実写映画版『バービー』続編にマーゴット・ロビーは懐疑的 「次について想像できない」 | VG+ (バゴプラ)

実写映画版『バービー』続編にマーゴット・ロビーは懐疑的 「次について想像できない」

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『バービー』続編はある?

2023年夏に公開された映画『バービー』は、DC映画でハーレイ・クインを演じてきたマーゴット・ロビーが主演を務め、『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(2019) を指揮したグレタ・ガーウィグが監督・脚本を務めた作品。全世界興収14.4億ドル(2,000億円)超の大ヒットを記録しており、2023年最大のヒットを記録した作品の一つである。

その内容についても高い評価を受けており、注目が集まるのは『バービー』の続編があるのかどうか。『バービー』で主演を務め、プロデューサーも務めたマーゴット・ロビーは米AP通信のインタビューでその展望を明かしている。

本作に全てを詰め込んだと思っています。私たちはトリロジーやそういったものを作ろうと思ってやったわけではありません。(監督の)グレタはこの映画に全てを取り入れました。私は次について想像することはできません。

最大の収穫は、何かの続編じゃなくてもまだヒットを生み出すことができるということです。続編や前日譚やリメイクでなくてもよくて、完全なオリジナルでもいいんです。それでも大きなバジェットを得て作ることができます。それから、女性がリードする作品だからといって万人受けする作品ではないというわけではないということを示せました。それは今でも多くの人が持っている誤解だと思います。『バービー』は本当によくやったというのが大事なことです。

実写映画版『バービー』の続編をめぐっては、バービーの玩具の権利を持つマテル社のCEOであるイノン・クライツが「より多くのバービー映画」の可能性に期待しているとして続編に期待していると表明していた。一方のマーゴット・ロビーは『バービー』公開直後の時点では続編を考えながら映画を作るのは悪手と話し、続編については棚上げという姿勢を見せていた。

ハリウッドの映画俳優のストライキが終結して公の場に姿を現したマーゴット・ロビーは、やはり『バービー』の続編については考えていないという態度を示している。マテル社としては続編制作でまだまだ稼ぎたいというところだろうが、そうした資本主義的な企業の姿勢に対する批判はまさに『バービー』の中で行われた要素でもある。

プロデューサーで主演を務めたマーゴット・ロビーの「次については想像できない」という表明は、『バービー』の続編制作にどのような影響を与えるのだろうか。今後の展開を注視しよう。

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AP

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