『ドクター・スリープ』11月29日(金)公開
スティーヴン・キング原作の最新映画『ドクター・スリープ』の公開がいよいよ2019年11月29日(金) に迫っている。スタンリー・キューブリック監督による名作ホラー『シャイニング』(1980) から40年の時を経て、『ドクター・スリープ』全ての謎が明らかになる。
『ドクター・スリープ』の指揮をとるのは、同じくスティーヴン・キング原作の小説を映画化した『ジェラルドのゲーム』(2017) で知られるマイク・フラナガン監督。『シャイニング』の惨劇を生き延び大人になったダニーを、「スター・ウォーズ」新三部作のオビ=ワン・ケノービ役などで知られるユアン・マクレガーが演じる。
日本での特別試写でも好評
11月18日に実施された『ドクター・スリープ』の特別試写会では、「キューブリック版のシャイニングと繋がるように、尚且つ前作でキングが納得いかなかった不足要素が描かれつつ完結してる」「恐怖と感動が同時に来るという新体験」「ファンによるファンのための続編映画」「ホラーは大の苦手だけど、それを感じさせないぐらい圧倒させられた」といった称賛の声が多数寄せられている。俳優の柳沢慎吾と映画評論家の有村昆が登場した特別試写会の様子は、以下の記事に詳しい。
特別映像が公開
そして今回、スティーヴン・キング、マイク・フラナガン監督、ユアン・マクレガーの三人が登場する特別映像が到着した。その映像がこちらだ。
『ドクター・スリープ』を通してスティーヴン・キングとの初対面が実現したと語るマイク・フラナガン監督。キングについて、「彼は子どもの頃からずっとヒーロー」と語り、『シャイニング』によって世界の見方が変わったと話す。マイク・フラナガン監督は『ドクター・スリープ』を通して、キューブリック版『シャイニング』のテーマを扱いながらも、原作小説でしか扱われていなかったテーマも扱っていると語る。
スティーヴン・キング自身は『シャイニング』のダニーのその後を気にかけていたといい、マイク・フラナガンの手腕を「キューブリックの映画を次の段階に進ませた」と高く評価する。映画『ドクター・スリープ』を原作小説の「すばらしい映画版」と語り、同時に「キューブリック映画『シャイニング』のすばらしい続編でもある」と絶賛。「観るべき映画だ。参加できたことを誇りに思う」とこれ以上ない賛辞の言葉でコメントを締めくくっている。
また、ユアン・マクレガーは、『シャイニング』で描かれたのは“自制の効かない人間”だったが、『ドクター・スリープ』のテーマを“再生=リカバリー”と語る。ユアン・マクレガーが映画『ドクター・スリープ』とダニーについて詳細に語った映像は、以下の記事からご覧いただける。