デアデビル復活
Disney+で配信しているMCUドラマ『シー・ハルク:ザ・アトーニー』(2022) で、デアデビルことマット・マードックが復活する。過去複数回にわたって映像化されてきた人気キャラクターのデアデビル。2015年から2018年まで3シーズンが配信されたマーベル・テレビジョンとABCスタジオ製作のドラマ『デアデビル』と同じく俳優のチャーリー・コックスが演じるということもあり、大きな注目を集めている。
チャーリー・コックス演じるマット・マードックは、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021) にもカメオ出演。だが、『シー・ハルク』の予告ではコスチュームを身にまとったデアデビルの姿が描かれている。それも、過去のドラマ版の深紅のコスチュームではなく、原作コミックでの初登場時に着ていた黄色と赤のコスチュームになっている。
チャーリー・コックスが語る
この変更について、4年ぶりにデアデビルのコスチュームを着ることになったチャーリー・コックスが語っている。先日開催されたD23 Expoでの米Rotten Tomatoesからのインタビューにこう話している。
Charlie Cox reacts to #Daredevil‘s gold and red mask and suit in #SheHulk. pic.twitter.com/xCybm7S6h9
— Rotten Tomatoes (@RottenTomatoes) September 15, 2022
「スパイダーマン」でコスチュームを着ることは無いと分かっていました。それは知っていたのですが、「スパイダーマン」をやっている間に『シー・ハルク』の準備をしていたので、私は衣装合わせのためにLAに行きました。そして中に入るとスーツが掛けられていたんです。そして、壁には(新コスチュームの)絵が貼ってあって、それはゴールドとレッドでした。私は、「まさか!」って感じでしたよ(笑)
長いあいだ同じキャラクターを演じていると、ファンの皆さんの反応と繋がりが生まれてしまうから面白いですね。そういうものを見て、自分にとっては何かの意味があると思っても、それが(ファンにとって)どういう意味を持つか、どんなことになるか、分かるんです。皆さんがどのように反応するか感覚的に分かるようになるということです。コスチュームが運ばれてきて、私は「マジか、夢みたいだ」って思いました。
ご機嫌に語るチャーリー・コックスは、その口ぶりからして、自身はもちろんファンにも喜ばれる新コスチュームになっていると感じているようだ。
『デアデビル』とのつながりは?
気になるのは過去のドラマ『デアデビル』と、マーベル・スタジオ製作のMCU作品との繋がりだ。Disney+では、MCUドラマ『デアデビル ボーン・アゲイン(原題)』が2024年春に配信されることが発表されたばかり。一方で、チャーリー・コックスは米Extraにこう語っている。
脚本は見ていないのですが、私の感覚では、『ボーン・アゲイン』というタイトルからして、新しい始まりになり、全く違うものになると思います。新しいストーリーと新しいアイデアのものになるはずです。ケヴィン(・ファイギ)が言った通り、シーズン4ではなくシーズン1ですから、完全に新しいものです。それでいいんだと思います。もう一度やるなら、違うやり方でやりましょう。
また、ドラマ『ホークアイ』(2021) では、『デアデビル』でヴィンセント・ドノフリオが演じたキングピンことウィルソン・フィスクが登場。『ホークアイ』を手掛けたバート&バーティのバート監督は、「(キャラクターが元にいた)ユニバースについて扱うのではなく、キャラクターの物語を扱います。キャラクターが私たちの世界に入ってくるんです」と、同じ俳優が演じるキャラクターだけがMCUに“入ってくる”と説明していた。
心機一転、新たなコスチュームと共に復活するチャーリー・コックスのデアデビル。ドラマ『エコー(原題)』にも登場するようだが、どのタイミングで深紅のユニフォームを身にまとうことになるのだろうか。『シー・ハルク』の今後の展開も要注目だ。
ドラマ『シー・ハルク:ザ・アトーニー』はDisney+で独占配信中。
Source
Rotten Tomatoes / Extra
『シー・ハルク』第5話のネタバレ解説はこちらの記事で。
コミコン2022で発表された映画『サンダーボルツ』、ドラマ『デアデビル ボーン・アゲイン』を含むMCUフェーズ5全作品のまとめはこちらから。
D23 Expoで発表された7人のサンダーボルツメンバーのまとめはこちらの記事で。
ケヴィン・ファイギとアンソニー・マッキーが語ったMCUフェーズ4でのアベンジャーズの状況についてはこちらの記事で。