ドラマ『ムーンナイト』将来に注目
MCUドラマ最新作『ムーンナイト』は2022年3月30日(水)に配信開始。マーベルのドラマ作品としては『ホークアイ』以来の5作品目となり、映画にも登場していない新キャラを主人公に据えたドラマはMCUで初めての試みになる。
新キャラの“ムーンナイト”になるマーク・スペクターを演じるのはオスカー・アイザック。「スター・ウォーズ」シリーズのポー役や『DUNE/デューン 砂の惑星』(2021) のレト・アトレイデス役など、SF作品での活躍が目立つオスカー・アイザックは、2022年公開予定のアニメ映画『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(パート1)(原題)』で中心的なキャラクターになるスパイダーマン2099ことミゲル・オハラの声を演じている。
オスカー・アイザックはスペインメディアのStrip Marvelに登場し、ムーンナイトがMCUに加わるにあたって、「今後チームメイトにしたいアベンジャーズのヒーロー」を聞かれ、今後の展開を示唆する内容のコメントをしている。
本当のことを言うと、アベンジャーズよりもミッドナイト・サンズなんです。想像してみてください、パニッシャー、ゴーストライダー、デアデビル、ブレイド……。とても面白いグループになると思いますよ。
オスカー・アイザックは共演したいアベンジャーズのメンバーを聞かれた上で、“ミッドナイト・サンズ”というマーベルのチームを挙げ、メンバーとしてパニッシャー、ゴーストライダー、デアデビル、ブレイドの名前を挙げている。
ミッドナイト・サンズはコミック版『ゴーストライダー』で1992年に誕生し、90年代に複数のコミックシリーズが刊行された。初期のメンバーはブレイドやモービウス、ゴーストライダーらで、後にドクター・ストレンジやムーンナイトが加わっている。
ミッドナイト・サンズは神秘的な能力を持つメンバーが多いのが特徴だ。米国ではNetflixドラマとして製作されたドラマ『パニッシャー』(2017-2019) や『デアデビル』(2015-2018) などがDisney+に加わったばかりで、映画『ブレイド(原題)』もMCUでのリブートが決定している。今後、ムーンナイトがマーベル内でダークヒーローのチームに加わる可能性は間違いなくあるだろう。
一方、オスカー・アイザックが名前を挙げたデアデビルは、コミック版ではミッドナイト・サンズのメンバーではない。あえてミッドナイト・サンズのメンバーとしてデアデビルの名前ことは、少し気になる。もしかして、すでに何かしらの話が動いているのだろうか……?
なお、ミッドナイト・サンズは近年になり、(日本語では変わらないが)「息子たち」を意味する「Sons」から「太陽」を意味する「Suns」に表記が変更されている。2022年内に発売を予定しているゲーム『マーベル ミッドナイト・サンズ』では、オリジナルキャラクターのハンターが主人公で、性別と能力を選べるようになっている。
Ready to SLAY! pic.twitter.com/1MknRUDt4u
— Marvel’s Midnight Suns (@midnightsuns) August 27, 2021
今回のムーンナイトのミッドナイト・サンズへの合流については将来的な話だが、ドラマ『ムーンナイト』ではアベンジャーズメンバーが登場するという噂もある。本作で共演するヒーローにも注目だ。
ドラマ『ムーンナイト』は2022年3月30日(水) よりDisney+で独占配信。
『ムーンナイト』の原作コミックは堺三保による日本語訳全2巻が発売中。
『ムーンナイト』本予告の解説とあらすじはこちらの記事で。
『ムーンナイト』第1話の評価はこちらから。
シーズン2の可能性についてはこちらから。
『ムーンナイト』予告に登場したサノスの痕跡の解説はこちらから。
『ムーンナイト』の次に配信されるMCUドラマ『ミズ・マーベル』の予告編と解説はこちらから、