氷漬けのゴジラに斧を持つコング アダム・ウィンガード監督が語る『ゴジラxコング 新たなる帝国』 | VG+ (バゴプラ)

氷漬けのゴジラに斧を持つコング アダム・ウィンガード監督が語る『ゴジラxコング 新たなる帝国』

© LEGENDARY AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

アダム・ウィンガード監督が描く新しいモンスター・ヴァース

「ゴジラ」シリーズ70周年となる2024年4月26日(金)より全国劇場公開されるアダム・ウィンガード監督作『ゴジラxコング 新たなる帝国』。アダム・ウィンガード監督へのインタビューをIGNが報道した。


そこではインタビューだけではなく、IGNでの先行公開となる『ゴジラxコング 新たなる帝国』のコンセプト画像も公開された。公開された画像は氷漬けになったゴジラや、前作『ゴジラVSコング』(2021)から引き続きゴジラ族の背びれで作られた斧を持つコング、そしてメインキャラクターたちのビジュアルなど興味深いものばかりだ。

『キングコング対ゴジラ』のオマージュ?

氷漬けになったゴジラと言えば思い起こされるのが「ゴジラ」シリーズで過去歴代1位の観客動員数の1120万人となり、『ゴジラVSコング』のリメイク元となった『キングコング対ゴジラ』(1962)だろう。

『キングコング対ゴジラ』では、前作『ゴジラの逆襲』(1955)で神子島でゴジラが雪崩によって生き埋めにされている。そして北極海の氷山が光り、その氷山の中から目覚めたゴジラとキングコングを戦わせるという事件が物語のきっかけになっていた。

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ゴジラとコングを中心にCGで描く物語

そのような『キングコング対ゴジラ』へのリスペクトも感じさせる『ゴジラxコング 新たなる帝国』の新画像。アダム・ウィンガード監督は画像の解禁と共に、『ゴジラxコング 新たなる帝国』における怪獣の演出についてインタビューで詳しく語った。

巨大怪獣映画を制作するのに必要なスキルは非常に特殊で、それを学ばなければならなりません。次回はどうしようか、どうすればもっと良くなるのか、色々なアイデアが浮かびました。『ゴジラxコング 新たなる帝国』の大部分は、全てCGアニメーションのショットであり、その大部分は純粋なイマジネーションです。『ゴジラxコング 新たなる帝国』では、怪獣たちが視覚的、非言語的な方法で怪獣自身の物語を語ることができます。

『ゴジラxコング 新たなる帝国』においてスカーキングをどのように魅力的な存在として描くのか。アダム・ウィンガード監督はその手法について、CG技法を用いることで人間たちの言葉を借りずともゴジラやコングら怪獣たち自身の感情を物語で描くことができると語った。

この怪獣を中心において、怪獣の心情を描くというのは2023年11月3日公開の『ゴジラ-1.0』とは正反対の方向性かもしれない。『ゴジラ-1.0』ではゴジラは物語の中心に存在はしていたが、物語全体を通してみると戦争で心に傷を負った人々が主人公であった。

エキサイティングすぎるゴジラとコングのコンビネーション

また、アダム・ウィンガード監督はタイトルに『VS』ではなく『X』を用いた理由についても詳しく語っている。そこでは『ゴジラxコング 新たなる帝国』では明確な敵怪獣である青い目の新怪獣「スカーキング」が存在していることに加え、前作『ゴジラVSコング』でのゴジラとコングが共闘してメカゴジラを倒したことも影響しているようだ。

メカゴジラに次ぐゴジラとコングを共闘させるための2体を凌駕するオリジナル怪獣を生み出す苦悩についても言及した。それだけではなく、何故ゴジラとコングが共闘しなければならないのかについてもメタ的な視点を踏まえて語った。

コングとゴジラに匹敵するような敵怪獣を考えたかったのですが、それは本当に難しいことでした。スカーキングにはもっと多くの魅力があり、スカーキングがどのように脅威となるのか、そしてそれは、ある種の楽しみを与えることになるでしょう。

『ゴジラVSコング』が公開され、観客が見始めてすぐに、私は「もうこのゴジラとコングを切り離して考えることはできない」と思いました。ゴジラとコングを1本の映画に登場させるのはエキサイティングすぎます。そして今、『ゴジラxコング 新たなる帝国』ではその関係を継続させるものでなければならなりません。

モンスター・ヴァース全体で最も楽しいキャラクター

現在、発表されている前作『ゴジラVSコング』から続投する人類側のキャストはモナークの人類言語学者レベッカ・ホール演じるアイリーン・アンドリューズ、怪獣陰謀論者ブライアン・タイリー・ヘンリー演じるバーニー・ヘイズ、髑髏島の先住民イーウィス族でコングと心を通わせることのできる聴覚障害を抱える少女カイリー・ホットル演じるジアの3人だ。

インタビューでは新キャストであるダン・スティーヴンスについても語っている。アダム・ウィンガード監督としては『ザ・ゲスト』(2014)以来の再共演となる。

『ザ・ゲスト』以来、ダン・スティーヴンスとまた映画を撮りたいと思っていたんですけど、なかなかうまくいきませんでした。頭の片隅では、もし次の作品をやるなら、ダン・スティーヴンスのためにキャラクター作りをしなくてはいけないと思っていました。それで、ダン・スティーヴンスのためにこのキャラクターをオーダーメイドしました。ある意味、モンスター・ヴァース全体で最も楽しいキャラクターだと思います。

ダン・スティーヴンスのために用意されたという『ゴジラxコング 新たなる帝国』の新キャラクターは、モンスター・ヴァース全体で最も楽しいキャラクターとなったとアダム・ウィンガード監督の口から語られている。これまでもモンスター・ヴァースには一癖も二癖もあるキャラクターが登場してきたが、ダン・スティーヴンスもそこに名を連ねそうだ。

広がり続けるモンスター・ヴァース

アダム・ウィンガード監督はモンスター・ヴァースの更なる発展に向けて、新キャラクターの登場や『ゴジラVSコング』で登場した地底空洞に棲む爬虫類型の怪獣(タイタン)のタイタナス・ダグの人気なども語った。

エキサイティングすぎるゴジラとコングのパートナーに『キングコング対ゴジラ』を思わせる演出、更にはモンスター・ヴァースで最も楽しいキャラクターとなるダン・スティーヴンスの登場など新情報が多く公開された今回のインタビュー。今後のさらなる情報解禁に期待していきたい。

『ゴジラxコング:新たなる帝国』は2024年4月26日より全国劇場公開。

Source
IGN

『ゴジラxコング:ザ・ニューエンパイア』公式Instagram

『ゴジラxコング:新たなる帝国』新ポスターの記事はこちらから。

『ゴジラxコング:新たなる帝国』予告編第1弾の考察記事はこちらから。

『ゴジラvsコング』登場怪獣の紹介はこちらから。

『ゴジラvsコング』の続編考察はこちらから。

『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』初情報解禁時の記事はこちらから。

『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』予告編第1弾の記事はこちらから。

 

鯨ヶ岬 勇士

1998生まれのZ世代。好きだった映画鑑賞やドラマ鑑賞が高じ、その国の政治問題や差別問題に興味を持つようになり、それらのニュースを追うようになる。趣味は細々と小説を書くこと。
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