『ワンダヴィジョン』で人気再燃のジミー・ウー
2021年1月よりDisney+で配信を開始したMCU最新作『ワンダヴィジョン』は、全9話で構成されるドラマシリーズ。ワンダとヴィジョンによるシットコム (シチュエーションコメディ) 風ドラマが展開されるが、第4話で「マイティ・ソー」シリーズからダーシー・ルイスが登場するなど、これまでのMCUファンにとって嬉しいサプライズが続いている。
その中でも、人気が再燃したのは『アントマン&ワスプ』(2018) に登場していたFBI捜査官のジミー・ウーだ。『ワンダヴィジョン』第4話で再登場を果たすと、モニカ、ダーシーらと絶妙なコンビネーションを見せ、ファンを虜にしている。
そもそもジミー・ウーは、コミックでは1956年に登場。マーベル では“初めて好意的に描かれたアジア系アメリカ人”として知られる。ジミー・ウーというキャラクターについての詳細は、こちらの記事に詳しい。
ジミー・ウーの動画集が公開
ランドール・パークが演じるジミー・ウーの人気再燃に先駆け、Disney+では公式YouTubeチャンネルで『アントマン&ワスプ』におけるジミー・ウーの名シーンをまとめた動画を公開している。そのタイトルは「私たちがマーベルスタジオのジミー・ウー捜査官に親近感が持てる6つの理由」だ。
第6位は「子どもに説明するのが得意」。『アントマン&ワスプ』の序盤で、「パパに構わないで」と言うスコットの娘のキャシーに、父親がなぜ保護観察処分にある理由を説明する場面だ。「こう考えみて」と校則を例に挙げて説明を始めるが、すぐに「ソコヴィア協定第16条3項に違反した」と子どもには難しい法律用語を並べ立てる。この後、スコットからは「子どもの扱いがうまいね」と皮肉を言われる。
第5位は「グロいものも怖くない」。スコットの脱走を嗅ぎつけたFBIとウーは、スコットの不在を確認しようと二階に向かうが、キャシーが「パパは具合が悪い」と説明し、足止めする。「すっごいゲロ吐いた」と脅すキャシーに「私はFBIだ。もっとひどいものを見ている」と返すウーだったが、「……ゲロゲロ?」と少し心配になりつつも2階に突入する。
第4位は「いつも新しいスキルを習得しようとしている」。部下がタレコミの報告に来る時、ウーは序盤でスコットに見せられたカードマジックの練習をしている。スコットが使っていた「マジック大学」のウェブサイトを見ているが、こっそりスコットにネタ元を教えてもらったのだろうか。なお、マーベル公式は、スコットが謹慎中に取り組んでいた10のことをリストで公開。しっかりマジックの練習もこの中に入っている。
また、『ワンダヴィジョン』第4話では初対面のモニカ・ランボーに名刺を渡す際にカードマジックを披露している。懸命な努力の結果、スキルを習得したのだろう。
第3位は「コミュニティに還元している」。前述の通り、スコットから「子どもの扱いがうまいね」と皮肉を言われたジミー・ウーは、これを皮肉と知らず「教会の青年リーダーだ」と返答する。英語では「youth pastor」と言っており、若手の牧師のことを指す。忙しい中でもコミュニティとの関わりを忘れていないようだ。
第2位は「好奇心が旺盛」。「どうやったんだ、スコット」と聞き出すジミー・ウーの目的は、カードマジックのトリックを聞き出すこと。より重要な件について疑われていたと思ったスコットは「マジで?」と返している。
第1位は「いつでも一緒に出かけてくれる」。MCUファンなら大好きな名シーンだ。釈放となったスコットに、「また捕まえる」という意味で「近いうちにな」と告げたウーだったが、スコットはこれを食事か何かに誘っていると勘違いする。ウーはこれを即座に否定するが、スコットに悪いと思ったのか、「食事したかった? 空いてるよ」と聞き直すのだった。
以上が、「私たちがマーベルスタジオのジミー・ウー捜査官に親近感が持てる6つの理由」。『アントマン&ワスプ』だけでもこれだけの名場面があるのだから、ぜひとも『ワンダヴィジョン』の名場面集にも期待したい。
なお、ジミー・ウーと共に再登場したダーシー・ルイスの名場面集は、「ソー」シリーズに加えて、『ワンダヴィジョン』第4話のシーンも採用されている。詳細はこちらの記事で。
ドラマ『ワンダヴィジョン』はDisney+で独占配信中。