『カウボーイビバップ』遂に実写化
Netflixで実写ドラマ版『カウボーイビバップ』がついに配信を開始する。『カウボーイビバップ』は1998年にテレビ東京系で放送された日本の伝説的なアニメ。2001年には映画『カウボーイビバップ 天国の扉』も公開された。
その『カウボーイビバップ』がNetflixで初のハリウッド実写化。同作の象徴でもある音楽を、原作アニメと同じく菅野よう子が担当する。また、原作アニメの渡辺信一郎監督がクリエイティブ・コンサルタントを務める。『カウボーイビバップ』は熱烈なファンが多い作品なだけに、実写版の製作陣はかねてよりアニメ版へのリスペクトを前面に押し出してきた。
『カウボーイビバップ』主演のジョン・チョーが語る
そんな中、実写版『カウボーイビバップ』で主人公スパイク・スピーゲルを演じるという大役を担った俳優のジョン・チョーは、LAで開催された本作のワールドプレミアで以下のように語っている。
とてもワクワクしています。長い期間この作品に取り組んできましたし、大きな仕事をやり遂げたことを誇りに思います。しかし、これは史上最大の二次創作(ファン・フィクション)でもあります。やっとファンの皆さんとシェアできることを嬉しく思います。
スパイクを演じたジョン・チョーは、実写版『カウボーイビバップ』撮影中の2019年10月にヒザに怪我を負って撮影が中断されたこともあった。それだけでなく、新型コロナウイルス感染症拡大の影響も受け、2020年公開を予定していた本作は2021年11月まで配信が遅れることになった。最後までやり遂げた達成感はひとしおなのだろう。
それでも、製作陣・出演者も原作のアニメの“ファン”であるとして、ジョン・チョーは実写版『カウボーイビバップ』を「過去最大の二次創作(ファン・フィクション)」と表現している。全く新しいものを、ということではなく、原作アニメに敬意を払いながら制作されたことを強調しているのだ。
スパイクの相棒であるジェット・ブラックを演じたムスタファ・シャキールも、ワールドプレミアで以下のように話している。
皆さんが気にってくれる様子を見るのが待ちきれません。私たちは、これまでたくさんのファンで作り上げてきた細部とニュアンスに注意を払いました。皆さんがそれを見てくれるのを楽しみにしています。
Netflix実写版『カウボーイビバップ』は、細部に込められたリスペクトにも注目しよう。
新たな物語も
一方で、実写ドラマ版『カウボーイビバップ』が、ただ原作をなぞるだけの物語ではないということを、ビシャス役を演じたアレックス・ハッセルが証言している。こちらもワールドプレミアでの発言だ。
皆さんには、予想外の展開を気に入ってもらえると思います。お馴染みの登場人物と共に、(原作アニメファンが)求めているもの、期待しているものは全て手に入ります。その上で、シリーズの今後に期待できるような新たなストーリーと展開が待っています。
実写版『カウボーイビバップ』のストーリーには、原作にはない展開が待っているようだ。それも、ドラマシリーズの今後に関わる内容だという。ドラマ『カウボーイビバップ』のシーズン2を巡っては、ショーランナーのアンドレ・ネメックが「ビッグプラン」があるとコメントしている。詳細はこちらの記事で。
原作ファンを納得させながらも、今後に続いていく意外な展開を見せるという実写版『カウボーイビバップ』。どのような作品になっているのか、見逃さずチェックしよう。
ドラマ『カウボーイビバップ』は2021年11月19日(金) 17時よりNetflixで独占配信開始。
キャストらが語った犬のアインの撮影秘話はこちらから。
なお、日本語吹き替え版はスパイク役の山寺宏一、フェイ役の林原めぐみ、ビシャス役の若本規夫をはじめ、オリジナルキャストを中心とした豪華声優陣が担当する。詳細はこちらの記事で。
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Netflixで配信されているドラマ『スノーピアサー』のシーズン3は2022年1月に放送を開始する。詳しくはこちらから。