ドラマ『シー・ハルク』新ロゴ公開
MCUドラマとしてDisney+での配信が決定していた『シー・ハルク(原題:She Hulk)』の正式なタイトルロゴが発表された。これまではハルクに寄せた無骨なデザインが特徴だったが、一転して大都会を背景としたスタイリッシュなイメージに。「彼女」を意味する「SHE」と「HULK」の文字をズラしたロゴデザインとなっている。
Marvel Studios’ She-Hulk, an Original Series, coming soon to #DisneyPlus. #DisneyPlusDay pic.twitter.com/hQKDvEVNAj
— Disney+ (@disneyplus) November 12, 2021
また、Disney+内で会員向けに公開された「マーベル・スタジオ 2021 ディズニープラス・デイ スペシャル」の映像では、初の本編映像も公開されている。主人公ジェニファーは「私は普通の弁護士」と言った後、緑色の姿を見せ「そうでもないか」と言い直す。理性を操れるようになったハルクことブルース・バナーがジェニファーをトレーニングするシーンも。
『シー・ハルク』はMCUでは初の“法廷コメディ”として描かれることが発表されている。今回公開された映像でも『ワンダヴィジョン』のようにレトロな映像に切り替わると、「怒らせないで。私を嫌いになるから」と話すジェニファーのコミディ風の姿が映し出されている。
実はこれは1977年から1982年まで放送されたドラマ『超人ハルク』のワンシーンのパロディだ。マーク・ラファロ演じるブルース・バナーは、ビル・ビクスビー演じるブルース・バナーが着ていたのと同じ服を着ている。そして、ジェニファーの前述のセリフは、『超人ハルク』のブルースの決め台詞だ。
マーベル・スタジオ 2021 ディズニープラス・デイ スペシャル
『シー・ハルク』の配信開始日については「Coming soon(近日)」とされている。本作は2021年4月より米アトランタで撮影を開始し、8月に撮影を終えている。ドラマ『シー・ハルク』はMCUフェーズ4内の作品として配信される予定で、主人公のシー・ハルクことジェニファー・ウォルターズ役をタチアナ・マスラニーが演じる。
『シー・ハルク』では、女性(She)のハルクであるシー・ハルクの誕生から物語が始まる。弁護士として働くジェニファー・ウォルターズがある事件をきっかけに重傷を負った結果、従兄弟のハルクことブルース・バナーから輸血を受け、ハルクの能力を手に入れる。だが、ブルースと違ってジェニファーはハルクの力をコントロールできる。
『シー・ハルク』は各話30分、全10話での配信を予定している。
主演はタチアナ・マスラニー
主演のタチアナ・マスラニーはカナダ出身の俳優。映画『ボストン ストロング 〜ダメな僕だから英雄になれた〜』(2017) でエリン・ハーリー役を演じ、ドラマ『オーファン・ブラック 暴走遺伝子』(2013-2017) で主演を務めた。
また、ブルース・バナーを演じてきたマーク・ラファロも『シー・ハルク』への出演が決まっている。そして、『インクレディブル・ハルク』(2008) のヴィランで、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021) にも登場したアボミネーションを演じるティム・ロスも出演が決定している。
だが、『シー・ハルク』のヴィランはアボミネーションではなく、原作コミックにも登場するティターニアとされている。ティターニア役を演じるのはドラマ『グッド・プレイス』(2016-2020) でタハニ・アル=ジャミルを演じたジャミーラ・ジャミル。『シャン・チー』でも印象的な姿を見せたアボミネーションの役割にも注目だ。
『シー・ハルク』のショーランナーと脚本を務めるのは人気アニメ『リック・アンド・モーティ』(2013-) に脚本家として参加しているジェシカ・ガオ。MCU初の法廷コメディドラマをどのように仕上げるのか、注目が集まる。
なお、『シー・ハルク』は『ザ・マーベルズ』に出演するパク・ソジュンの配役と結びつける予想や、『エターナルズ』の内容と結びつける予想も出ている。マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギはシー・ハルクが将来的にMCUの映画シリーズに登場することを明言している。引き続き続報を注視しよう。
ドラマ『シー・ハルク(原題:She Hulk)』はDisney+で独占配信開始。
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