『ザ・ループ TALES FROM THE LOOP』配信中
AmazonプライムビデオよりSFドラマアンソロジー『ザ・ループ TALES FROM THE LOOP』の配信がスタートした。ドラマ『ザ・ループ』は、スウェーデン人アーティストのシモン・ストーレンハーグが2014年に発表したストーリー付きの同名イラスト集が原作。田舎町のノスタルジックな風景にロボットや宇宙船といったSF的な要素を共存させた作品で、世界で高い評価を得ている。
今回の実写ドラマ化作品のあらすじやメイキングは以下の記事からご覧いただける。
スウェーデン政府がお墨付き
そんなドラマ『ザ・ループ』について、意外な人たちが支持を表明している。それは、スウェーデン政府の公式広報Twitterアカウントだ。『ザ・ループ』が配信が始まった4月3日、同アカウントは以下のように投稿している。
Amazon series ‘Tales from the Loop’ is based on Swede @simonstalenhag‘s sci-fi art. His images of robots in rural landscapes, one critic writes, are ‘like Polaroids from a childhood we never had in the future’. UK & US premiere today!#TalesFromTheLoop https://t.co/MRROCGR6bA
— Sweden.se (@swedense) April 3, 2020
Amazonシリーズの『ザ・ループ TALES FROM THE LOOP』はスウェーデン人のシモン・ストーレンハーグによるSFアートが原作です。彼の描き出す田舎町にロボットが溶け込んでいる情景について、「まるで私たちが経験することのなかった、未来における子ども時代のポラロイド写真」という批評もあります。
イギリスとアメリカで本日公開!
ドラマ『ザ・ループ TALES FROM THE LOOP』は、こうしてスウェーデン公式のお墨付きを得ることに。原作者のシモン・ストーレンハーグはこのツイートを引用し、「国をあげて応援してくれています」と喜んだ。
I’ve got the whole country behind me on this https://t.co/qJqeik7Dwi
— Simon Stålenhag (@simonstalenhag) April 3, 2020
スウェーデン政府の公式Twitterアカウントは、普段はもちろん政府の広報アカウントとして運用されており、新型コロナウイルス感染症対策についてのアイデアと実践を募るハッカソン “Hack the Crisis” に関する情報なども提供している。一方で、スウェーデンの児童文学である『長くつ下のピッピ』(1945)についての情報など、文化的な発信も忘れていない。
なお、シモン・ストーレンハーグは『ザ・ループ』でオープニングの原案も手がけている。詳細は以下の記事からご覧いただける。
スウェーデンを代表する作品になりつつある『ザ・ループ TALES FROM THE LOOP』。ドラマ版で忠実に再現されたシモン・ストーレンハーグの世界観を楽しもう。
『ザ・ループ TALES FROM THE LOOP』はAmazonプライムビデオで独占配信中。
原作イラスト集はグラフィック社より発売中。
ドラマ『ザ・ループ』のあらすじは以下の記事から。
第1話「ループ」のネタバレ解説は以下の記事から。