ネタバレ解説&考察『アソーカ』第1話 登場キャラの過去は? マンダロリアンとジェダイの物語 | VG+ (バゴプラ)

ネタバレ解説&考察『アソーカ』第1話 登場キャラの過去は? マンダロリアンとジェダイの物語

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『アソーカ』第1話&第2話配信開始

「スター・ウォーズ」シリーズの最新作となるドラマ『アソーカ』が2023年8月23日(水) より配信を開始した。『アソーカ』は、アニメ『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』(2008-2020) や『スター・ウォーズ 反乱者たち』(2014-2018) で活躍を見せた元ジェダイのアソーカ・タノを主人公に据えた作品。ドラマ『マンダロリアン』(2019-) と『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』(2021) で同役を演じたロザリオ・ドーソンが主演を務める。

『アソーカ』の舞台になるのは、『マンダロリアン』と同じく帝国崩壊後の新共和国時代。本作の指揮をとるデイヴ・フィローニはこれまでに『クローン・ウォーズ』や『反乱者たち』を手がけ、「スター・ウォーズ」シリーズを熟知しているとされる。2023年4月に発表された「スター・ウォーズ」の新作映画の中には、デイヴ・フィローニが『マンダロリアン』や『アソーカ』の時代を舞台にした作品も含まれる。

過去の作品から未来の映画へと繋がっていくであろう『アソーカ』。その第1話はどのような内容だったのだろうか。今回は『アソーカ』第1話をネタバレありで解説していこう。以下の内容は第1話のネタバレを含むので、必ずディズニープラスで本編を視聴してから読んでいただきたい。

ネタバレ注意
以下の内容は、ドラマ『アソーカ』第1話の内容に関するネタバレを含みます。

ドラマ『アソーカ』第1話「師と弟子」ネタバレ解説

オープニングクロールの意味は?

ドラマ『アソーカ』第1話は、懐かしい「スター・ウォーズ」のオープニングクロール風の映像で幕を開ける。このクロールは映画版のように画面奥に文字が送り出される形ではないものの、内容としてはオープニングクロールの中で既に多くの出来事が起きたことが語られるものとなっている。

銀河は新共和国時代を迎えたがスローン大提督の帰還が噂で広まることによって帝国の残党が息を吹き返していること、アソーカは敵の計画の鍵となる地図を探していること、スローンの一味であるモーガン・エルズベスを捕えたことなどが語られる。この辺りはドラマ『マンダロリアン』シーズン2第5話(チャプター13)「ジェダイ」で描かれた内容である。

同話はアソーカ・タノが初めて実写で登場したエピソードであり、スローンに仕えていたモーガン・エルズベスはディン・ジャリンにスローンを捜索するアソーカの殺害を依頼した。結果、アソーカはグローグーのフォースの力を引き出し、ディン・ジャリンはアソーカと共に、カロダンの街を支配していたモーガン・エルズベスを倒すことになる。ディン・ジャリンが手に入れたベスカーの槍はモーガン・エルズベスが持っていたものである(ディン・ジャリンはそれをグローグーの鎖帷子にしてしまったが)。

また、スローン大提督は“レジェンズ”と呼ばれる非正史扱いになった作品から『反乱者たち』で正史入りを果たした人気キャラの一人だ。反乱者たちを甘く見ず、裏をかく作戦を予見できる知将として知られる。『反乱者たち』シーズン4最終話で、主人公エズラ・ブリッジャーがパーギル(ハイパースペースを移動できるクジラのような生き物)の群れと共に未知の領域へのハイパースペースジャンプを実行したことで行方不明になっている。

このように、ドラマ『アソーカ』は今までの「スター・ウォーズ」シリーズの内容をベースにした展開が続く。

ダーク・ジェダイ登場?

