ネタバレ解説 『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』 新ガジェットを紹介! 大活躍したあれは何? | VG+ (バゴプラ)

ネタバレ解説 『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』 新ガジェットを紹介! 大活躍したあれは何?

ソニー・ピクチャーズ

『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』でも新ガジェットは大活躍

1984年に公開された『ゴーストバスターズ』から40年の歴史を持つ「ゴーストバスターズ」シリーズでは、これまで様々なガジェットが登場した。ゴーストを小型イオン加速器や小型原子炉で発生させたレーザーで捕獲し、ゴーストトラップに入れるというアイデアによって、「ゴーストバスターズ」シリーズは他の幽霊が登場する映画とは異なるSF映画という印象を与えた。

そのような「ゴーストバスターズ」シリーズ最新作である『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』では、新たなに7つのガジェットが登場することを米Screen Rantが報じた。本記事ではゴーストバスターズたちが使う新ガジェットについて紹介していこう。なお、本記事は『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』のネタバレを含むため、本編視聴後に読んでいただけると幸いである。

ネタバレ注意
以下の内容は、映画『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』の内容に関するネタバレを含みます。

40年の研究で誕生した新ガジェット

ECTO-C

『ゴーストバスターズ』と聞いて、あのロゴマークとサイレンを鳴らして現われる1959年式キャデラックの改造車を思い浮かべる人は多いだろう。ゴーストバスターズの専用車両ECTO-1は『ゴーストバスターズ/アフターライフ』ではオクラホマ州サマーヴィルで埃を被っていた。しかし、初代ゴーストバスターズが解散される前に改造が施され、後部座席が飛び出して銃座になり、ラジコン式ゴーストトラップを射出する装備が搭載されている。

ゴーストバスターズを象徴する専用車両に新しく名を連ねるのが、このECTO-Cだ。ECTO-Cは旧式の白バイにサイドカーを取り付けた車両で、小回りが利くのが特徴だ。そのため、ゴーストバスターズ全員を運び、彼らの装備品を積むのには適していないが、少数で行動するときには役に立つ。

レイモンド・スタンツ博士によって保存されていたECTO-Cは邪神ガラッカについて調べる際、フィービーとポッドキャストを運んだ。しかし、物に取り憑くゴースト“ポゼッサー”の存在に気付けず、ポゼッサーも一緒に運んでしまった。ECTO-1同様、サイドカーが銃座になるように設計されており、プロトンパックも搭載されている。だが、その効力を発揮する前にポゼッサーを捕え損ない、ニューヨーク図書館のライオン像を破壊してしまった。

フィービーの改造したプロトンパック

『ゴーストバスターズ』と聞いてもう一つ思い浮かぶのが、ゴーストバスターズたちが背負うプロトンパックだ。小型イオン加速器によって生み出されたレーザーはゴーストたちを捕縛することができ、その隙を突いてゴーストトラップで捕獲する。『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』では見た目に大差はないものの、プロトンパックの性能は向上した。

その最たる例がフィービーによる邪神ガラッカ用の改造だ。邪神ガラッカは真鍮が弱点とされ、フィービーは滑り棒を切り取り、小型イオン加速器を真鍮製に作り替えた。真鍮は水気に強く加工しやすいため身の回りにあふれているだけではなく、聖なるものとしても扱われることが多い。アラビアの精霊ジンを捕えるのに用いられる他、仏具の材料としても利用されている。科学と信仰の融合によりフィービーは特別なレーザーを放つプロトンパックを完成させた。

アップグレード版ゴースト保管庫

ゴーストバスターズたちがゴーストトラップでゴーストを捕獲した後、ゴーストたちはどこへ向かうのだろうか。それはゴースト保管庫だ。ゴースト保管庫はニューヨーク州マンハッタンのゴーストバスターズ本部の地下にあり、そこにゴーストトラップを挿入してスイッチを入れ、ランプがグリーンになったらゴーストトラップの中身もクリーンになる。一見すると改造が必要のない備品に思われるが、その中身は1984年以来溜まる一方だった。

