実写版『カウボーイビバップ』アインに注目
日本の人気アニメ『カウボーイビバップ』(1998) を実写化したNetflixドラマ『カウボーイビバップ』が2021年11月19日(金) 17時より配信を開始。往年のファンもNetflixのSFドラマファンも注目する11月の目玉作品だ。
ジョン・チョーが演じるスパイクや、ダニエラ・ピネダが演じるフェイら、実写版キャストにも注目が集まっているが、『カウボーイビバップ』の実写化にあたって最初に注目を集めたキャストをご存知だろうか。それは、犬のアインを演じるコーギーだ。
2019年10月8日に実写版『カウボーイビバップ』のセットと出演者の様子を見せる動画が公開された際に、犬のアインの姿が初めて公開され、ファンの間では好評を集めていた。
そして、実際の撮影においてはアインを演じたコーギーはかなり甘やかされていたという。出演者とショーランナーのコメントから、撮影の裏側を見てみよう。
演じたのは二匹のコーギー
原作アニメでは人気キャラのエドと行動を共にしているアイン。実写版では二匹のコーギー犬によって演じられている。その名はチャーリーとハリー。ハリウッドで俳優動物を起用する場合、容姿が似た複数の動物をキャスティングするのが慣例だ。『キャプテン・マーベル』(2019) の猫のグースは、それぞれの特技が異なる4匹の猫によって演じられた。
実写版『カウボーイビバップ』でアインを演じたチャーリーとハリーについて、俳優陣は米Entertainment Weeklyで、撮影現場での様子を語っている。フェイを演じたダニエラ・ピネダは、一方のコーギーは指示通りに行動するのが得意で、もう一方のコーギーはじっと抱っこされているのが得意だったという。上記の『キャプテン・マーベル』のグース役の猫のように、場面によって役を交代していたようだ。
また、スパイク役のジョン・チョーとジェット役のムスタファ・シャキールは、口を揃えて「重かった」と証言している。ムスタファ・シャキールはこう語っている。
いつも抱っこしなければいけなかったんです。このワンちゃんがこんなに重いなんて信じられません。でも、(チャーリーとハリーは)おやつに夢中ですからね。鶏肉のおやつがいつ貰えるかと気を張ってるんです。だから、このワンちゃんと仲良くなりたければ手にチキンを持っていればいいんです。そうでもしないとワンちゃんは全く興味を示してくれませんよ。それでも、とても可愛かったですけどね。
スタッフやキャストがいつもチャーリーとハリーをおやつで“釣っていた”ことから、フェイ役のダニエラ・ピネダは、二匹のコーギー犬を少し太らせたのではないかと心配している。
アイン役のコーギー犬は甘やかされていた
俳優陣の証言から、アインを演じたチャーリーとハリーは撮影現場で甘やかされていたことが分かる。ショーランナーのアンドレ・ネメックは、チャーリーとハリーが「小さな王様」のように扱われていたと話している。
二匹とも素晴らしいんですよ。セットでは小さな王様のようでした。皆があのコーギー達と時間を過ごしたがっていたんです。
アイン役のチャーリーとハリーにとっては、非常に心地よい撮影現場だったのではないだろうか。コロナ禍にあって、ニュージーランドで撮影が進められた実写版『カウボーイビバップ』。チャーリーとハリーはニュージーランド現地の俳優犬だったという。シーズン2が制作されるならば、スタッフとキャストは再びニュージーランドに舞い戻ることになるだろうか。アインの続投に期待しよう。
ドラマ『カウボーイビバップ』は2021年11月19日(金) 17時よりNetflixで独占配信開始。
Source
Entertainment Weekly
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