一方で、『アソーカ』では新キャラも登場する。レイ・スティーヴンソン演じるベイラン・スコールイヴァンナ・ザクノ演じるシン・ハティだ。レイ・スティーヴンソンはMCU「ソー」シリーズのヴォルスタッグ役や『RRR』(2022) スコット総督役で知られる名俳優だったが、2022年5月に新作映画のロケ地だったイタリアのイスキア島で急死した。イヴァンナ・ザクノは映画『パシフィック・リム: アップライジング』(2018) のヴィクトリア役などで知られるウクライナ生まれの俳優だ。

ベイラン・スコールとシン・ハティは、新共和国軍のヘイル船長らを始末すると、裁判に向けて輸送中だったモーガン・エルズベスを救出。ヘイル船長はベイラン・スコールとシン・ハティを「帝国の残党」と吐き捨てたが、スコールは「それは誤解だ」と否定している。二人はおそらくジェダイから闇落ちした“ダーク・ジェダイ”だと思われるが、ダーク・ジェダイはシスの教義を信じているわけではなく、必ずしも帝国側ということではない。

二人のライトセーバーの色も、シスが使う赤色ではなくオレンジ色になっている。一方で、通路の兵士をライトセーバーとフォースチョーキング(フォースで喉を締める技)で倒していくスコールの姿は、映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016) のダース・ベイダーを想起させる。二人はモーガン・エルズベスに雇われてモーガンを助けに入ったようで、マンダロリアンのように賞金稼ぎのような生き方をしている可能性も考えられる。

そして、モーガンが「厄介なジェダイ」として「アソーカ・タノ」の名前を出したところで『アソーカ』第1話のタイトル「師と弟子」が映し出される。英題「Master and Apprentice」は、2019年に発売されたクワイ=ガン・ジンとオビ=ワン・ケノービを中心に据えたクラウディア・グレイによる小説のタイトルと同じである。

ヒュイヤン登場

アソーカ・タノは、ある惑星の地下で“地図”を入手。壁にはケープを被った人物の絵が描かれている。後に明らかになる通り、この場所は『クローン・ウォーズ』や『反乱者たち』に登場した惑星ダソミアと関係のある場所だ。ダソミアは“魔女”とされるナイトシスターが住む惑星で、この壁画はナイトシスターを描いたものと思われる。

ちなみにダソミアは、ダース・モールの出身地でもある。映画『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』(1999) でオビ=ワン・ケノービに胴体を切られたダース・モールは、『クローン・ウォーズ』ではサイボーグになって生き延びており、ダソミアの魔女による魔法で完全復活を遂げている。

地図を手に入れたアソーカは高性能な戦闘ドロイドと対峙。アソーカは見事な二刀流でこれを退けるが、自爆機能を起動したドロイドから逃れるためにヒュイヤンを呼ぶ。ヒュイヤンは『クローン・ウォーズ』に登場したドロイドで、ジェダイ・オーダーに仕えており、訓練生たちにライトセーバーの作り方を教えていた。旧共和国時代のジェダイを知る貴重な存在だ。

加えて、ヒュイヤンはプログラムの関係で「ジェダイのやり方」をフォローする重要な役割を担っている。それは、かつてアソーカが無実の罪でジェダイを追放され、師匠のアナキンによって無実を証明されるも、ジェダイに失望したアソーカがジェダイとアナキンの元を去ったという背景を強調するものになることが予想できるからだ。

アソーカもまた「ジェダイとは違うやり方」で地図を手に入れたことをヒュイヤンに強調している。一方で、ヒュイヤンは通信に対して「フルクラム」という暗号名を使用している。これは『反乱者たち』でアソーカら素性を隠して反乱活動に加わっていたエージェントたちが使用していた暗号名だ。帝国が倒れた今もアソーカは暗号名を使っているのだ。

ヘラ・シンドゥーラ登場

通信を受けたアソーカはヘラ・シンドゥーラ将軍と合流。新規の人に向けた説明は何もないが、ヘラは『反乱者たち』で主人公たちの反乱グループの“ゴースト”を率いたリーダーの一人。元々、フルクラムを名乗っていたアソーカと交信していたのはヘラである。『反乱者たち』のラストでは子どもが生まれたことが明かされていたが、帝国打倒後も新共和国軍の将軍として活躍しているようである。ドラマ『マンダロリアン』シーズン3では、ゴーストメンバーのゼブも新共和国軍のパイロットになっていることが明かされた。

なお、ヘラは映画『ローグ・ワン』で“シンドゥーラ将軍”という人物が反乱同盟軍に在籍していることが明かされていたが、これが初の実写化になる。演じるのは、映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』82020) のハントレス役などで知られるメアリー・エリザベス・ウィンステッドだ。

