バットマンシリーズの精神病院「アーカム・アサイラム」スピンオフがDCUに登場 | VG+ (バゴプラ)

バットマンシリーズの精神病院「アーカム・アサイラム」スピンオフがDCUに登場

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マット・リーヴス監督は『THE BATMAN-ザ・バットマン-』シリーズと「アーカム・アサイラム」を兼任

マット・リーヴス監督、ロバート・パティンソン主演『THE BATMAN-ザ・バットマン-』(2022)。マット・リーヴス監督はここから世界観を広げていき、『THE BATMAN-ザ・バットマン-』を三部作にしようとしていた。そこにスピンオフであるオズワルド・コブルポッドを主人公にした『ペンギン(原題:Penguin)』も加わり、「バットバース」というユニバースをマット・リーヴス監督は作ろうとしていた。

DCEU(DCエクステンデッドユニバース)が生まれ変わったDCU(DCユニバース)。それとは異なるDCエルスワールドに属するバットバース。そのようなバットバースに加わる作品として、マット・リーヴス監督は「バットマン」シリーズに登場する凶悪なヴィランを収容している精神病院「アーカム・アサイラム」のスピンオフ作品を制作しようとしていた。

しかし、ジェームズ・ガン共同CEOが「アーカム・アサイラム」のスピンオフ作品がDCUに属すると発表した。これにはファンたちも驚いた。それもそのはず。ファンたちは『THE BATMAN-ザ・バットマン-』の最後にリドラーがジョーカーと出会ったため、そこから「アーカム・アサイラム」に収容されているヴィランたちの物語が始まるものだと考えていたからだ。

ジェームズ・ガン共同CEOはスレッズにて、マット・リーヴス監督のバットバースの進捗を尋ねられ、このように返した。

 

投稿者: @jamesgunn
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現在のところ、マットは『アーカム』をDCUシリーズとしてプロデュースしています。だから現在のところ、2本だけですね。

この2本とはバットバース作品として制作されている『ザ・バットマン2』と『ペンギン』を指しているものと考えられる。更に続けて、「アーカム・アサイラム」はDCU作品なのかというファンからの質問にジェームズ・ガン共同CEOはこう返した。

 

投稿者: @jamesgunn
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そうです。私たちは監督・プロデューサーとしてのマットを尊敬しているので、彼は自身の『ザ・バットマン』ユニバースと、DCUの両方の物語をプロデュースすることになります。

現在、ジェームズ・ガン共同CEOが進めるDC10年計画「神々と怪物」ではジェームズ・ガン共同CEOが監督・脚本を務める2025年7月11日米公開予定の『スーパーマン:レガシー(原題:Superman:Legacy)』や、バットマンとロビンの活躍を描く『ザ・ブレイブ・アンド・ザ・ボールド(原題:The Brave and the Bold)』が進んでいる。おそらく、ジェームズ・ガン共同CEOはヴィランたちの出自を語る上で「アーカム・アサイラム」を利用したいものだと考えられる。

バットマンのヴィランの特徴が影響している?

「バットマン」シリーズに登場するヴィランたちといえば、スーパーパワーを持ったものよりも強迫観念に囚われている、何かに執着しているなどの特徴がある。他人の正気さえ奪うジョーカーをはじめとして、放火魔のファイヤーフライ、記念日にちなんだ犯罪を繰り返すカレンダーマン、「2」に執着するトゥーフェイス、クイズに強いこだわりをみせるリドラーなど数えきれないほどいる。

スーパーパワーを持ったヴィランや、神々、宇宙人、傭兵に暗殺者といったヴィランとは一味違うヴィランを登場させる上で「刑務所ではなくアーカム・アサイラムに収容されていた」という設定は確かにしっくりくる。それでも、バットバースからスピンオフ作品「アーカム・アサイラム」が移っていくのは寂しいものがある。

その理由はジェームズ・ガン共同CEOが目的としていると考察できるヴィランの出自だけではなく、マット・リーヴス監督の考えるバットバース像にも関係があるのかもしれない。マット・リーヴス監督は、かねてよりバットバースは地に足のついた作品にしたいと語っていた。

そのため、バットバース上では先天的な皮膚病でワニ人間と化したキラークロック、極低温でしか生きられないミスター・フリーズ、植物とフェロモンを自在に操るポイズン・アイビーなどのスーパーパワーを持った人気ヴィランをバットバースでは活躍させることは難しいと考えたのかもしれない。

何にせよ、DCエルスワールド「バットバース」とDCEUが生まれ変わったDCUの2つの世界観の拡張という大仕事を兼任することになったマット・リーヴス監督。その今後に注目していきたい。

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『ザ・バットマン』ラストのネタバレ解説はこちらから。

『ザ・バットマン』ヴィランのリドラーについての考察はこちらから。

『ザ・バットマン』でのバリー・コーガンのジョーカーの再演についてはこちらから。

『ザ・バットマン2』の公開日の情報はこちら。

スピンオフドラマ『ザ・ペンギン』は2024年米配信。

鯨ヶ岬 勇士

1998生まれのZ世代。好きだった映画鑑賞やドラマ鑑賞が高じ、その国の政治問題や差別問題に興味を持つようになり、それらのニュースを追うようになる。趣味は細々と小説を書くこと。
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