映画『バービー』初映像が公開
世界的に知られる着せ替え人形のバービーを実写映画化するワーナー・ブラザースの映画『バービー(原題:Barbie)』より、初めてのティーザートレーラーが公開された。主演を務めるマーゴット・ロビーのバービー姿に加え、ライアン・ゴズリングが演じるケンも登場している。
今回の映像は「昔々、最初の女の子が存在したときから人形はありました。しかし、人形は常に赤ちゃんのドールでした」というナレーションから始まり、マーゴット・ロビーが演じる巨大なバービーが登場。バービー人形の登場によって、「女の子は赤ちゃんの人形で遊ぶ」という人形遊びの概念が変わったことを示唆して『バービー』のタイトルロゴが映し出される。
この冒頭は、『2001年宇宙の旅』(1968)の冒頭シーンのオマージュ、というより完全再現となっている。サルを進化させるモノリスに代わり、巨大なバービーの足が立っているのだ。
ラストの10秒ではピンク色で統一されたバービー人形の世界や、ライアン・ゴズリングが演じるケン、イッサ・レイとシム・リウの姿も確認できる。2023年7月21日(金)の米公開が予告され、今回のティーザー予告は幕を閉じる。
映画『バービー』の主演を務めるのは、『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(2020)などのDC映画でハーレイ・クインを演じてきたマーゴット・ロビー。『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』(2017)で実在の元フィギュアスケート選手トーニャ・ハーディングを演じ、アカデミー主演女優賞を受賞したことでも知られる。
バービーの恋人であるケンを演じるのは、映画『ハーフネルソン』(2006)、『ラ・ラ・ランド』(2016)でアカデミー主演男優賞にノミネートされたライアン・ゴズリング。SF映画『ブレードランナー 2049』(2017)でも主演を務め、近年も『ファーストマン』(2018)、『グレイマン』(2022)といった映画に主演で出演している。
今回のティーザー映像では、MCU映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021)で一躍ハリウッドスターの仲間入りを果たしたシム・リウの姿も見られた。イッサ・レイは先日予告編が公開された映画『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』(2023)では、スパイダーウーマンことジェシカ・ドリューの声を担当する。
映画『バービー』の指揮をとるのはグレタ・ガーウィグ監督。『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(2019)の監督として知られ、『レディ・バード』(2017)ではアカデミー監督賞と脚本賞にノミネートされている。
「ジュラシック・ワールド」シリーズでメイジー役を演じたイザベラ・サーモンは、一緒に仕事をしたい人物としてグレタ・ガーウィグ監督の名前を挙げている。
なお、『バービー』の米公開日である2023年7月21日は、クリストファー・ノーラン監督最新作『オッペンハイマー』の公開日と同日となっている。同作はクリストファー・ノーラン監督が長年手を組んできたワーナー・ブラザースを離れ、ユニバーサルから公開する作品。ワーナー・ブラザースはかつての盟友に『バービー』で真っ向勝負を挑むことになる。
『バービー』では一体どんな物語が描かれるのだろうか。続報を待とう。
映画『バービー』は2023年8月11日(金・祝)より日本の劇場で公開。
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