『ワンダヴィジョン』ダーシー・ルイスとは誰か。空白の8年間、共に過ごした人物は? スピンオフの可能性も | VG+ (バゴプラ)

『ワンダヴィジョン』ダーシー・ルイスとは誰か。空白の8年間、共に過ごした人物は? スピンオフの可能性も

© 2021 Marvel

『ワンダヴィジョン』のダーシーに注目

Disney+で配信されているMCUドラマ『ワンダヴィジョン』は、毎週金曜日に最新エピソードを更新し、毎週末のMCUファンのタイムラインを賑わせている。MCUフェーズ4の起点となる『ワンダヴィジョン』には、過去のMCU作品からも複数のキャラクターが登場し、これまでのMCUと今後のMCUを繋ぐ役割にも大きな期待がかかる。そんな中でも、今回は第4話に登場したカット・デニングス演じるダーシー・ルイスに注目してみよう。

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ネタバレ注意
以下の内容は、ドラマ『ワンダヴィジョン』第4話までの内容に関するネタバレを含みます。

ダーシーとは誰か

第5話で天文物理学者として登場したダーシー・ルイスは、『マイティ・ソー』(2011) が最初の登場作品。『マイティ・ソー』の冒頭、ナタリー・ポートマン演じるジェーン・フォスターと、ステラン・スカルスガルド演じるエリック・セルヴィグの二人の天文物理学者の次に映し出されるのがダーシー・ルイスだ。

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この時点で、ダーシー・ルイスは政治科学 (Political Science) 専攻の学生で、親友のジェーンの研究に助手として付き合うことで単位を取得しようとしている。大気の乱れを観測しようとするジェーンに対してラジオをつけていいか尋ねるなど、研究にはあまり関心がない様子だったが、この時はソーが現れるオーロラ (ワームホール)の第一発見者になっている。

『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013) では、ダーシー・ルイスは助手のイアンを連れている。だが、それでもまだ政治科学を専攻しており、天文物理学を勉強しているわけではない。公開当時の2013年、ダーシー・ルイスを演じたカット・デニングスは、Los Angeles Daily Newsで以下のように語っている。

ダーシーは政治科学専攻の学生で、単位のためにジェーンの手伝いをしています。彼女は一作目 (『マイティ・ソー』) の時点では本当に科学が苦手でした。二作目 (『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』) では興味を持ち始めていますが、まだ何も知らないんです。彼女はジェーンのことが大好きで、ただジェーンとソーに一緒になってもらいたいと願っています。

天文学に関心を持ち始めたが、『ダーク・ワールド』の時点では全く学んでいないというダーシー・ルイス。その後、『ワンダヴィジョン』までMCUに再登場を果たすことはなかったが、ダーシーはこの空白の8年の間に政治科学を学ぶ学生から天体物理学の博士になったことになる。果たしてどのような経緯を経たのだろうか。

描かれていたダーシーのその後

実は、サノスによるデシメーション (指パッチン) 後の彼女の行動を描いた作品が存在する。それは、『MARVEL’s Avengers: Infinity War: The Cosmic Quest Volume Two: Aftermath』という小説だ。

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この作品では、ダーシー・ルイスが天文物理学者のエリック・セルヴィグと共にデシメーションの原因を突き止めるために冒険に出る。つまり、ダーシーはエリックと時間を過ごしていたのだ。公式の設定では、ジェーン・フォスターはデシメーションで消えた“指パッチン組”。生き延びたダーシーとエリックはジェーンのために調査を決行し、インフィニティ・ストーンが関係しているという事実に行き着く。

この後、ダーシーがジェーンの意思を継いで天文物理学を学び、エリックがダーシーに指導したという流れは想像に難くない。だが、残念ながらこの物語はMCUの公式設定ではない。なぜなら『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019) では、ほかでもないエリック・セルヴィグが“指パッチン組”として数えられていたからだ。つまり、MCU正史では、ダーシーはジェーンとエリックの二人を失った中で、天文物理学を学んでいたことになる。そこには相当な覚悟と思い入れがあったに違いない。

脚本家は「多くのアイデアがあった」

『ワンダヴィジョン』では「ドクター」と呼ばれている通り、ダーシー・ルイスは博士号を取得しており今では専門家として活動している。『ブラック・ウィドウ』(2021) で脚本を手がけ、『ワンダヴィジョン』では脚本と製作総指揮を務めたジャック・シェイファーは、空白の8年について米CBSのエンターテイメント・トゥナイトに出演し、以下のように語った。

今回の番組には登場させられなかった多くのアイデアがあるのですが、新しい姿の彼女 (ダーシー) を創り出すことで大きな助けになってくれました。8年も経過していたので、「博士号を取得するには十分な時間だね」という話になったんです。彼女はジェーン・フォスター博士が成し遂げたこと全てに関わっていましたしね。まだ無愛想かつ陽気な一面を持っていますが、よりシリアスで、MCUの世界の専門家として、信頼のある人物として登場するというアイデアが気に入りました。

ジャック・シェイファーは兼ねてから『ワンダヴィジョン』でカットされたストーリーがあることに言及していた。モニカ・ランボーの復帰までのエピソードが描かれたように、もしかすると、ダーシー・ルイスの8年間についても語るエピソードが存在しているのかもしれない。

なお、ダーシー・ルイスを演じたカット・デニングスは、米Extraで、「『ワンダヴィジョン』以外にいくつか、今後のマーベルの作品に出演します」と話している。また、米Comicbookでは、カット・デニングスがジミー・ウー捜査官を演じたランドール・パークと共にインタビューに応じ、スピンオフ企画に対して前向きな姿勢を示した。『ワンダヴィジョン』でルイス博士とウー捜査官の人気が高まれば、二人のコンビによるスピンオフ製作の可能性も十二分にありうる。

なお、ジミー・ウー捜査官は“マーベルコミックで初めて好意的に描かれたアジア系アメリカ人”として知られる。詳細はこちらの記事で。

ダーシー・ルイスは今後、どのMCU作品に再登場を果たすのか、何よりも、まずは『ワンダヴィジョン』でどのような活躍を見せてくれるのか、刮目して見届けよう。

ドラマ『ワンダヴィジョン』はDisney+で独占配信中。

Disney+

ダーシーが登場した『ワンダヴィジョン』第4話のネタバレ解説はこちらの記事から。

『ワンダヴィジョン』に挿入されるCMについての解説はこちらの記事から。

VG+編集部

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