梶舟景司「密航日帰り旅行に言い訳を」が英訳に
梶舟景司の短編SF小説「密航日帰り旅行に言い訳を」が英訳され、Across The Marginで公開された。英題は「A Stowaway’s Day Out」で、翻訳を手掛けたのはToshiya Kamei。
「A Stowaway’s Day Out」(Across The Margin)
「密航日帰り旅行に言い訳を」は、人類が海面上昇によって地球上のほとんどの陸地を失った〈急上昇〉後の世界を描いた物語。Across The Marginでは、気候変動や環境問題を題材にしたフィクション作品を指す“Cli-Fi (Climate Fiction)” として紹介されている。Cli-Fiは近年海外でトレンドになっているジャンルの一つで、「密航日帰り旅行に言い訳を」は日本発のCli-Fi作品として認知されるだろう。
「密航日帰り旅行に言い訳を」の日本語版は、梶舟景司のnoteで読むことができる。
Across The Marginは英語のオンラインマガジンで、小説に加え、ファッション、音楽、政治などに関する幅広いコンテンツを扱っている。小説については短編だけでなく長編小説の応募も受け付けている点が特徴で、ポッドキャストの配信も行っている。Across The Marginでは、これまでにToshiya Kameiが英訳を手掛けた高井ホアンの「眼鏡のない国から」も掲載されている。