映画『マダム・ウェブ』予告解禁 スパイダー・ソサエティ実写化か? | VG+ (バゴプラ)

映画『マダム・ウェブ』予告解禁 スパイダー・ソサエティ実写化か?

(c)& TM 2023 MARVEL

2024年はソニーズ・スパイダーマン・ユニバースの年になるか?

2023年の全米脚本家組合ストライキと全米俳優組合ストライキの影響を受け、2024年に公開される映画が『デッドプール3』のみとなるMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)。それに対し、SSU(ソニーズ・スパイダーマン・ユニバース)は2024年に『クレイヴン・ザ・ハンター』と『ヴェノム3』の公開を控えるなど、複数作品の映画が公開される快進撃だ。その先頭を飾るのが2024年2月14日全米公開となる『マダム・ウェブ』だろう。

映画『マダム・ウェブ』はマーベル・コミックスに登場するスパイダーマンを導く透視能力や予知能力を持つ重症筋無力症の女性のカサンドラ・ウェブを原作にした本格ミステリー・サスペンスになるとのことだ。映画『マダム・ウェブ』のカサンドラ・ウェブは救命士の女性で、重症筋無力症ではない。九死に一生を得たことで予知能力に目覚め、スパイダーマンと同じ蜘蛛の能力を持つ少女たちを導くことになる。カサンドラ・ウェブを演じるのは『サスペリア』(2018)でスージー・バニヨン役を演じたダコタ・ジョンソンだ。

ダコタ・ジョンソン演じるカサンドラ・ウェブを追うのはフランス出身のタヒール・ラヒム演じるエゼキエル・シムズだ。映画『マダム・ウェブ』のエゼキエル・シムズは黒いスパイダーマンスーツに似たスーツを身に纏っており、カサンドラ・ウェブの母親と共に蜘蛛の研究を行っていたとされる。マーベル・コミックのエゼキエル・シムズはスパイダーマンと同じ能力を持つキャラクターで放射能で突然変異した蜘蛛に噛まれてスパイダーマンになったピーター・パーカーとは異なり、蜘蛛のトーテム(精霊)によって力を得たとされる。

このように映画『マダム・ウェブ』ではスパイダーマンと同じ蜘蛛の力を持つスーパーヒーローたちが多数登場し、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』(2023)で登場したスパイダー・ソサエティのような蜘蛛の力を持つヒーローたちの結束が描かれると考察できる。

カサンドラ・ウェブは3人の少女を導くことになるが、眼鏡の白人の少女がシドニー・スウィーニー演じるジュリア・カーペンター/2代目スパイダーウーマンだ。ジュリア・カーペンターはマーベル・コミックではスパイダーウーマン以外にも2代目マダム・ウェブ、2代目アラクネなどのヒーロー名を襲名しており、予告編でも登場した念力のウェブを生み出すことができるヒーローだ。演じているシドニー・スウィーニーは『ユーフォリア/EUPHORIA』(2019-)でMCU版MJ役のゼンデイヤとゼンデイヤが演じるルー・ベネットの幼なじみの姉キャシー役という形で共演している。

未来予知ができるのか確認するために石を投げたアフリカ系の少女がセレステ・オコナー演じるマティ・フランクリン/3代目スパイダーウーマンだ。マーベル・コミックでは一時引退したスパイダーマンの代わりにスーツを着て戦った経験のあるヒーローで、予告編で2000年代のものに似たスーツと、スパイダーマンがアイアンマンから譲り受けた四本足のついたアイアンスパイダーのような四本足を背中に装備している。

『トランスフォーマー/最後の騎士王』でイザベラ役のイザベラ・メルセードが演じるのはプエルトリコ人の父親とメキシコ人の母親の間に生まれたラテン系の少女のアーニャ・コラソンだ。アーニャ・コラソンは一時はスパイダーガールという名前でも活動しており、青い甲殻を形成する能力を持っていたこともあった。イザベラ・メルセードはDCU(DCユニバース)でホークガールも演じるため、2つのユニバースを掛け持ちする形になる。

他にもエマ・ロバーツがピーター・パーカーの母親であるメアリー・パーカーでキャスティングされており、アダム・スコットがベンおじさんの愛称で馴染み深いベン・パーカーでもキャスティングされている。このことから、海外報道でもあったようにエゼキエル・シムズが変えようとしている未来とはスパイダーマン/ピーター・パーカーに関するものであり、カサンドラ・ウェブたちは「スパイダーマン/ピーター・パーカーの出生を巡って戦う」ことになると考察できる。

様々な要因で蜘蛛の力を得たヒーローやヴィランが揃い、彼女らによってマーベル初の本格ミステリー・サスペンスが繰り広げられることになる映画『マダム・ウェブ』。日本の劇場公開日など、まだまだ解禁されていない情報も多いため、今後も注目していきたい。

映画『マダム・ウェブ』は2024年2月23日(金)全国公開。

『マダム・ウェブ』公式サイト

『アクロス・ザ・スパイダーバース』ラストの解説はこちらの記事で。

ドナルド・グローヴァー演じるアーロン・デイヴィスが『アクロス・ザ・スパイダーバース』に登場した件についてはこちらの記事で。

エイミー・パスカルはマイルス・モラレスの実写映画とスパイダーウーマンの単独映画の存在について明かしている。詳しくはこちらの記事で。

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トム・ホランドは『スパイダーマン4』について話し合いが複数回行われていることを明かしている。詳しくはこちらから。

鯨ヶ岬 勇士

1998生まれのZ世代。好きだった映画鑑賞やドラマ鑑賞が高じ、その国の政治問題や差別問題に興味を持つようになり、それらのニュースを追うようになる。趣味は細々と小説を書くこと。
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