ベイラン・スコールとシン・ハティのホログラムを見てヒュイヤンが「一人はジェダイかも」と言うのは、ヒュイヤンがライトセーバー作成の指導を担当していたからである。アソーカは地図の内容がスローン大提督の居場所を示すものだとヘラに説明する。ヘラはスローンが「ロザルの戦いで死んだはず」と反論するが、上述のようにエズラ・ブリッジャーがパーギルの群れと共にハイパージャンプで未知の場所へ飛ばしただけであり、死んだという確証はない。

ヘラとアソーカが言う通り、スローンが生きているということはエズラも生きている可能性が高い。エズラ・ブリッジャーが帰還できるかどうかというのは、ドラマ『アソーカ』のトピックの一つになるのだろう。

サビーヌ・レン登場

一方、エズラ・ブリッジャーの故郷であり、『反乱者たち』の最終決戦の舞台となった惑星ロザルでは、実写化されたライダー・アザディ提督がスピーチを行っていた。ロザルを帝国軍から解放したゴーストのメンバーであるサビーヌ・レンは、特にエズラとの関係が深かった。しかし、ここにサビーヌは現れず。ここで映る記念碑の絵はアニメ『反乱者たち』にも登場したものであり、ゴーストメンバーが描かれている。

アザディ提督から「場を繋げ」とマイクを渡されたジャイ・ケルは、元々はフォースの感応者で帝国軍士官候補生だったがエズラに説得を受けて反乱者に寝返った。惑星ロザルの出身で、新共和国樹立後はロザルの代議員になったようだ。

スピーダーをかっ飛ばすサビーヌ・レンも初の実写化。演じるのはドラマ『ザ・ソサエティ』(2019) のヘレナ役などで知られるナターシャ・リュー・ボルディッツォだ。サビーヌはマンダロアの出身で、母はレン氏族を率いたウルサ・レンだ。サビーヌは、エズラのジェダイの師匠であるケイナン・ジャラスから手解きを受け、『マンダロリアン』シーズン3の中心的な議題になったダークセーバーを操ったこともあった。マンダロリアンであり、ジェダイの教えも学んでおり、『マンダロリアン』のグローグーに通じるバックグラウンドを持っていることになる。

この場面では、新共和国軍の中佐となったサビーヌが職務を放棄して自由に生きる姿が描かれる。マンダロリアンやジェダイといった背景以上に、サビーヌはアーティストであり、自由を渇望する“反乱者”である。戦闘機を全速力で突破して部下に「どうかしてる」と言わせるこのシーンは、サビーヌという人物の性格を紹介する役割を果たしている。

サビーヌは家に帰宅。『反乱者たち』のラストでアソーカと共にエズラを探す旅に出たサビーヌだったが、結局ロザルに戻ったようである。ちなみに家で待っていた猫のような生き物はロズ=キャットと呼ばれるロザルの原住動物だ。実写化でより猫っぽい姿を見せている。

サビーヌは、エズラのホログラムを再生しているが、『反乱者たち』ではエズラはゴーストのメンバーであるゼブ、ヘラ、サビーヌへメッセージを残していた。サビーヌには「頼りにしてる」というメッセージを残しており、サビーヌはロザルを託されたと思っていたが、エズラを助けることを託されたと気づき、アソーカと共にエズラを捜すことにした。エズラは「他の誰よりも君に分かってほしくて」個別のメッセージもサビーヌに残していたのだ。

エズラはサビーヌを「きょうだい同然」と言い、やはり「頼りにしている」と言う。最後に「フォースと共にあれ」と語りかけるのは、ジェダイとしてのサビーヌに期待を込めてのことだろうか。

アソーカの元弟子

モーガン・エルズべスは雇った二人を連れてアソーカが地図を手に入れたダソミアに来ていた。ここで、モーガンはダソミアのナイトシスターの生き残りということが明かされる。「魔女か?」と聞かれて「生き残り (a survivor) だ」とモーガンが答えるのは示唆的である。モーガンが『マンダロリアン』で登場した際には、アソーカはモーガンの一族がクローン戦争で虐殺されたと話していた。アニメ『クローン・ウォーズ』では、ダソミアはドゥークー伯爵によって滅ぼされている。

