「ネタバレなしで!」『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』トム・ホランドらキャストが呼びかけ | VG+ (バゴプラ)

「ネタバレなしで!」『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』トム・ホランドらキャストが呼びかけ

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『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』ネタバレ防止を呼びかけ

米時間の2021年12月13日(月)、アメリカのロサンゼルスで映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』ワールドプレミアが開催された。アメリカでは2021年12月17日(木) に劇場公開されることになっており、日本の公開日である2022年1月7日(金)よりも三週間早い公開になる。日本のファンのみならず、世界中のファンが警戒しているのは本作の内容に関する重大な“ネタバレ”だろう。

そこで、ソニー・ピクチャーズ・エンターテインメント公式は、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』を観ても内容を不用心にネタバレしないように呼びかける動画を公開した。それがこちらだ。

動画にはまず、MCUの“ネタバレ王子”ことトム・ホランドが登場。MJ役のゼンデイヤ、ジェイコブ役のネッド・リーズと共に「皆さんが『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の公開を楽しみにしていると願っています」とした上で、「ちょっとしたメッセージがあります。映画を観たら、(観てない人への)ネタバレはやめてください」と続けている。

トム・ホランドも「ネタバレはナシで!」とメッセージを送るが、『スパイダーマン:ホームカミング』(2017) のワンシーンや『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018) の展開をSNSを通してネタバレしてきたトムホに、デンゼイヤは「どの口が言うんだ」と言わんばかりの表情で相槌を打っている。

そんな二人をよそにネッド・リーズは「とにかく、この映画は巨大な規模になっています」と報告。トム・ホランドが「皆さんが映画館でこの作品を観るのが待ちきれません」とコメントすると、登場したのはヴィランのエレクトロことマックス・ディロンを演じたジェイミー・フォックスだ。

「映画館で会いましょう。ネタバレなしでね」とメッセージを送るジェイミー・フォックスだったが、ネッド・リーズは「でもジェイミー、あなた自身がネタバレですよ」とツッコミを入れる。ジェイミー・フォックスが「私自身がネタバレってどういうこと?」と納得いかない様子を見せたところで幕を閉じるコミカルな作りになっている。

ジェイミー・フォックスが本作で演じるのは、映画『アメイジング・スパイダーマン2』(2014) で登場したエレクトロ。その他にも、サム・ライミ監督版『スパイダーマン』(2002) からウィレム・デフォー演じるグリーン・ゴブリン、『スパイダーマン2』(2004) からアルフレッド・モリーナ演じるドクター・オクトパスの登場が明らかになっている。

この三人は、ブラジル・コミコンでヴィラン観を共有するなど、ネタバレギリギリのトークを繰り広げたことも。いずれのキャラクターも俳優は同じだがコスチュームが変更されており、過去作との繋がりなどは明かされていない。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』には更なるサプライズが待っていると見て良いだろう。

『エンドゲーム』以来のネタバレ防止呼びかけ

実は、この公式による“ネタバレ防止”の呼びかけは、2019年に公開された映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』でも行われていた。この時はマーベル公式が公開した動画で、やはりメインキャラの俳優たちが「エンドゲームはネタバレなしで」と呼びかける内容になっている。

こちらはYouTubeで累計200万回の再生数を記録したが、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のネタバレ防止動画は、公開1日目で183万回以上も再生されている。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は、第一弾予告編の“公開後24時間の視聴数”が全世界で3億5,550万回を記録。『エンドゲーム』が持っていた映画予告の記録を塗り替えた。また、アメリカでの前売券の発売初日の成績も『エンドゲーム』超えを果たし、向かうところ敵なしだ。

唯一の敵は「ネタバレ」というところだろう。ソニー公式は今回の動画の概要欄で「ネタバレなしで。そんな人にならないでください。より安全性を高めたいなら、コメントを読むのをやめて、キーワードをミュートにしてください。そして、今日でSNSから離れましょう!」と呼びかけている。

もちろん、本メディア(バゴプラ)では、日本での公開日まで、マーベル公式のリリースも含めて、ネタバレや内容を匂わせるニュースは拾わない。残り3週間、万全の体制で生き延びて、新たな歴史が刻まれる瞬間を目にしよう。

映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は2022年1月7日(金) 全国で公開。

『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』公式サイト

豪華MCUキャストが集結したワールドプレミアの様子はこちらから。

グリーン・ゴブリン、ドクター・オクトパス、エレクトロの三大ヴィランの俳優によるコメントはこちらの記事で。

トム・ホランドが“MCUの顔”になったと言われる件についてコメントした内容はこちらから。

プロデューサーは『ノー・ウェイ・ホーム』後の新三部作も構想している。詳しくはこちらから。

最新予告の解説と考察はこちらから。

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