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Netflixオリジナルアニメ『オルタード・カーボン: リスリーブド』
Netflixによるオリジナルアニメ『オルタード・カーボン: リスリーブド』が2020年3月19日(木)に配信を開始。同じくNetflixが製作・配信を行うドラマ『オルタード・カーボン』(2018-)から250年前を舞台に、主人公のケンことタケシ・コヴァッチとヤクザの戦いを描く。
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誉れこそ永劫(とこしえ)🎥Netflixアニメ映画
『オルタード・カーボン:リスリーブド』
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肉体は使い捨てる時代だからこそ
“仁義”を貫くために闘う!3月19日、全世界独占配信スタート⚡#ネトフリアニメ pic.twitter.com/ZnrYNrwmKH
— Netflix Japan Anime (@NetflixJP_Anime) March 9, 2020
『オルタード・カーボン: リスリーブド』のあらすじ・みどころは以下の記事に詳しい。
「オルタード・カーボン」の舞台は、人間が“スリーヴ”と呼ばれる肉体を乗り換えられるようになった未来。この設定を活用し、ドラマ版ではシーズン1で『ロボコップ』(2014)のヨエル・キナマンが、シーズン2で「アベンジャーズ」シリーズのファルコン役でお馴染みのアンソニー・マッキーが主人公のタケシ・コヴァッチを演じた。
日本のクリエイターを中心に製作されたアニメ版『オルタード・カーボン: リスリーブド』では、また新たな姿のタケシ・コヴァッチが描かれる。そこで今回は、『オルタード・カーボン: リスリーブド』に参加した声優に焦点を当てる。ドラマ版を演じたキャストとも比較し、その特徴を見てみよう。
『オルタード・カーボン: リスリーブド』に出演した声優
ケン (タケシ・コヴァッチ)役 鈴木達央
『オルタード・カーボン: リスリーブド』では“ケン”という名を名乗っている主人公タケシ・コヴァッチ、声をあてるのは鈴木達央だ。鈴木達央は主役級のキャラクターを演じることが多く、「うたの☆プリンスさまっ♪」シリーズのメインキャラクターの一人である黒崎蘭丸役、「Free」シリーズの橘真琴役などで知られる。2020年より放送されるアニメ『陰陽百鬼物語』では、源博雅を演じる予定だ。
その実力は折り紙つきで、2015年にはアニメージュ第37回アニメグランプリ声優部門のグランプリを、ファミ通アワード2016では男性キャラクターボイス賞を受賞した。また、歌も得意としており、数多くのキャラクターソングが発表されている他、2006年にはアルバム『Turn of my life』も発表している。
今回鈴木達央が演じるタケシ・コヴァッチは、ドラマシリーズでは主に3名のキャストによって演じられている。シーズン1ではリメイク版『ロボコップ』で知られるヨエル・キナマン、シーズン2ではMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品でファルコン役を演じるアンソニー・マッキーが演じている。また、300年前の姿のタケシ・コヴァッチは、『ウルヴァリン: SAMURAI』(2013)でケンイチロウ・ハラダを演じたウィル・ユン・リーが演じている。
タケシ・コヴァッチは、日系であり東欧系という設定だが、日本のキャストによって演じられるのは今回の『オルタード・カーボン: リスリーブド』が初めて。
オリジナルのタケシ・コヴァッチの姿は、ジェームズ・モーガンによるSF小説「タケシ・コヴァッチ」シリーズをチェックしてほしい。
ジーナ (レイリーン・カワハラ)役 佐藤利奈
ジーナことレイリーン・カワハラを演じたのは佐藤利奈。『とある魔術の禁書目録』(2008-2019)の御坂美琴役、『魔法先生ネギま!』(2005) のネギ・スプリングフィールド役、『青の祓魔師 』(2011-2017)の霧隠シュラ役などで知られる。数多くの作品で主役を演じてきた声優だ。
2014年には第8回声優アワードの主演女優賞を受賞。やはり一線級の声優の一人だ。鈴木達央と同じく数多くのキャラクターソングを発表しており、複数のシングル・アルバムを発売している。
ドラマ版でレイリーン・カワハラを演じているのは、オーストラリアの俳優ディーチェン・ラックマン。ラックマンはネパールで生まれで、ネパール系の母とドイツ系オーストラリア人の父を持つ。1982年2月生まれで、1981年5月生まれの佐藤利奈とは同学年にあたる。
