「ヴェノムは純粋で無邪気」その理由とは?
オープニング週末堂々の1位
2018年11月に日本で公開された映画『ヴェノム』。オープニング週末の興行成績・動員では、堂々の1位を獲得した。
㊗興行収入No.1㊗
オープニング週末 興収・動員ともに圧倒的No.1スタート!!
日本でのNo.1オープニング達成が後押しとなり、全世界累計興行収入は今週末で約612億円を突破!!
この勢いはもう止められない💥映画『#ヴェノム』大ヒット上映中!
▽ヴェノム公式アカウントはコチラ@VenomMovieJP pic.twitter.com/ABFMQyiHzf— ソニー・ピクチャーズ (@SonyPicturesJP) 2018年11月5日
以下の内容は、映画『ヴェノム』の内容に関するネタバレを含みます。
“バディもの”として大人気に!
日本のSNSでは、トム・ハーディ演じるエディ・ブロックとヴェノムの“バディもの”として人気に火が付き、大きな盛り上がりを見せた。日本の映画ファンに衝撃を与えたのは、ヴェノムに対して抱いていたイメージと、実際のキャラクターのギャップだ。恐ろしい力を持ちながら、エディと打ち解けあっていくその姿に多くのファンが虜になった。
「ヴェノムには高度な知性を与えることもできる」
そんなヴェノムの生態について、主演のトム・ハーディが興味深い発言をしている。アメリカでの映画公開直後、米SCREEN RANTのインタビューにおいて、ヴェノムを「純粋で無邪気な存在」と前置きした上で、以下の様に話したのだ。
私たちは、やろうと思えば彼に高度な知性を与えることもできます。だけど、この星において最も重要なことは、「何を食ってどこで寝るか」でしかないんです。
トム・ハーディは、そんな“純粋”なヴェノムの特性が、地球人特有の倫理観と混ざり合うことでエディを苦悩させていると話す。確かにヴェノムは、全てを破壊して世界を混沌に陥れ入れたい、という様な“狂気”を抱いたキャラクターではない。劇中でも、生存の為に最善の道を選んでいくだけだ。「バットマン」シリーズに登場するジョーカーの様な“純粋悪”などでは決してなく、サバイバルの為に奮闘する“無邪気”な存在なのだ。
“無邪気”と“倫理”の狭間で
『ヴェノム 』では、ヴェノムの生存と、エディが考える人間の倫理観の間に落とし所を見つけるべく、二人が交渉を重ねるシーンが印象的だった。エディとヴェノムの劇中の会話に焦点を絞ると、その内容は、交渉と譲歩の連続であったことに気づくだろう。異なる価値観を持ちながら互いに譲歩し、二人は“バディ”へと成長していくのだ。
それにしても、トム・ハーディの「彼には高度な知性を与えることもできる」という発言は興味深い。いつか、エディが育てた“知的なヴェノム”を見られる日がくるかも?
映画『ヴェノム』は、Blu-rayとサントラが発売中。
Source
SCREEN RANT
『ヴェノム』エンディング後のその後を映し出した続編の予告はこちらから。
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