「ゴルコンダ」英訳が海外SF誌に掲載
『仮想の騎士』で第12回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞した作家・斉藤直子の短編「ゴルコンダ」が英訳され、『Sci-Fi Lampoon Spring-Summer 2020』に収録された。Toshiya Kameiによる翻訳で、英題は「Golconda」。
「Golconda」が収録される『Sci-Fi Lampoon Spring-Summer 2020』には、アメリカやオーストラリア、カナダ、イギリスなどの筆者による作品も収録されており、EPUB形式の電子書籍で$5で購入できる。
『Sci-Fi Lampoon Spring-Summer 2020』(Lulu.com)
また、Sci-Fi Lampoonの公式Twitterでは、斉藤直子と翻訳者のToshiya Kameiを含む収録作家の紹介を読むことができる。
Naoko Saito was born in Nagaoka, Niigata, and studied psychology at Rikkyo University. In 2000, she made her literary debut with her novel Kamen no kishi, a Japan Fantasy Novel Award finalist.
— Sci-Fi Lampoon (@SFLampoon) October 8, 2020
Toshiya Kamei’s translations have appeared in Clarkesworld, The Magazine of Fantasy & Science Fiction, and Samovar , and elsewhere.
— Sci-Fi Lampoon (@SFLampoon) October 8, 2020
今回英訳された「ゴルコンダ」は、『NOVA 1 書き下ろし日本SFコレクション』(2009, 河出文庫) に収録された作品。斉藤直子の初の短篇集『ゴルコンダ』(2019)にも表題作として収録されている。『NOVA 1』と『ゴルコンダ』は共にKindleで購入することができる。
Toshiya Kameiによる英訳作品は、勝山海百合の「軍馬の帰還」を英訳した「Return of a War Horse」など、続々と英語誌に掲載されている。