ベイラン・スコールは、サビーヌを「アソーカ・タノの元弟子」と認識してシン・ハティを惑星ロザルに送る。サビーヌが夢で聞く声はエズラが残したメッセージの声だ。アソーカの船がサビーヌの家の上空を通っていくシーンは、『反乱者たち』最終話の終盤のシーンと同じ構図だ。次にサビーヌの表情が抜き出されるが、サビーヌはその時のことを思い返しているのかもしれない。

サビーヌは、記念碑の除幕式を欠席したことを「皆揃ってたのに」と叱責されると、「皆じゃない」と反論する。これは、スローンの艦隊を消して見せた“英雄”であるエズラの不在を指しているのだろうか。サビーヌが“英雄の日”を欠席した理由は、エズラがいない中での祝祭に違和感を抱いているからかもしれない。

アソーカとサビーヌは再会すると、サビーヌはアソーカの船の中を懐かしげに眺める。ベッドの壁には自分で描いた絵が残されている。アソーカはアルカナというダソミアの魔女の拠点で地図を見つけたと明かす。アーティストのサビーヌに地図の解読をさせようとするアソーカは、地図が隠されていた聖堂のホログラムを見せるが、サビーヌが気にしているのはアソーカの生活の方だ。

帝国の時代が終わったのに、アソーカはいまだに船を拠点にしている。サビーヌが「家 (home)」という言葉を使う点は、『マンダロリアン』シーズン3のラストで家=homeと平穏を手に入れたディン・ジャリンとグローグーのことを思い出させる。アソーカはまだ平穏を手に入れられていないように見えるのだ。

クローン戦争の時代からずっと戦ってきたアソーカは、今もフルクラムという暗号名を使い、次の戦争を防ぐために戦い続けている。人を助けたいと言うアソーカは、サビーヌから「望まれてなくても?」と痛いところを突かれる。アソーカはジェダイを離れたが、それでもジェダイの独善性の要素が残っているようにも見える。

アソーカを「マスター」と呼ぶサビーヌは、『反乱者たち』の後にアソーカから厳しい訓練を受けてアソーカの元を離れたことを示唆する。アソーカは「ジェダイになるための訓練だった」「一流のジェダイになれたはず」とサビーヌに言うのだが、アソーカはジェダイ・オーダーを離れたものの、一人のジェダイを育てることには注力していたようだ。

アソーカは師匠然として腕を組み、地図を持っていこうとするサビーヌに厳しい態度を見せる。「スター・ウォーズ」シリーズでは、ジェダイにしろシスにしろ女性同士の師弟関係はあまり描かれてこなかった。『アソーカ』では、クワイ=ガンとオビ=ワン、オビ=ワンとアナキン、ケイナンとエズラのような師弟関係をアソーカとサビーヌで描くつもりなのだろう。

マンダロリアンとジェダイ

ヒュイヤンは、ライトセーバーのデザインから少なくともベイラン・スコールが元ジェダイであることを見抜いていた。過去500年間にこのセーバーを作ったのはベイラン・スコールだけであり、スコールはクローン戦争末期に消えたジェダイだという。ここでアソーカは「師と弟子」という『アソーカ』第1話のタイトルを口にする。スコールとシン・ハティも師弟関係ということになるが、ハティについては元ジェダイではないようなので、ジェダイ・オーダーを知らないハティとサビーヌは対の存在になりそうだ。

サビーヌはこのブリーフィングの間に地図を持って帰宅。弟子がやりそうなことである。これに対するアソーカの反応もマスターらしい。相談を受けたヘラの説得も、エズラ・ブリッジャーを教えるときに苦悩していたケイナン・ジャラスに対してしたものと似た空気感がある。

ヘラの「マンダロリアンだもの」とは、『反乱者たち』でもサビーヌが言われてきたことだ。アソーカはそれは覚悟していたつもりだったと話すが、ドラマ『ボバ・フェット』では、アソーカはルーク・スカイウォーカーに弟子入りしたグローグーをマンダロリアンの父親から守ろうとしていた。時系列的にはそれより前になると思われるが、アソーカはジェダイの独善性にもマンダロリアンの頑固さにも悩まされることになる。

そして、ヘラは「あなたの師も苦労したはず」と言い、アソーカは自らアナキン・スカイウォーカーの名前を口にする。アナキンから受けた訓練は途中だったと話し、改めてアソーカがアナキンとジェダイ、そしてサビーヌから離れたことにも触れており、アソーカが抱えるコンプレックスが窺える。

「正しい理由も誤った結果を招きうる」というアソーカの言葉は、ジェダイ・オーダーにも、アナキン・スカイウォーカーにも、オビ=ワン・ケノービにも通じるものだ。「その時どうすれば?」という問いは、ドラマ『アソーカ』のテーマの一つになるのだろう。

師弟関係がテーマに?