ホリー・トグラム役 朝井彩加
『オルタード・カーボン: リスリーブド』のキーキャラクターの一人であるホリー・トグラムを演じたのは朝井彩加。1992年生まれの若手声優だ。「アイドルマスター」シリーズの早坂美玲、『響け! ユーフォニアム』(2015-2016)の加藤葉月、『アイカツスターズ!』(2016-2018)の桜庭ローラ、『消滅都市』(2019)のソウマなど、多くの人気キャラクターを演じている。今最注目の声優の一人だ。朝井彩加は映画の吹き替えも担当しており、『アフター』(2019)ではジョセフィン・ラングフォード演じる主人公テッサを演じている。
なお、ホリー・トグラムは『オルタード・カーボン: リスリーブド』のオリジナルキャラクターで、ドラマ版には登場していない。
鴎外 (ホログラフィックAI)役 中田譲治
「オルタード・カーボン」シリーズでは不可欠な存在であるホログラフィックAI。『オルタード・カーボン: リスリーブド』に登場する鴎外を演じたのはベテラン声優の中田譲治だ。スーパー戦隊シリーズなどの悪役で知られており、映画の吹き替えではクリス・ノースやヌーマン・アジャルを担当している。
近年のアニメ作品では、『宝石の国』(2017)における金剛先生、『ゴールデンカムイ』(2018-)の土方歳三などを演じている。CMやテレビ番組のナレーションでも活躍している他、俳優としても複数の大河ドラマや、「太陽にほえろ!」シリーズをはじめとする多くの刑事ドラマに出演している。
ドラマ『オルタード・カーボン』には、鴎外は登場しないが、クリス・コナー演じるポーという名のAIが登場する。
ヒデキ・タナセダ役 山内健嗣
『オルタード・カーボン: リスリーブド』でタケシ・コヴァッチに仕事を依頼する雇い主 ヒデキ・タナセダを演じたのは山内健嗣。声優としてだけでなく、ドラマ、舞台などで俳優としても幅広く活動している。声優としては映画の吹き替えを務めることも多い。近年のアニメ作品では『新幹線変形ロボ シンカリオン THE ANIMATION』(2018-2019)のソウギョク役などを演じている。
ドラマ版ではシーズン2に“タナセダ・ヒデキ”が登場し、シーズン2の舞台となるハーランズ・ワールドのヤクザのボスとして、タケシ・コヴァッチとの再会を果たす。2月に公開されたばかりの『オルタード・カーボン』シーズン2と最も縁の深いキャラクターなのだ。ドラマ版では、ベテラン日系俳優のジェームズ・サイトウが演じている。
シンジ役 山本兼平
本作の敵役にあたる水本組の次期組長シンジを演じたのは山本兼平。2000年代からアニメ、ゲーム作品などの声優として活動しており、『Dr.STONE』(2019-)ではヤコフ・ニキーチン役を演じている。映画吹き替えも得意としており、『ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦』(2016)ではジェイミー・ドーナンが演じた主人公の一人、ヤン・クビシュの吹き替えを担当している。
シンジは『オルタード・カーボン: リスリーブド』オリジナルのキャラクターだ。
ゲンゾウ役 石井康嗣
水元組の現在の組長であるゲンゾウを演じるのはベテラン声優の石井康嗣。『勇者王ガオガイガー』(1997)の大河幸太郎長官、『とんかつDJアゲ太郎』(2016)の勝又揚作など、ダンディな役を演じてきた。映画の吹き替えやテレビ番組のナレーションなども数多くこなしている。
ゲンゾウもアニメ版オリジナルのキャラクターで、ドラマ版には登場していない。
以上が、アニメ『オルタード・カーボン: リスリーブド』で主要キャラクターの声優を務めたキャスト陣だ。Netflixが製作するドラマ版『オルタード・カーボン』のキャストと比較してみると、更に楽しめるだろう。
『オルタード・カーボン: リスリーブド』のあらすじ・みどころは以下の記事からご覧いただける。
『オルタード・カーボン: リスリーブド』で使われた用語の解説は以下の記事から。
また、リチャード・モーガンが手がけた「オルタード・カーボン」の原作小説は、パンローリング株式会社より新装版が発売中。
小説、実写ドラマ、アニメ……拡張し続けていく「オルタード・カーボン」の世界から目が離せない。
アニメ映画『オルタード・カーボン: リスリーブド』は2020年3月18日(木)よりNetflixで独占配信。
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— Netflix Japan Anime (@NetflixJP_Anime) March 9, 2020