映画『バービー』続編はある? マテル社CEOはシリーズ化に意欲、主演のマーゴット・ロビーは… | VG+ (バゴプラ)

映画『バービー』続編はある? マテル社CEOはシリーズ化に意欲、主演のマーゴット・ロビーは…

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映画『バービー』8月日本公開

世界的に有名な着せ替え人形のバービーを実写映画化する『バービー』が2023年8月11日(金・祝)より日本の劇場で公開される。監督を務めるのは『レディ・バード』(2017)、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(2019) で知られるグレタ・ガーウィグが監督を務め、DC映画のハーレイ・クイン役などで知られるマーゴット・ロビーが主演兼プロデューサーを務める。

『バービー』の米国での公開は7月21日(金) を予定しているが、GAPやXbox、Hot Topicといった企業・ブランドとのコラボを連発して公開前から話題を呼んでいる。元々、米国ではディズニー配給のMCU映画『マーベルズ』が7月28日の公開を予定していたが11月に延期に。ワーナー配給の『バービー』は一躍夏の目玉映画となっている。

そして、早くも実写映画版『バービー』のシリーズ化に乗り気な人たちがいるようだ。米タイム誌によると、バービー人形を展開する玩具メーカー・マテル社のCEOイノン・クライツは、「より多くのバービー映画」の可能性に期待しているという。マテル社は2013年から映画制作部門のマテル・フィルムズ(旧マテル・プレイグラウンド・プロダクションズ)を運営しており、映画『バービー』にも制作会社の一つとして参加している。

マテル社はトランスフォーマーなどを展開するハズブロ社と並んで米国を代表する玩具メーカーとして知られる。トランスフォーマーも8月4日(金) 日本公開の映画『トランス・フォーマー/ビースト覚醒』を皮切りに新たなシリーズ展開を目指している。マテル社としては『バービー』をヒットさせて新たなフランチャイズへと発展させたいと考えるのは当然と言える。

主演のマーゴット・ロビーは…

一方、主演とプロデュースを務めるマーゴット・ロビーは『バービー』の続編については言葉を濁している。続編についての話し合いは始まっているものの、まだ何も決まっていない状態なのだという。

ここから百万通りの方向性があり得ます。しかし、続編の計画を進めながら第1作目の映画を作ろうとすると、ちょっとした罠にハマってしまうものです。

やはり長年映画に携わってきたマーゴット・ロビーとしては、作品優先というのが本音なのだろう。まずは第1作目の公開を経てから次の展開に進んでいくことになるのだろう。

それでも、イノン・クライツは「文化的なイベントになるような映画群を作りたい」「グレタやノア(・バーブバック、共同脚本)のような映画製作者をワクワクさせて、この機会とクリエイティブ上の自由を受け入れることができれば、大きなインパクトをもたらすことができる」と鼻息は荒い。

また、インディー映画出身のグレタ・ガーウィグ監督は、そもそも資本主義的な性格を持つ『バービー』を自分なりのものに仕上げる方法を模索する必要があったと話している。商業主義とアートが混在する映画『バービー』は一体どんな仕上がりになっているのか、そしてマテル社が望むシリーズ化は実現するのか、今後の動きを注視しよう。

実写映画版『バービー』初映像はこちらから。

『バービー』は2023年8月11日(金・祝)より日本の劇場で公開。

映画『バービー』公式サイト

【ネタバレ注意!】映画『バービー』のネタバレ解説&感想はこちらから。

『バービー』続編について公開から半年後にマーゴット・ロビーが語った内容はこちらから。

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齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。編著書に『プラットフォーム新時代 ブロックチェーンか、協同組合か』(社会評論社)。
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