パワー・ブローカーの謎を考察『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』キャストが明かした新事実も | VG+ (バゴプラ)

パワー・ブローカーの謎を考察『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』キャストが明かした新事実も

© 2021 Marvel

今後のMCUを左右する『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』

Disney+で配信されたドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』は、2021年3月19日(金)に配信を開始。4月23日(金)に最終話となる第6話が配信され、大きな話題を呼びつつ、全話が完結した。シーズン2制作の可能性も取り沙汰されているが、MCU全体に与えた影響も大きい。今回は、フェーズ4以降のMCUにおいて重要人物になるであろうあの人について、残されている謎と、出演者らが解説した内容を見ていこう。

ネタバレ注意
以下の内容は、ドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』の結末に関するネタバレを含みます。

パワー・ブローカーの謎

その人物とは、パワー・ブローカーだ。マドリプールの街を拠点に、超人血清を再生産することに成功し、裏社会を操る“パワー”を持つ大物ヴィラン 。『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』の最終回では、その正体がシャロン・カーターだったということが明らかになった。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016) でアメリカを追われることになったシャロンは裏社会でその才覚を発揮し、裏社会を牛耳るまでになったということだ。

ここである疑問が持ち上がる。それは、シャロンがパワー・ブローカーとして地位を築くまでの時間が短いのではないかということだ。シャロン=パワー・ブローカーはサノスの指パッチンで5年間消滅していた“指パッチン組”であることが『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019) で示されている。

そして、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』の舞台は2024年4月に設定されている。指パッチン組が戻ってきたのが2023年10月の出来事なので、シャロンは指パッチンから戻ってから半年しか経っていない。つまり、シャロンがパワー・ブローカーとしての地位を築くまでの期間は指パッチン前の2〜3年間 (2016年〜2018年) と、復活後の6ヶ月間 (2023年〜2024年) しかない。

『エンドゲーム』から『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』までのタイムラインはこちらの記事に詳しい。

CIAのエージェントだったシャロンが一転して裏社会で活躍するようになった背景に、どのような経緯があったのだろうか。ファンやメディアの間で盛り上がっている仮説の一つは、『スパイダーマン: ファー・フロム・ホーム』(2019) のように、シャロンはスクラルが成り代わっているという説だ。

これは、2020年12月にドラマ制作が発表された『シークレット・インベージョン』という作品でニック・フューリーが成りすましを駆使するスクラル人の侵略に立ち向かうという展開が予定されていることと重ねての予想だ。シャロンに成り代わったスクラル人がどのようにして地球上で闇の組織を築いたのかという疑問も浮上するが、パワー・ブローカーの手下もスクラル人であり、集団的な計画だと考えれば納得できる。

もう一つ、考えられる仮説は、“シャロンは指パッチンで消えていなかった”という可能性だ。シャロン・カーター=パワー・ブローカーという事実が知られていなければ、表向きにはシャロンは指パッチンで消えたことにしておき、パワー・ブローカーとして活動をすればいい。指パッチンで消えていたことを証明する方法は存在しないからだ。そうであれば、シャロンには8年以上の活動時間があったことになる。

キャストが語るパワー・ブローカーの過去

シャロンがパワー・ブローカーとしてのし上がった背景には、これらの可能性が考えられる。では『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』のキャストは、どのように語っているのだろうか。マーベル公式では、シャロン・カーター/パワー・ブローカーを演じたエミリー・ヴァンキャンプと、カリー・モーゲンソウを演じたエリン・ケリーマンが、パワー・ブローカーの過去についてコメントしている。

エミリー・ヴァンキャンプは、「シャロンがパワー・ブローカーだと知った時、完全に納得しました」と話し、『シビル・ウォー』後のシャロンについて、以下のように語っている。

彼女(シャロン)がどこにいて、何をしてきたのかを語ることができることが嬉しかったです。現在の彼女と当時の彼女を明確にすることが重要でした。この無法地帯で自分の力だけで生き延びなければならなかったシャロンにとって、状況は決して楽なものではありませんでした。彼女が現在のように活躍するためには、このような、恐ろしく、大物のバージョンになることが理にかなっていますし、あの男の子達(サムとバッキー)のためにこのような自分の見せ方をすることも、最終的には彼女に有利に働きます。

『シビル・ウォー』後のシャロンには後ろ盾がなく、どのような手段を使ってでも裏社会でサバイブしていく必要があったと想像できる。シャロンは簡単に自分の部下を消してしまう姿を見せていたが、裏社会でのしあがれるほどの冷徹さを持っていたこと、そしてそもそも優れたCIAエージェントであったシャロンにとっては、短期間でのし上がることは、それほど非現実的な話でもないのかもしれない。

『シビル・ウォー』後のシャロンの状況については、こちらの記事に詳しい。

また、カーリ役のエリン・ケリーマンは、カーリとパワー・ブローカーの関係について以下のように語っている。

シャロンは若いカーリをリクルートして、彼女を訓練しました。シャロンはスーパーソルジャーで構成された小隊を作るつもりだったんです。第6話では、(シャロンは)世界を支配したかったのに対し、私(カーリ)は世界を変えたかったということがわかります。だから、カーリは(シャロンの組織を)抜けて、フラッグ・スマッシャーズというグループを作ったんです。シャロンは全てにおいてカーリに訓練を与えました。カーリが戦闘に関する知識を持っているのはシャロンのおかげです。

このように、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』最終話で明らかになったシャロンとカーリの関係は、かなり前から続いていたことが、公式サイトでのコメントで明かされている。

シャロンは、最終的には自らの手でカーリを始末したが、自分を裏切ったカーリを再び組織に誘う寛大さも見せていた。シャロンはカーリに「マドリプールに来た時は、昔の私そっくり」とも語りかけており、今回、エリン・ケリーマンの口からは二人の間に“師弟”と言っていい関係があったことが語られた。

指パッチン前のシャロンは、どのようにサバイブしていたのだろうか。そして、やはりシャロンはパワー・ブローカーとして短期間の内にその地位を築いていたのだろうか。

シャロンはどのようにして大物ヴィランになったのか、今後のMCUではパワー・ブローカーのオリジンが描かれることにも期待しよう。

ドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』はDisney+で独占配信中。

Disney+

Source
Marvel.com

『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』第6話のネタバレ解説・あらすじ&考察はこちらから。

最終話のサムのスピーチから読み取るメッセージはこちらの記事から。

最終話後の展開に関する考察はこちらの記事から。

『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』の出演キャストと吹き替え声優はこちらの記事で紹介している。

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