ドラマ『アソーカ』配信開始
2023年8月23日(水)より、「スター・ウォーズ」ドラマ最新作『アソーカ』の配信が始まった。ドラマ『アソーカ』は、『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ』(2008-2020) や『スター・ウォーズ 反乱者たち』(2014-2018) で知られる元ジェダイのアソーカ・タノを主人公に据えた作品。新共和国時代を舞台にアソーカの新たな冒険が描かれる。
『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(1983) の後の新共和国時代を舞台にしているということは、ドラマ『マンダロリアン』と同じ時期ということになる。だが、『マンダロリアン』は既に3シーズンが制作されており、その中で様々な出来事が起きている。気になるのはドラマ『アソーカ』の具体的な時系列だが、本作でサビーヌ・レンを演じたナターシャ・リュー・ボルディッツォがこの点について言及している。
英GamesRadar+によると、全米俳優組合がストライキに入る前の7月初旬のインタビューで、ナターシャ・リュー・ボルディッツォはドラマ『アソーカ』の時期は『マンダロリアン』シーズン3と同じ時期にあたると話している。
より大きな物語の一部だと感じずにはいられないでしょう。『アソーカ』は『マンダロリアン』シーズン3と同じタイムラインで進行しますし、全てのドラマがつながっています。多くの関連する事柄があります。
2023年3月に配信を開始した『マンダロリアン』シーズン3は、『エピソード4』のヤヴィンの戦いから11年後となる11 ABYを舞台にしている。『マンダロリアン』シーズン1と、アソーカ・タノが登場したシーズン2及びドラマ『ボバ・フェット/The Book of Boba Fett』(2021-2022) は、その2年前の9 ABYが舞台になっている。
『エピソード4』 0 ABY
『マンダロリアン』S1 9 ABY
『マンダロリアン』S2 9 ABY
『ボバ・フェット』 9 ABY
『マンダロリアン』S3 11 ABY
『アソーカ』 11 ABY
『アソーカ』が『マンダロリアン』シーズン3と時期を同じくしているということは、アソーカ・タノがグローグーとルーク・スカイウォーカーと時間を過ごしていた時期から2年が経っているということになる。ルークが弟子を失ってから2年が経過したということでもあり、アソーカとサビーヌの物別れも含め、再建を目指していたジェダイ達はバラバラになっている状態だと考えられる。
一方で、サビーヌはマンダロリアンでもある。『アソーカ』が『マンダロリアン』シーズン3と同じ時期を舞台にしているということは、マンダロリアンの惑星であるマンダロアの復興と時を同じくしているということだ。『アソーカ』はジェダイの物語でもあるが、時代背景的にはマンダロリアンが登場する展開も十分に考えられる。サビーヌ自身の出身も惑星マンダロアなのだ。
また、アニメ『反乱者たち』ではサビーヌはボ=カターン・クライズにダークセーバーを託した過去がある。新たにマンダロアを率いることになったボ=カターンが『アソーカ』に登場する可能性もあるだろう。
なお、『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』(2015) は、『アソーカ』から23年後の34 ABYが舞台になっている。『アソーカ』を指揮するデイヴ・フィローニは新共和国時代を舞台にした新たな映画を指揮する予定になっているが、同作は11 ABYと34 ABYの間の物語になることが予想できる。『エピソード6』と『エピソード7』の間にはどんな出来事があったのか、引き続き『アソーカ』の展開に注目していこう。
ドラマ『アソーカ』はDisney+で独占配信中。
Source
GamesRadar+
ジェダイ・オーダー離脱後のアソーカを描く小説『スター・ウォーズ アソーカ』( E.K.ジョンストン 著, 村上清幸 訳) は発売中。
第1話のネタバレ解説はこちらから。
第2話のネタバレ解説はこちらから。