「ゴジラ」シリーズ70周年を飾るモンスター・ヴァース最新映画
1954年に第1作『ゴジラ』が公開されて以降、70年近く愛されている「ゴジラ」シリーズ。そのハリウッド展開であるモンスター・ヴァースの最新映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』の新ポスターがInstagramなどSNS上で解禁された。
そこには赤い手形とコングに似た青い目の怪獣(タイタン)の姿、そして殴り書きのような文体で「新しい王に頭を下げよ(BOW TO YOUR NEW KING)」という文章が書かれていた。また、ハッシュタグで「スカーキング(Skar King)」と記載されていることから、このコングに似た新怪獣(タイタン)の名前がスカーキングだと考察できる。
赤い手形といえば、『ゴジラVSコング』(2021)でコングの先祖が暮らしていた地球の地下空洞に多く残されていたものであり、コングの先祖がゴジラの先祖と戦って勝ち得た玉座へと繋がる扉にも赤い手形が遺されていた。容姿だけではなく赤い手形をメッセージに用いることからも、スカーキングはコングの近縁種だと考察できる。
「X」である意味と「スカーキング」の正体
前作『ゴジラVSコング』ではゴジラとコングの戦いだけではなく、最後はゴジラとコングが協力してエイペックス社がギドラの頭を利用して生み出したメカゴジラと戦って幕を閉じた。最新作である『ゴジラxコング 新たなる帝国』では「VS」ではなく、「X」でゴジラとコングを結び付けていることからゴジラとコングが共闘してスカーキングを倒す展開も考えられる。
メカゴジラの流れを汲むのであれば、メカゴジラよりも先に東宝映画界に登場したキングコングのロボット怪獣のメカニコングの存在も忘れてはいけない。前作の『ゴジラVSコング』ではシークレットの敵怪獣としてメカゴジラが登場したため、スカーキングは純粋にゴジラとコングの双方を倒そうとする怪獣(タイタン)なのか、それともコングの玉座を狙う同種族なのか、メカゴジラに次ぐ人造怪獣なのかなど考察の余地が残っている。
大まかなあらすじでは、怪獣(タイタン)の二大巨頭となったゴジラとコングは世界と彼らの存亡をかけて地球に眠る未知の脅威と戦い、怪獣(タイタン)と髑髏島の歴史、そして人類と怪獣(タイタン)を結びつけるものへと迫るとのことだ。『ゴジラxコング 新たなる帝国』では、スカーキングは単体でゴジラとコング、そして地球の存亡を脅かす存在になるのだろうか。
あのキャラクターたちが前作『ゴジラVSコング』から再登場
『ゴジラxコング 新たなる帝国』の監督は前作『ゴジラVSコング』より引き続きアダム・ウィンガード監督が務める。他にもモナークの人類言語学者のレベッカ・ホール演じるアイリーン・アンドリューズ、怪獣に関する陰謀論者のブライアン・タイリー・ヘンリー演じるバーニー・ヘイズ、髑髏島の先住民イーウィス族でコングと心を通わせることのできる聴覚障害を抱える少女のカイリー・ホットル演じるジアたちも再登場するとのことだ。
更に『美女と野獣』(2017)で野獣を演じたダン・スティーヴンス、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2021)でイン・リーを演じた陳法拉(ファラ・チェン)、『チェルノブイリ ーCHERNOBYLー』(2019)でアンドレイ・グルホフを演じたアレックス・ファーンズ、『モアナと伝説の海』(2016)でタラおばあちゃんを演じたレイチェル・ハウスなど新キャストも加わることが明らかになっている。今後の更なる情報解禁に期待していきたい。
『ゴジラxコング:ザ・ニューエンパイア』公式Instagram
『ゴジラxコング:新たなる帝国』予告編第1弾の考察記事はこちらから。
『ゴジラvsコング』登場怪獣の紹介はこちらから。
『ゴジラvsコング』の続編考察はこちらから。
『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』初情報解禁時の記事はこちらから。
『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』予告編第1弾の記事はこちらから。