ネタバレ!『オビ=ワン・ケノービ』最終回のあのシーンについてヘイデン・クリステンセンが語る | VG+ (バゴプラ)

ネタバレ!『オビ=ワン・ケノービ』最終回のあのシーンについてヘイデン・クリステンセンが語る

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『オビ=ワン・ケノービ』完結

2022年5月27日(金)より配信を開始したドラマ『オビ=ワン・ケノービ』は、6月22日(水)に最終話となる第6話が配信された。シーズン2の可能性も残されているものの、ユアン・マクレガー演じるオビ=ワンとヘイデン・クリステンセン演じるアナキン・スカイウォーカーの物語は当面は見納めになる。

『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(2005) と『エピソード4/新たなる希望』(1977) を繋ぐ物語として、見どころたっぷりだった『オビ=ワン・ケノービ』。最終話の配信日にはユアン・マクレガーとヘイデン・クリステンセンも出演する上映イベントも開催された。その中で、ユアン・マクレガーが最終話のあるシーンに向けて進めた準備について語った。

ネタバレ注意
以下の内容は、ドラマ『オビ=ワン・ケノービ』第6話の内容に関するネタバレを含みます。

オビ=ワンvsダース・ベイダー

17年ぶりにアナキン・スカイウォーカーを演じたヘイデン・クリステンセンが語ったのは、『オビ=ワン・ケノービ』最終話でのダース・ベイダーvsオビ=ワン・ケノービ戦について。第3話では、オビ=ワンはフォースの力を失った不完全な状態でダース・ベイダーと衝突。30歳過ぎで全盛期を迎えているダース・ベイダーの前に圧倒的な力の差で敗北した。

しかし、オビ=ワンはレイアとの旅の中でフォースの力を取り戻し、第6話では自らの意思でダース・ベイダーに勝負を挑む。その動きたるや全盛期以上とも言えるもので、ライトセーバーの腕においても、フォースの力においてもオビ=ワンはダース・ベイダーを上回った。

ヘイデン・クリステンセンは、トロントでの第6話の上映会にデボラ・チョウ監督とユアン・マクレガーと共に登場。米Colliderからセットに足を踏み入れた瞬間の気持ちを聞かれ、こう答えている。

撮影するには非常にエモーショナルなシーンであり、明らかにとても重要なシーンでした。その日、セットに足を踏み入れた人は皆意識したことだったと思います。本当にいつもと違う感覚でした。ユアンにとっても私にとっても、とてもエモーショナルな経験であり、それはスクリーンにも表れていると思います。

『反乱者たち』のシーンを意識?

この対決の特徴は、アニメ『スター・ウォーズ 反乱者たち』(2014-2020) のアソーカ・タノvsダース・ベイダーと重なる部分が多いという点。『反乱者たち』ではダース・ベイダーのマスクの右側が割れ、『オビ=ワン・ケノービ』ではマスクの左側が割れる他、「では、死ぬしかない (Then you will die.)」というセリフや、「アナキンは死んだ」という意味のセリフなど、両作をつなぐ場面は多い。

アニメ『スター・ウォーズ クローン・ウォーズ』(2008-2020) ではアナキンとその弟子のアソーカの冒険が描かれ、「スター・ウォーズ」新三部作ではアナキンとその師匠のオビ=ワン・ケノービの出会いと別れが描かれた。その二つのシリーズが『オビ=ワン・ケノービ』と『反乱者たち』で繋がれることになったが、これはただの偶然ではなかったようだ。

Coliderによると、ヘイデン・クリステンセンは今回のシーンの撮影のために、『反乱者たち』シーズン2のアソーカvsダース・ベイダーのシーンを何度も観直したという。この役を演じ直すにあたって、過去作のリサーチが重要だったと話している。つまり、『オビ=ワン・ケノービ』の師弟対決は、公式に『反乱者たち』の師弟対決を意識したシーンであったということである。

かつての師であるオビ=ワンから謝罪を受け、かつての弟子から「置き去りにしない」と言われ、後にルークとの出会いを果たすアナキン・スカイウォーカー。こんなにも愛されたジェダイ がかつていただろうか。アナキンへの思いを乗り越えていくオビ=ワンのストーリーを描いた『オビ=ワン・ケノービ』だが、同時にアナキンとダース・ベイダーの新たな側面も描き出すことになった。

ヘイデン・クリステンセンは2023年にDisney+で配信されるドラマ『アソーカ(原題)』にも“アナキン・スカイウォーカー”として出演する報じられている。舞台も『エピソード6/ジェダイ の帰還』(1983) から5年後、つまり『マンダロリアン』(2019-) と同じ時期になる。

Rotten Tomatoes TVでは、「『アソーカ・タノ』への出演の噂がありますね」と聞かれたヘイデン・クリステンセンは、「もし出るなら」と前置きした上で、こう話している。

もしそうなるなら、プロジェクトの一員になれるということ自体にとてもワクワクしています。どんな結果になるとしてもね。とてもクールなことです。

ジェダイ時代のアソーカとの思い出として登場するなら、あの『エピソード3』の髪型での登場が期待できるし、フォースの霊体として登場するなら、ジェダイに帰還した後のアナキンの姿を拝むことができるが、果たして……。若き日のルークとアナキンの本格共演もあり得るかも?

ドラマ『オビ=ワン・ケノービ』は全6話がDisney+で配信中。

『オビ=ワン・ケノービ』(Disney+)

Source
Collider / Rotten Tomatoes TV

『オビ=ワン・ケノービ』最終話第6話のネタバレ解説&考察はこちらから。

ゼン・チョウ監督が語ったダース・ベイダー復活の理由はこちらから。

ユアン・マクレガー、ヘイデン・クリステンセン、ゼン・チョウ監督が語った今後についてはこちらの記事で。

『オビ=ワン・ケノービ』シーズン2についてのルーカス・フィルムトップのコメントはこちらから。

脚本家が語った『オビ=ワン・ケノービ』の三部作構想についてはこちらから。

齋藤 隼飛

社会保障/労働経済学を学んだ後、アメリカはカリフォルニア州で4年間、教育業に従事。アメリカではマネジメントを学ぶ。名前の由来は仮面ライダー2号。編著書に『プラットフォーム新時代 ブロックチェーンか、協同組合か』(社会評論社)。
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