『バッド・バッチ』シーズン3は2月21日配信開始 予告編に意外な人物が登場、実写作品にも影響が? | VG+ (バゴプラ)

『バッド・バッチ』シーズン3は2月21日配信開始 予告編に意外な人物が登場、実写作品にも影響が?

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『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』いよいよ完結へ

「スター・ウォーズ」シリーズの最新アニメ『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』(2021-) のファイナルシーズンとなるシーズン3が、いよいよ米時間の2024年2月21日(水) より配信を開始する。米スター・ウォーズ公式が米時間1月22日(火) に発表した。

『バッド・バッチ』はアニメ『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』(2008-2020) のスピンオフ兼続編として制作された作品で、帝国勃興の時代に翻弄されるクローン兵たちの姿が描かれる。クローン技術の行方や帝国支配の変遷に焦点が当てられるなど、「スター・ウォーズ」史を穴埋めする意味でも貴重な作品になっている。

シーズン2ではクローンの“不良分隊”であるバッド・バッチがパブーという定住地を見つけるも、クロスヘアー奪還に挑み、逆にオメガとテクを失ってしまった。これまで16話で綴られてきた『バッド・バッチ』だが、シーズン3は全15話で構成され、シリーズのフィナーレを迎えることが明らかになっている。

『バッド・バッチ』シーズン3の配信日は2月21日(水)からで、初週にはシーズン3第1話から第3話までが一斉に配信される。その後は概ね毎週各1話ずつ配信されるが、第6話と第7話、第10話と第11話は同日に配信される。最終回の第15話は2024年5月1日(水) に配信されることになる。これは「スター・ウォーズの日」として知られる5月4日を週末に控えた時期である。

『バッド・バッチ』シーズン3予告公開

『バッド・バッチ』シーズン3の配信日と共に、公式予告も公開された。

予告編は、バッド・バッチに残された3人(ハンター、レッカー、エコー)が帝国軍のトルーパーと交戦する姿から幕をあける。これを助けに来たのはパブーで別れた宇宙海賊のフィーだ。ドラマ『マンダロリアン』(2019-) では主人公ディン・ジャリンの前に宇宙海賊が立ちはだかったが、シリーズによって誰でも敵にも味方にもなるのが「スター・ウォーズ」の面白いところだ。

そして登場したのは歴戦のクローン・コマンダー、レックス。「戦争が終われば、同胞を失うのも終わりだと思っていた。だが、それは間違いだった」と語り、『バッド・バッチ』シーズン2のフィナーレで谷底に落ちていったテクの姿が映し出されている。

続けて、前シーズンで捕えられたオメガとクロスヘアー、そして帝国でクローンの実験に取り組むヘムロックが登場。バッド・バッチが囚われのオメガを助け出すために動き出す中、パルパティーンは帝国の未来を守るためならなんでもやれと指示。さらにシーズン1に登場し、ドラマ『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』(2021-2022) でも実写化された賞金稼ぎのキャド・ベインの姿も確認できる。

これがバッド・バッチの「最後の戦い」となることが予告されると、予告編のラストには、なんとアサージ・ヴェントレスが登場。アサージは『クローン・ウォーズ』で活躍を見せた人物だ。元々はダース・モールと同じく惑星ダソミアの出身で、ドラマ『アソーカ』(2023-) でもその先祖が登場したナイトシスターの一人だった。

奴隷として売り渡されたヴェントレスは、ジェダイにフォース・センシティブであることを見出されてパダワンとなるが、ダークサイドに堕ちてドゥークー伯爵の弟子となった。『クローン・ウォーズ』ではオビ=ワン・ケノービやアナキン・スカイウォーカーと渡り合ったが、その力を脅威に感じたパルパティーンの指示によりドゥークーに裏切られて独立。個人事業主としてアソーカらと共闘するも、正史に組み込まれている小説『ダーク・ディサイプル(原題)』(20159 では、ジェダイ・マスターのクインラン・ヴォスを助けて命を落としたと思われていた。

『バッド・バッチ』シーズン3でアサージ・ヴェントレスが登場するということは、アサージ・ヴェントレスが今後の実写作品に登場する可能性も出てきた。アサージのルーツであるナイトシスターが登場した『アソーカ』はすでにシーズン2の製作が始まっているが、『バッド・バッチ』シーズン3のフィナーレが他作品にどのような影響を与えるのかにも注目だ。

アニメ『バッド・バッチ』シーズン3は2024年2月21日(水) より、ディズニープラスで独占配信。シーズン1とシーズン2は配信中。

『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』(Disney+)

Source
StarWars.com

『バッド・バッチ』シーズン2最終話のネタバレ解説はこちらから。

『バッド・バッチ』シーズン3の第一報で明らかになった情報はこちらから。

 

 

『マンダロリアン』シーズン4の最新情報はこちらの記事で。

『アソーカ』シーズン2の最新情報はこちらから。

映画『マンダロリアン&グローグー』についてはこちらの記事で。

ネタバレ注意!『アソーカ』最終話から考察するマンダロリアンとジェダイの今後についてはこちらの記事で。

 

ドラマ『アコライト』は『エピソード1』の100年前が舞台。詳しくはこちらから。

新たな「スター・ウォーズ」映画三作品の詳細はこちらの記事で。

齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。編著書に『プラットフォーム新時代 ブロックチェーンか、協同組合か』(社会評論社)。
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