映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』ハイエナのブルースを演じたのは“犬”だった 当初は本物のハイエナの起用を模索【BIRDS OF PREY】 | VG+ (バゴプラ)

映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』ハイエナのブルースを演じたのは“犬”だった 当初は本物のハイエナの起用を模索【BIRDS OF PREY】

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『ハーレイ・クイン』が3月20日公開

「バットマン」シリーズのヴィランとして知られるハーレイ・クインを主人公に据えた映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』が、2020年3月20日(金)より公開される。『スーサイド・スクワッド』(2016)でハーレイ・クイン役を務めたマーゴット・ロビーがハーレイ・クインを再演、『デッド・ピッグス (原題: Dead Pigs)』(2018)で知られるキャシー・ヤン監督が指揮をとった。なお、アジア系女性監督がスーパーヒーロー映画の指揮をとるのはキャシー・ヤン監督が初となる。

豪華な出演陣、その音楽なども話題となっている中、密かな注目を集めているのが劇中に登場するハーレイ・クインのペット、ハイエナのブルースだ。予告編では、バットマンことブルース・ウェインの名前をとって命名したことが語られており、ハイエナのブルースは特徴的な笑い方を見せている。

なお、『キャプテン・マーベル』(2019)では猫のグースが重要な役割を果たした。グースの場合は、一つのキャラクターを4匹の猫が演じ分けていた。その撮影手法は以下の記事に詳しい。

本物のハイエナの起用を模索

では、『ハーレイ・クイン』におけるハイエナのブルースは、どのように撮影されていたのだろうか。プロデューサーとしても同映画に携わったマーゴット・ロビーが撮影秘話を米ComicBookに語っている。

撮影に使われたことがあるハイエナがカリフォルニアにいたので、本物のハイエナも見に行ったんです。結果的に、本物のハイエナはとても凶暴で一緒に撮影することは不可能でした。触れるもの全てを自分のものにしようとするんです。もしソファーに座らせたら、ソファーを食べてしまうんです。

撮影に本物のハイエナを使用することを諦めた製作陣は、犬を起用することに決めたという。

最終的には、とても大きな犬を使ったんです。毛皮とボディーラインをCGIで編集して、ハイエナに見えるようにしました。だって、代替案は人間に緑のスーツを着せて撮影することだったんですよ。

『ハーレイ・クイン』の脚本を手がけたクリスティーナ・ホドソンは、USA TODAYに二匹のジャーマン・シェパードを起用して撮影を行ったと明らかにしている。ハイエナのブルースの正体は、ジャーマン・シェパードだったのだ。

原作コミックでは、ハーレイ・クインはジョーカーが面倒を見なくなった二匹のハイエナ、バドとルーを飼っている。ハイエナについては、映画版でも製作会議で真っ先に議題にあがった要素の一つだったという。映画版ではハーレイが失恋した後にペットショップでハイエナを購入したという設定になっており、ハイエナの数も一匹に。マーゴット・ロビーは「一匹でも高価だったので」と設定を変更した理由を話している。やはり当初は本物のハイエナを起用することを考えていたようだ。

プロデューサーとしても奔走したマーゴット・ロビーは映画『ハーレイ・クイン』について、「ジョーカーがいないことが重要だった」とも話している。マーゴット・ロビーがその設定について見せたこだわりは、以下の記事からご覧いただきたい。

映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』は2020年3月20日(金)より全国でロードショー。

『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』公式サイト

Source
ComicBook / USA TODAY

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