『流転の地球 (さまよえる地球)』中国だけで興行収入10億ドルの勢い 『スター・ウォーズ』超えなるか

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中国国内だけで10億ドル?

updated on Feb.27, 2019.

勢いが止まらない『流転の地球 (さまよえる地球)』

『三体』(2008)でアジア初のヒューゴー賞を受賞したこと知られる、リュウ・ジキン (劉慈欣) 原作のSF映画『さまよえる地球 (原題: 流浪地球、英題: The Wandering Earth)』(2019年2月、邦題は『流転の地球』に決定)が、破竹の勢いを見せている。『流転の地球 (さまよえる地球)』は、中国初のブロックバスターSF映画として注目を集め、2月5日(火)に公開されるやいなや初週で興行収入3億4,900万ドルを記録した。中国国内での初週の成績としては史上最高記録、米国内の『アベンジャーズ: インフィニティ・ウォー』(2018)の初週における興行収入3億3,800万ドルを超えたというから驚きだ。

 

北米でも公開

『流転の地球 (さまよえる地球)』は、太陽の爆発が迫る中、人類が“地球ごと”太陽系の脱出に挑むという壮大な宇宙スペクタクル。2019年2月8日(金)からは北米でも公開され、様々な反応を呼んでいる。

中国だけで10億ドル?

そんな中、Forbesは米国時間の2月13日、『流転の地球 (流浪地球/The Wandering Earth/さまよえる地球)』が中国国内だけで興行収入10億ドルを突破する可能性もあると報じた。中国だけで10億ドルを突破する大ヒット作品となれば、『流転の地球 (さまよえる地球)』は2019年の興行収入ランキングにも大きな影響を及ぼす作品になる。2018年の年間1位を獲得した『アベンジャーズ: インフィニティ・ウォー』は20億4,840万ドル、2位の『ブラックパンサー』は13億4,690万ドルを記録しており、10億ドルの壁を超えることができれば、十分に年間のトップ3に食い込む余地が生まれるのだ。

立ちはだかる二つの壁

『流転の地球 (流浪地球/The Wandering Earth/さまよえる地球)』の前に立ちはだかるのは、アメコミ映画界の集大成とも呼べる作品と、スペースオペラ界のレジェンドだ。2019年4月26日(金)には、『アベンジャーズ/エンドゲーム』が全世界で公開される。MCUの“フェイズ3”最終作にあたり、一つの時代の終焉を描く重要なタイトルだ。12月に公開を予定しているのは、「スター・ウォーズ」シリーズ最新作の『スター・ウォーズ9 (仮題)』。こちらも「エピソード7」から続いた“続三部作 (シークエル・トリロジー)”の最終作で、嫌が応にも注目は集まる。歴代の興行収入を見ても、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)は歴代3位に、『アベンジャーズ: インフィニティ・ウォー』は歴代4位に食い込んでおり、共に20億ドル超えを達成している。“ハリウッドSF”の壁は高そうだ。

ハリウッドへの“挑戦権”

だが、少なくとも、『流転の地球 (流浪地球/The Wandering Earth/さまよえる地球)』にも“挑戦権”は与えられたと言っていいだろう。SF映画が席巻する世界の映画市場に臨む体勢は整ったはずだ。ハリウッドの独占市場であったSFブロックバスターの世界に、新たな風を吹かせることは間違いない。もちろん、近年のハリウッドSF大作映画の世界的ヒットは、中国国内のマーケットでの大ヒットによるところが大きい。『流転の地球 (さまよえる地球)』が、アメリカをはじめとする世界の市場をどれだけ開拓できるかに注目しよう。

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via: 『流浪地球』微博
– Source –
Forbes / Box Office Mojo

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