキャスティングについて、ジェームズ・ガン共同CEOのSNSに注目していきたい。
Source
Deadline
DCU『スーパーマン:レガシー(原題:Superman:Legacy)』に登場するヒーローに関する記事はこちらから。
デヴィッド・コレンスウェット版スーパーマンとヘンリー・カヴィル版スーパーマンの年齢差に関する記事はこちらから。
『スーパーマン:レガシー』の公開日に関する記事はこちらから。
『ザ・フラッシュ』のヴィランとスーパーガールについての解説&考察はこちらの記事で。
DCU最初の映画となる『ブルービートル』予告の解説&考察はこちらから。
『ザ・フラッシュ』公開までの経緯のまとめはこちらから。
DCU10年計画『神々と怪物』の全作品の紹介はこちらから。
ヘンリー・カヴィルのスーパーマン降板に関する経緯はこちらから。