#BFC4 冬乃くじが優勝、準優勝は草野理恵子 第4回ブンゲイファイトクラブ | VG+ (バゴプラ)

#BFC4 冬乃くじが優勝、準優勝は草野理恵子 第4回ブンゲイファイトクラブ

冬乃くじがBFC王者に

27日午前11時、第4回ブンゲイファイトクラブ (BFC4) 決勝の結果が発表され、過去に二回ブンゲイファイトクラブで本戦出場を果たしており、オンラインSF誌Kaguya Planetに「国破れて在りしもの」を寄稿している冬乃くじが「健康と対話」で優勝を果たした。

準優勝は『パリンプセスト』(土曜美術社出版販売) や、新刊『有毒植物詩図鑑』(しろねこ社)などを刊行している詩人の草野理恵子。そして決勝のジャッジを務めたのはライターの岡田麻沙だ。

両名の作品と、岡田麻沙による決勝ジャッジは、以下のリンク先で読むことができる。

BFC4 メインページ

ブンゲイファイトクラブは文芸による名誉をかけた戦いで、賞金なし参加資格とジャンルの制限なしジャッジ自身もジャッジされるという前代未聞のルールを掲げた文芸イベントだ。各試合の勝者はジャッジの判定によって決定されるが、ジャッジもまた出場ファイターからのジャッジを受け、高い評価を得たジャッジが生き残っていく。主宰は西崎憲が運営する「惑星と口笛」

4回目となる今回も開催期間中はツイッターを中心に感想がSNSを飛び交い、すっかり秋の風物詩としての様相も呈している。これまでのBFCからは、Toshiya Kameiの翻訳によって海外の媒体に掲載される作品・作者も登場しており、広く世界に開かれた文芸イベントだ。

今年も盛況だったBFC

第四回ブンゲイファイトクラブにはファイター部門に275名、ジャッジ部門に23名の応募があり、2022年10月28日にファイターの中から本戦出場に選ばれた24名の筆者名と、23名のジャッジが公表された。そして、2日後の10月30日(日) に一回戦の24作品が発表された。

24作品は4つのグループに分けられ、各グループを5〜6名の担当ジャッジが評価。一回戦の作品の発表の10日後、11月8日(火)に一回戦を勝ち抜いた準決勝ファイターと、ジャッジの評が発表された。準決勝に進出したファイターは、草野理恵子、奈良原生織、冬乃くじ、宮月中。宮月中は昨年のBFC3でも準決勝に進出している強者だ。

そのさらに5日後の11月13日(日)には、準決勝の4作品と、一回戦のファイターによる「一回戦のジャッジをジャッジ」が公表された。準決勝のジャッジは岡田麻沙、白湯ささみ、虹ノ先だりあ、冬木草華。

そしてその4日後、11月17日(木) には草野理恵子と冬乃くじの決勝進出が発表され、3日後の11月20日(日)には決勝の2作品が公開。同時に準決勝ファイターによる「準決勝のジャッジをジャッジ」が公表され、岡田麻沙が決勝ジャッジとなることが発表された。そして本日11月30日(日)、冬乃くじが見事栄冠を手にした。

過酷なスケジュールを戦い抜いたファイターとジャッジに拍手を送りつつ、それぞれの今後の活躍にも注目しよう。

BFC4では、BFC2、BFC3に引き続き「オープンマイク」を開催。ジャンルを問わず多数の作品が集まっている。また、今年も「イグBFC3」「BFC4落選展」など様々なスピンオフイベントが開催され、コミュニティ主導の盛り上がりを見せていた。また、今年はジャッジの人数が過去最大で、開催期間中には数多の文芸論が展開された。

これまでのBFC

2019年に開催された第1回ブンゲイファイトクラブでは、決勝ジャッジを『構造素子』の樋口恭介が務め、『100文字SF』などで知られる北野勇作が初代王者の座に輝いた。第2回ブンゲイファイトクラブでは、決勝ジャッジを竹中朖が務め、蜂本みさが栄冠を手にした。第3回ブンゲイファイトクラブでは、決勝ジャッジを青山新が務め、左沢森が優勝した。

初代王者北野勇作がオンラインSF誌Kaguya Planetに寄稿した「ひゃくじま」はこちらから、蜂本みさがKaguya Planetに寄稿した「冬眠世代」はこちらから読むことができる。また、蜂本みさはSFレーベルKaguya Booksから単著を出すことが決まっている。BFC3で準優勝の坂崎かおるがバゴプラに寄稿した「パラミツ戦記」はこちらから読むことができる。

VG+編集部

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