ドラマ『ボバ・フェット』特報解説! ボマー・オーダー登場の意味は? ボバ・フェットの心境に注目 | VG+ (バゴプラ)

ドラマ『ボバ・フェット』特報解説! ボマー・オーダー登場の意味は? ボバ・フェットの心境に注目

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ドラマ『ボバ・フェット』本編映像公開

2021年12月29日(水)よりDisney+で独占配信を開始するドラマ『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』の特報映像が公開された。ドラマ『ボバ・フェット』は「スター・ウォーズ」シリーズのスピンオフドラマで、2020年に配信された『マンダロリアン』に続くシリーズ最新作。2021年にはアニメ『スター・ウォーズ:バッド・バッチ』も配信され、同作では『ボバ・フェット』へと続く描写も取り入れられた。

満を持して配信されるドラマ『ボバ・フェット』だが、本編の映像が公開されるのは今回が初となる。映像にはどのようなヒントが仕込まれていたのか、各シーンをチェックしてみよう。

ドラマ『ボバ・フェット』特報映像を解説

特報予告の冒頭に登場するのは、クモではなくボマー・オーダーだ。ボマー・オーダーは脳を身体から取り出して生きるという独特の宗教を持った修行僧の集団で、『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983) に登場している。クモのように見えるのはドロイドで、ぶら下げているのは脳である。

なお、ジャバ・ザ・ハットはボマー・オーダーの修道院の宮殿をアジトとして使用していた。『マンダロリアン』シーズン2の最終話では、ジャバ・ザ・ハットの死後にその地位を引き継いだ側近のビブ・フォーチュナをボバ・フェットが倒し、ボバ・フェットが宮殿の新たな主人になっている。

今回、ドラマ『ボバ・フェット』の特報予告の冒頭に『エピソード6』で登場したボマー・オーダーをいきなり登場させた。そこには、本作がボマー・オーダーからジャバ・ザ・ハット、ビブ・フォーチュナからボバ・フェットへと、連綿と続く歴史を持った正史(カノン)であることを示す目的が窺える。

そして、ボバ・フェットは「私は賞金稼ぎではない」と、かつて銀河一の賞金稼ぎと呼ばれたその肩書を否定する。ボバ・フェットに問いかける声は、「元雇い主の玉座に座っているな?」と、「スター・ウォーズ」旧三部作においてボバ・フェットの雇い主であったジャバ・ザ・ハットを示唆する言葉を告げる。

これに対し、ボバ・フェットはジャバは恐怖で支配したが、自分は敬意を持って接すると支配すると反論する。その隣にいるのは、ドラマ『マンダロリアン』でデビューし、アニメ『バッド・バッチ』で若き日の姿が描かれた賞金稼ぎのフェネック・シャンドだ。『マンダロリアン』ではボバ・フェットと共に行動し、最終話でバボ・フェットと共に玉座を手中にしていた。

だが、ボバ・フェットがジャバ・ザ・ハットの元で働いていたことは、舞台となっているタトゥイーンの人々にも知れ渡っているようだ。「お互いに得になる」「手を組めば全員が儲かる」と呼びかけるが、タトゥイーンの実力者たちは非協力的だ。

フェネック・シャンドは「ジャバなら不遜な部下を化け物の餌にする」と脅しをかけているが、この化け物とは、ジャバ・ザ・ハットが飼っていたランコアのことだろう。アニメ『バッド・バッチ』でも、ビブ・フォーチュナとランコアが登場するエピソードが描かれている

ボバ・フェットは“統治”できるのか

どうやら今回の特報予告を見る限り、ドラマ『ボバ・フェット』では、政治的に非常に微妙な立場に立った“新人統治者”としてのボバ・フェットの物語が描かれるようだ。ボバ・フェットは今までさすらいの賞金稼ぎとして生きてきたが、ここに来て新たな支配者としてタトゥイーンに腰を下ろすことになる。“政治”に挑むボバ・フェットの姿は新鮮だ。

気になるのは、自由から統治へと舵を切ったボバ・フェットの心境だ。マンダロリアンとの出会いが何かを変えたのか、それとも別の狙いがあるのか……。「スター・ウォーズ」シリーズではお馴染みの惑星タトゥイーンを舞台に、新たな道を切り拓くボバ・フェットの姿を楽しみに待とう。

ドラマ『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』は2021年12月29日(水) の17時より、Disney+で独占配信。

齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。編著書に『プラットフォーム新時代 ブロックチェーンか、協同組合か』(社会評論社)。
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