自宅で鍵の暗号を解読するサビーヌは、持ち前のデザインの観点から答えを発見。鍵を開いて星図が表示される。ここにエズラとスローンがいるのだろう。だが、喜んだのも束の間、サビーヌはハティのドロイドに地図を奪われてしまう。ハティと対峙したサビーヌはライトセーバーで交戦するが、このセーバーは元はエズラのもので、エズラはスローンとの決戦に挑む前にチョッパーにセーバーを預けていた。

勝負の方は、師と訓練を積んできたであろうハティが上手で、サビーヌはハティに腹部を貫かれて敗れる。アソーカがアナキンからの修行を完遂できなかったと話すように、サビーヌもまたアソーカの訓練を終えることができていなかった。スコールとハティ、アソーカとサビーヌの師弟関係は対比になっているように思える。倒れたサビーヌの元にアソーカが辿り着いたところで『アソーカ』第1話は幕を閉じる。

なお、エンドロールの前には「我々の友人レイに捧げる」と、配信前に急逝したベイラン・スコール役のレイ・スティーヴンソンへの追悼が表示されている。

『アソーカ』第1話ネタバレ考察&感想

過去と未来へのつながりは

ドラマ『アソーカ』第1話「師と弟子」は、デイヴ・フィローニが携わってきた作品の集大成の始まりといった内容だった。新規の視聴者にどれくらい届くのかは分からないが、膨大な「スターウォーズ」の歴史のモーメントを下地にしたデイヴ・フィローニにしか作れない作品であることは間違いない。

アソーカの物語としては、これまでアナキンとの師弟関係を中心に描かれてきたが、今回は弟子との関係に焦点が当てられることになりそうだ。それでも、弟子との関係を通して師との関係を振り返ることになるのだろうから、アソーカにとっては長年のトラウマであるアナキンの存在を乗り越えていく物語にもなるだろう。ドラマ『オビ=ワン・ケノービ』はまさにオビ=ワンがアナキンとの関係を乗り越えていく話だったが、『アソーカ』はいかに。

師と弟子の関係で言えば、グローグーやレンなど弟子との関係がうまくいかなったのがルーク・スカイウォーカーだ。『ボバ・フェット』ではルークの近くにいたアソーカだが、続三部作にアソーカの姿はなかった。新共和国時代をアソーカがどのように生きていくことにするのか、その選択も注目ポイントの一つだろう。

また、ジェダイで言えばエズラ・ブリッジャーもサビーヌ・レンも続三部作には登場していない。『マンダロリアン』シーズン3では、ファースト・オーダーの台頭を許した新共和国内のゴタゴタや、パルパティーンのクローン製造に繋がりそうな技術が登場し、続三部作をフォローする要素が目立った。『アソーカ』では、これだけのキャラクターたちをどのように着地させるのかにも注目したい。

ドラマ『アソーカ』は2023年8月23日(水)より、ディズニープラスで独占配信。

『アソーカ』(Disney+)

同時配信された第2話のネタバレ解説&考察はこちらから。

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ドラマ『アソーカ』の時系列についてはこちらの記事で。

尋問官の登場も? 新キャラたちが並ぶ『アソーカ』のヴィランについての考察はこちらの記事で。

『アソーカ』は『マンダロリアン』と同じく1シーズン8話で構成されることが明らかになっている。詳しくはこちらから。

 

『マンダロリアン』シーズン3最終話のネタバレ解説はこちらから。

 

「スター・ウォーズ」映画の新三部作についての発表の詳細はこちらの記事で。

ドラマ『スター・ウォーズ:アコライト(原題)』の情報はこちらから。

齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。編著書に『プラットフォーム新時代 ブロックチェーンか、協同組合か』(社会評論社)。
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