ドラマ『ザ・ボーイズ』が長編映画化?
邪悪なスーパーマンと言えるホームランダーと、腐敗したヒーローを倒すためならば何でもする怪物ビリー・ブッチャーの戦いを描いてきた『ザ・ボーイズ』(2019-)。制作者のエリック・クリプキは『ザ・ボーイズ』をシーズン5で終わらせつつ、『ジェン・ブイ』(2023-)など「ザ・ボーイズ」シリーズの世界観そのものは拡大させていくことを語っている。
そんな『ザ・ボーイズ』に長編映画の話が上がっていたことが明らかになった。『ザ・ボーイズ』本編では、ヴォート社のヒーローたちが映画化されており、フェーズ19まであることをV52で語っている。現実世界のヒーロー映画も風刺する『ザ・ボーイズ』はどのように映画化される予定だったのだろうか。ポッドキャスト番組での俳優の発言をもとに『ザ・ボーイズ』長編映画化について解説していこう。
ラズ・アロンソ中心で最後は長編映画に?
今でこそ、Amazonプライムビデオのドラマシリーズで大人気作品となった『ザ・ボーイズ』だが、当初はアダム・マッケイ監督がメガホンを取って『ザ・ボーイズ』を3部作の映画にする予定であったことを米Rolling Stone誌にプロデューサーのセス・ローゲンが語っている。だが、この映画化計画はMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)という成功例の前の2008年だったため、第1作の脚本が完成してデモ・アニメーションまで制作されるもゴーサインは出なかった。
しかし、出演者は映画化の話を諦めていないようだ。マザーズ・ミルク(MM)役のラズ・アロンソは、ポッドキャスト番組「Happy Sad Confused」にシーズン5の最後を長編映画にしようとしていたことを語った。その企画に関してラズ・アロンソは「企画しましたが、うまくいきませんでした」と明かした。
エリック・クリプキは『ザ・ボーイズ』をシーズン5で終わらせることを前々から語っている。ラズ・アロンソはシーズン5に合わせて長編映画を制作しようと考えていたようだが、その企画は頓挫してしまったようだ。それにしても、もし『ザ・ボーイズ』が長編映画化することに成功していたら、作中で制作されていたヴォート社のヒーローたちの映画『セブンの夜明け』のような作品が実際に制作されていたかもしれない。
『ザ・ボーイズ』シーズン4も佳境に入り、ホームランダーとブッチャーの対決も近づいてきたが、『ザ・ボーイズ』シーズン5で2人の決着はついても世界観は拡大され続けるとされている。そのため、もしかしたらヒューイやブッチャーたちボーイズ以外のキャラクターで長編映画が制作される可能性も残されているかもしれない。今後の「ザ・ボーイズ」シリーズに注目だ。
ドラマ『ザ・ボーイズ』シーズン4はAmazonプライムビデオで配信中。
原作コミックの日本語版は、G-NOVELSから第6巻まで発売中。
Source
Rolling Stone/Happy Sad Confused
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