そこでウィンストン・ゼドモアがつくったのが新たなゴースト保管庫だ。従来よりも中は広く、ゴーストたちで満員になる危険性もない。ただ一つ問題点をあげるとすれば場所だろう。ウィンストン・ゼドモアはニュージャージー州の廃墟となった水族館をゴースト研究所に改装した。そのため、ゴーストを捕獲するたびにニューヨーク州マンハッタンからニュージャージー州まで長旅をしなければならない。

荷電陽子バリア

ゴーストバスターズを捕獲だけではなく、研究のステップまで引き上げたのが荷電陽子バリアだ。プロトンパックの原理を応用して作られた荷電陽子バリアはゴーストのすり抜けを防止することが出来、それによってゴーストの観察が可能となった。

ウィンストン・ゼドモアは荷電陽子バリアをゴースト研究所に設置し、水族館の水槽の中でゴーストたちを観察できるようにした。それにより何でも吐き出すジャガイモに似たゴースト“ピューキー”や、触手をうねらせながら浮遊するゴースト“フォスファー”の研究が可能になった。弱点はバッテリーが内蔵されていないことで、停電するとゴーストに逃げられてしまう可能性がある。事実、その隙を狙ってポゼッサーは逃亡に成功した。

ゴースト抽出機

荷電陽子バリアと共にゴースト研究を飛躍的に向上させたのが霊魂抽出機だ。ゴースト研究所にある霊魂抽出機は、レイモンド・スタンツ博士が持ち込む呪物からゴーストを抽出することができる。レイモンド・スタンツ博士とポッドキャストが配信している番組「真実のハンマー」で見つけられた呪物はゴースト研究所で霊魂を抽出し、荷電陽子バリアの水槽に送られることになる。

本来は呪物専用のものだが、ゴーストの友人のメロディに会いたいフィービーは霊魂抽出機で幽体離脱を試みた。ゴーストになることに成功したフィービーだったが、それらはすべて邪神ガラッカの陰謀だった。ガラッカは人間をコントロールできないが、復活には人間によって唱えられる呪文が必要だ。そのために幽体離脱で空っぽになった人間の肉体が必要だったのだ。自分で人体実験をするような勇気ある人物はフィービー以外いないだろう。

ガントレット

ゴーストバスターズの武器と言えばプロトンパックだったが、新しい武器が『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』に登場した。ラッキー・ドミンゴが実験していたガントレットは、2016年にリメイクされた『ゴーストバスターズ』のプロトングローブに似ている。

『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』では邪神ガラッカとの最終決戦でジャニーン・メルニッツが装備していた。それを見てピーター・ヴェンクマン博士はジャニーンがゴーストバスターズになっていたことを驚いていた。

ゴーストトラップ・ドローン

『ゴーストバスターズ/アフターライフ』で登場した進化したガジェットと言えば、ラジコンカーになったゴーストトラップだろう。ラジコンカーのゴーストトラップは動くゴースト相手に非常に有効なものとなった。『ゴーストバスターズ/アフターライフ』では、ECTO-1の下から射出されるラジコンカーでクマムシに似た金属を食べるマンチャーを捕獲した。

『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』では更にグレードアップし、ゴーストトラップはドローンに改造された。これにより空を飛ぶゴーストを捕獲できるようになり、スペングラー一家の新生ゴーストバスターズは、このドローンを利用して下水龍〈ゴーストドラゴン〉を捕獲することに成功した。

SF作品らしく夢のようなガジェットが登場する『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』。興行成績が良ければ続編が製作され、もっと新しいガジェットが登場することが考察できる。ガジェットに注目して『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』を観てみるのも面白いかもしれない。

『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』は2024年3月29日(金)より全国公開。

『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』公式サイト

Source
Screen Rant

『ゴーストバスターズ/アフターライフ』を含めた「ゴーストバスターズ」シリーズは現在配信中

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『ゴーストバスターズ/アフターライフ』のキャストと吹替声優はこちらから。

『ゴーストバスターズ/アフターライフ』のネタバレ感想と考察はこちらから。

フィービーがゴースト抽出機を使って幽体離脱を実験した。そのようなことが可能かどうかについてはこちらが詳しい。

鯨ヶ岬 勇士

1998生まれのZ世代。好きだった映画鑑賞やドラマ鑑賞が高じ、その国の政治問題や差別問題に興味を持つようになり、それらのニュースを追うようになる。趣味は細々と小説を書くこと。
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