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女版ヴェノム、“シーヴェノム”映画化の可能性は…? 今後のSUMCは女性キャラクター中心の構成に

『ヴェノム』大ヒットでスピンオフ製作は?

大ヒット映画の仲間入り

あれよあれよと2018年を代表する大ヒット映画にのぼり詰めた『ヴェノム』。Box Office Mojoのデータによると、11月21日の時点で、世界累計興行収入は7億8,000万ドル超え。軽々と「アメイジング・スパイダーマン」シリーズ二作の興行成績を飛び越え、サム・ライミ監督版「スパイダーマン」三部作の興行収入に挑む。海外では、2020年に続編が公開される可能性が高いという報道もされている。

気になるあのキャラクターは…

稀に見る大ヒット作品となった『ヴェノム』だが、気になるのは、同作からの更なるスピンオフ作品が制作される可能性についてだ。映画『ヴェノム』は独立した物語として制作されたが、ヴェノムは本来、「スパイダーマン」シリーズで誕生したキャラクター。そんな『ヴェノム』からの更なるスピンオフ作品の題材として、にわかに注目されているのが、“シーヴェノム”の存在だ。

“シーヴェノム”とは?

シーヴェノムとは、コミックに登場する女性版のヴェノムのこと。“シー”とは、英語の“she=彼女”を意味している。アメコミでは、頭に“シー (she-)”が付くキャラクターは既に存在している男性キャラクターの“女版”を指す。“シーハルク”が代表的なキャラクターだ。
原作コミックでは、シンビオートの力を手に入れてシーヴェノムとなったキャラクターが、過去に自分を苦しめた男性達に復讐を果たしていく。そんなシーヴェノムの単独映画製作の可能性はあるのか、現在の状況を紐解いていこう。

―以下の内容は、映画『ヴェノム』の内容に関するネタバレ含みます―

スクリーンデビューを果たした“シーヴェノム”

ミシェル・ウィリアムズが好演

すでに映画『ヴェノム』を鑑賞された方はご存知の通り、シーヴェノムはスクリーンデビューを果たしている。シンビオートがミシェル・ウィリアムズ演じるアン・ウェイングに寄生し、トム・ハーディ演じるエディ・ブロックのピンチに馳せ参じるのだ。原作コミックにおいても、シーヴェノムの宿主はこのアン・ウェイング。コミックではエディの元妻という設定だ。『ヴェノム』でミシェル・ウィリアムズがアン・ウェイング役を演じることが報じられた際には、シーヴェノムのスクリーンデビューが期待されていた。

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ミシェル・ウィリアムズの感想は!?

そのアン・ウェイングを演じるミシェル・ウィリアムズ自身は、今回シーヴェノムを演じたことを、どのように捉えているのだろうか。ただのヒロイン役かと思いきや、アクションありCGあり、何よりもシーヴェノムのスクリーンデビューという大役を任されたのだ。彼女は、ComicBook誌のインタビューに以下のように話している。

経験したことのないものに挑戦するのが好きなの。新しいものならなんでもね。それは25年間変わらないことよ。「ワーオ、クールじゃん!こんなアクションやったことないわ」とか、「こんなにテクノロジーを使って演技したことないわ」って思うものなら何でも楽しんで取り組めるわ。だって、自分が全く知らないことなんだもの。

by ミシェル・ウィリアムズ

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マリリン・モンローからシーヴェノムへ

実は、この役が決まるまでは、MCUにも強い関心はなかったというミシェル・ウィリアムズ。役が決まってから、知人にシーヴェノムを演じることのすごさを説かれたという。かつては『マリリン 7日間の恋』(2011)でマリリン・モンローを演じたこともある彼女のキャリアとは無縁にも思える役柄だったが、未知の領域さえも楽しむ役者魂でシーヴェノムを演じ切った。MCU作品を鑑賞し、「とても楽しかった」と語る彼女が、シーヴェノムを“続投”する可能性は十分にありそうだ。

女性キャラクターを中心に展開するSUMC

ソニー・ユニバースの展開は?

現在ソニーは、“ソニーズ・ユニバース・オブ・マーベル・キャラクター (SUMC)”と呼ばれる、ソニーが版権を持つマーベルキャラクターのユニバースを展開している。その第一弾が『ヴェノム』であり、第二弾が先日2020年の公開が発表された『モービウス (原題 : Morbius)』なのだ。『モービウス』では、『スーサイド・スクワッド』(2016)でジョーカーを演じたジャレッド・レトが主演を務めることが決まっている。その後は、ブラックキャットやシルバー・セーブルといったキャラクターの単独映画製作が決まっているが、何を隠そう、これらのキャラクターは全て、「スパイダーマン」シリーズに登場するキャラクターなのだ。

公開を予定しているソニーズ・ユニバース・オブ・マーベル・キャラクター作品

作品名 公開 (予定)
ヴェノム 2018
モービウス 2020
ヴェノム2 ? 2020 ?
ブラックキャット ????
シルバー・セーブル ????
ナイトウォッチ ????
クレイヴン・ザ・ハンター ????
ジャックポット ????

『ウエストワールド』脚本家を起用!?

ブラックキャットとシルバー・セーブルについては、『シルバー&ブラック』というバディムービーの製作が予定されていたが、それぞれの単独映画の製作に切り替えられた。『シルバー&ブラック』については、『ウエストワールド』の脚本を手がけているリサ・ジョイがスクリプトを手がけており、別の作品で彼女が再登板する可能性もある。更に、マーベルのMCUにおいても、DCのDCEUにおいても、女性が主役に据えられた作品は少ないが、SUMCは既に4本の作品で女性キャラクターを主役に抜擢することを発表している。『ウエストワールド』で女性の闘いを描いたリサ・ジョイが、「スパイダーマン」シリーズにおける女性キャラクターの物語を描きなおすとすれば、SUMCの大きな特徴の一つとなるだろう。

ヴェノムの単体映画完成までに要した歳月は…

ヴェノムがスクリーンデビューを果たしたのは、『スパイダーマン3』が公開された2004年。様々な事情により、単独映画が完成するまで14年の歳月を要した。そして、それを実現したのが、ソニーによる新ユニバース・SUMCだった。
「スパイダーマン」シリーズのキャラクターを対象に、女性キャラクターを積極的に映画化するSUMC。『ヴェノム』は大ヒット、ミシェル・ウィリアムズもシーヴェノム役を楽しんでいる。“シーヴェノム”映画化の条件は十分に揃っているようにも思えるが、ファンの皆さんはどう考えるだろうか。

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– Source –
ComicBook / Deadline / Screen Rant

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