映画『ブルービートル』11月29日(水)デジタル先行配信 | VG+ (バゴプラ)

映画『ブルービートル』11月29日(水)デジタル先行配信

DC LOGO, BLUE BEETLE and all related characters and elements(C) & DC. Blue Beetle (C)2023 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved

12月20日よりBlu-ray&DVDセット発売

アメリカで2023年8月18日(金)に劇場公開されたアンヘル・マヌエル・ソト監督によるDCEU作品『ブルービートル』が、日本では2023年11月29日(水)にデジタル先行配信、2023年12月20日にBlu-ray&DVDの2枚組セットが発売されることが決定した。また、劇場での公開は東京コミコンでの一夜かぎりのプレミア上映となった。

もともとはHBO Maxの配信作品として制作されていた『ブルービートル』。しかし、上層部の人事による方針転換など、様々な事情がかさなり、本国アメリカでは劇場公開作品となった。しかし、劇場公開映画の興行成績としては約2千500万ドルと制作陣の予想を下回る結果となり、マーケティングの費用を鑑みて韓国など諸外国では配信に切り替えられるなど、劇場公開と配信の間を行ったり来たりしていた。

そのため、日本のDC作品ファンは日本では劇場公開になるのか、それとも配信になるのかで不安が広がったが、その後の情報は無く、現在になりデジタル先行配信が決まった形となる。現時点で冒頭10分がYoutubeで無料公開されるなどしているが、日本語吹替キャスト発表などは無く、字幕のみの可能性も高い。

ラテン系の客層をターゲットに制作されたDCEUの作品である『ブルービートル』はDCUでも中核になる可能性もあったため、日本のファンは劇場では公開されないものの、日本未公開とはならず一安心できたかもしれない。だが、その一方で日本市場では『ブルービートル』の劇場での利益が見込めないと判断されたとなると、今後のDCU作品の劇場公開や配信に影響を及ぼす可能性がある。

そのため、今後の日本におけるDCU展開においても重要な鍵を握ることになった映画『ブルービートル』。2023年に公開されたDCEU映画である『シャザム!〜神々の怒り〜』や『フラッシュ』も予想していた利益を下回ったと報道され、一部ではDCEUからDCUへの移行で続編が無い可能性が高くなり、観客の興味が失われたとの見方もある。

2023年に公開されるDCEU作品にはジェームズ・ワン監督作、ジェイソン・モモア主演の『アクアマン/失われた王国』があり、ジャスティスリーグのキャストを総入れ替えする旨の発言をジェームズ・ガン共同CEOが行なっていることから、日本における『ブルービートル』の反響と合わせてDCEU、DCUの今後に注目していきたい。

『ブルービートル』は11月29日(水)デジタル先行配信、12月20日(水)Blu-ray&DVD2枚組セット発売。

『ブルービートル』公式サイト

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『ブルービートル』の韓国での配信に関する記事はこちらから。

DCEU最後の作品『アクアマン/失われた王国』の公開日決定の記事はこちらから。

『ブルービートル』予告編第1弾の解説&考察はこちらから。

『ブルービートル』予告編第2弾の解説&考察はこちらから。

同じラテン系ヒーローとして繋がる『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』との関係性に関する記事はこちらから。

『ザ・フラッシュ』公開までの経緯のまとめはこちらから。

DCU10年計画『神々と怪物』の全作品の紹介はこちらから。

ヘンリー・カヴィルのスーパーマン降板に関する経緯はこちらから。

鯨ヶ岬 勇士

1998生まれのZ世代。好きだった映画鑑賞やドラマ鑑賞が高じ、その国の政治問題や差別問題に興味を持つようになり、それらのニュースを追うようになる。趣味は細々と小説を書くこと。
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