Tall Tale TVに日本から二作品
Chris Herronが主宰するSFファンタジーのオーディオブックメディア「Tall Tale TV」で、西崎憲「スターマン」、髙井ホアン「眼鏡のない国から」の英語訳の朗読が公開された。今回は日本から二作品が朗読作品に選ばれることになったが、両作品ともにToshiya Kameiが英訳した作品だ。「スターマン」は2020年8月14日に、「眼鏡のない国から」は9月4日に公開されている。
Tall Tale TVのYouTubeチャンネルでは、Chris HerronがSFファンタジーの短編作品を朗読する動画を毎週月曜日と金曜日 (を目処) に公開している。作品の朗読後には、著者の紹介と、Chris Herron自身による作品のレビューも聞くことができる。英語圏ではオーディオブックがメディアの一つとして浸透しており、朗読されることでより広い層のオーディエンスに作品を届けることができる。
Ken Nishizaki / Starman (西崎憲「スターマン」)
西崎憲の「スターマン」は、2017年に発表された作品で、2020年3月に発売された『未知の鳥類がやってくるまで』にも収録されている。英語訳は同年5月にHawaii Pacific Reviewで公開されていた。
A Country With No Glasses / Juan Takai (高井ホアン「眼鏡のない国から」)
破滅派などで作品を公開してきた高井ホアンの「眼鏡のない国から」は、これまでにToshiya Kameiによる英訳がAcross The Margin誌に、スペイン語訳がNagari誌に掲載されている。また、9月24日(木)に発売されるアンソロジー『Southeast Asian Fantasy Drabbles』には、高井ホアンの二作品がToshiya Kameiによる英訳で収録される。
SFファンタジー短編の朗読を楽しめるYouTubeチャンネル「Tall Tale TV」の登録はこちらから。