The Game Awards 2019ノミネート作品発表
米時間の2019年11月19日 (火)、世界最大級のゲーム賞として知られる“The Game Awards”の2019年度のノミネート作品が発表された。2018年は『レッド・デッド・リデンプションII』が最多となる8部門にノミネートされたが、2019年は小島秀夫監督が手がけた『DEATH STRANDING (デス・ストランディング)』が同じく8部門ノミネートで最多ノミネートを達成した。Remedy EntertainmentによるSFゲーム『CONTROL』が7部門でこれに続き、SFゲームが強さを見せている。
2018年のThe Game Awardsは、『Marvel’s Spider-Man』が7部門、『デトロイト ビカム ヒューマン』が3部門にノミネートされたが、両作品ともに惜しくも受賞を逃していた。2018年のゲーム・オブ・ザ・イヤーには『ゴッド・オブ・ウォー』が選ばれている。
『デススト』が最多ノミネート
『デス・ストランディング』がノミネートされたのは、その年最高のゲームを選ぶゲーム・オブ・ザ・イヤーの他、Best Game Direction、Best Narrative、Best Art Direction、Best Score/Music、Best Audio Design、Best Action/Adventure Game。そしてクリフを演じたマッツ・ミケルセンとサム・“ポーター”・ブリッジスを演じたノーマン・リーダスがBest Performanceにノミネートされている。
MGS監督絶賛の『CONTROL』
『CONTROL』は実写映画版『メタルギア ソリッド』を手がけるジョーダン・ヴォート=ロバーツ監督が賞賛した作品。日本では12月12日の発売を予定しているが、海外では8月27日に発売されている。ジョーダン・ヴォート=ロバーツ監督は、『CONTROL』をプレイしたことで、“コントロール”に関する驚くべき発見があったと述べている。同監督による『CONTROL』評は以下の記事に詳しい。
なお、『CONTROL』はゲーム・オブ・ザ・イヤーを含め、ノミネートされた全7部門で『デス・ストランディング』と賞を争う。
変化するゲームへの評価
2019年は、SFとゲームの関係に大きな変化が起きた年でもあった。SF最高賞の一つであるネビュラ賞にゲームライティング部門が設けられ、記念すべき一作目の受賞作品が発表されたのだ。同賞の受賞作品には、Netflixが配信したインタラクティブコンテンツ『ブラックミラー: バンダースナッチ』が選ばれたが、The Game Awards 2018ゲーム・オブ・ザ・イヤーを受賞した『ゴッド・オブ・ウォー』もノミネートを果たしていた。
『デス・ストランディング』を手がけた小島秀夫監督もまた、ドイツで開催されたイベントEGX Berlin 2019で、映画とゲームの距離が縮まっていく現状と未来を分析していた。詳細は以下の記事をご覧いただきたい。
The Game Awards 2019の各賞受賞作品および受賞者の発表は米西海岸時間2019年12月12日の20時30分より。全部門のノミネート作品は公式サイトで確認できる。