マーベル世界がゾンビアポカリプスに
2021年8月11日(水)より配信を開始するMCU初のアニメシリーズ『ホワット・イフ…?』より、アーティストのFreyaが手掛けたキャプテン・カーターのポスターに続き、クリス・クリストドゥールーが手掛けた新ポスターが公開された。今回は、ゾンビが溢れるアポカリプス(世界の終末)が写し出されている。
ポスターに描かれているのは、破壊されたアベンジャーズのロゴマークに、ゾンビ化したキャプテン・アメリカ、そしてアイアンマンの姿。中央にはゾンビ化した人々の手が何本も生えている。キャプテン・アメリカはこちらに向かってきているように見え、アイアンマンは手中のビームをこちらに向けている。ゾンビ化したアベンジャーズは、私たちの敵になってしまったのだろうか……。
マーベルのヒーローたちがゾンビになってしまう「マーベル・ゾンビーズ」は人気のコミックシリーズ。2020年12月に公開された『ホワット・イフ…?』の映像では、ゾンビ化したスティーブ・ロジャースが投げた盾を、ゾンビ化していないウィンター・ソルジャーことバッキー・バーンズがキャッチして投げ返すシーンも。この時、バッキーの左腕はワカンダで製造されたヴィブラニウム製の義手になっており、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018) 以降の物語であることが示唆されている。
また、ホットトイズからは『ホワット・イフ…?』に登場する“ゾンビハンター・スパイディ”のフィギュアが発売されることが発表された。バッキーやピーター・パーカーら、ゾンビ化せず生き残ったアベンジャーズがゾンビ化したアベンジャーズと戦う展開になるのだろうか。ヒーローたちがゾンビ化した理由も気になるところだ。
サブジャンル化進むMCU
MCUのフェーズ4では、2021年に配信された『ワンダヴィジョン』ではシットコム、『ロキ』では監視社会ディストピアとタイムトラベルSFなど、各作品をサブジャンルで描く傾向を見せている。
映画では『ブラック・ウィドウ』がスパイものの定番を塗り替える展開を見せたのも印象的だった。
そして、MCUのメインストーリーでは難しいであろう“ゾンビアポカリプス(ゾンビ終末)もの”を「もしも」を描くアニメシリーズの『ホワット・イフ…?』でやってしまうとは、やはりMCUが相当にサブジャンルを重視していることの現れだろう。
『ホワット・イフ…?』はフェーズ3までの各作品を題材に「あり得た展開」を描き出すMCU新シリーズ。予告では「マルチバースの扉が開く」とされており、ドラマ『ロキ』で生まれたマルチバース化の流れが一気に進む可能性もある。特にペギー・カーターが超人血清を打った姿である“キャプテン・カーター”については、映画作品への合流も期待されている。
果たしてゾンビ化したMCUはどのような結末を迎えるのか、配信を楽しみに待とう。
Get ready 🧟♂️
Here’s the next piece in a series of posters inspired by Marvel Studios’ #WhatIf The Original Series starts streaming August 11 on @DisneyPlus. Art by @chris_digiart. pic.twitter.com/QZ38WC9Yd1
— Marvel Entertainment (@Marvel) August 7, 2021
アニメ『ホワット・イフ…?』は2021年8月11日(水) 16時よりDisney+で配信開始。
『ホワット・イフ…?』第5話についてはこちらから。
『ホワット・イフ…?』キャプテン・カーターのポスターはこちらから。
『ホワット・イフ…?』に登場するスティーブ・ロジャースの意外な姿はこちらから。