シモン・ストーレンハーグ最新作『The Labyrinth』
『ザ・ループ TALES FROM THE LOOP』(2014)、『エレクトリック・ステイト THE ELECTRIC STATE』(2018) といったSFイラスト集で知られるシモン・ストーレンハーグの最新作が2020年12月に刊行される。タイトルは「迷宮」を意味する『The Labyrinth』。これまでの作品に比べてダークな作風になっており、何者かに侵食され荒廃した世界が写し出されている。
スウェーデンの出版社Free League Publishingから出版される『The Labyrinth』は、前作同様クラウドファンディングサイトのキックスターター (Kickstarter) でプロジェクトが立ち上げられた。10月8日にファンドの募集を開始したが、わずか19分で目標額を達成。10月31日のファンド終了まで12日を残し、当初の目標額の10倍にあたる約2,500万円を集めている。
キックスターターでの支援者には、12月に『The Labyrinth』が届けられる。
映像化続くストーレンハーグ作品
シモン・ストレーンハーグは、スウェーデンの人気イラストレーターで、日常風景とSF世界が融合したような作風で知られる。ストーリー付きイラスト集『ザ・ループ TALES FROM THE LOOP』はAmazonプライムビデオでドラマ化され、2020年4月に配信を開始した。
また、『エレクトリック・ステイト THE ELECTRIC STATE』は、「アベンジャーズ」シリーズのルッソ兄弟の手によって映画化されることが決定している。『The Labyrinth』もまた、シモン・ストーレンハーグの映像化作品に名を連ねることになるのだろうか。
『The Labyrinth』のクラウドファンディングは、10月31日までキックスターターで実施中。
ドラマ『ザ・ループ TALES FROM THE LOOP』はAmazonプライムビデオで配信中。