【ネタバレ】ドラマ『ロキ』ミス・ミニッツの最終話での秘話を声優のタラ・ストロングが語る | VG+ (バゴプラ)

【ネタバレ】ドラマ『ロキ』ミス・ミニッツの最終話での秘話を声優のタラ・ストロングが語る

© 2021 Marvel

『ロキ』シーズン1が終了

Disney+で独占配信されるMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)ドラマシリーズの第三弾として登場した『ロキ』は、2021年7月にシーズン1の配信を終えた。驚きの結末を迎えてシーズン2へと進んでいく『ロキ』だが、最終話で色々なことが起きすぎて意外と注目されていない存在がいる。

それは、ミス・ミニッツだ。第1話から登場するがマスコットキャラクターのような存在で、こちらの記事でも紹介した通り、「ミス・ミニッツ クッキーの作り方」が公開されるなど公式も強く推すキャラクター。そして『ロキ』最終話を終えた時点で、ミス・ミニッツの裏側についてマーベル公式が明らかにしている。

ネタバレ注意
以下の内容は、ドラマ『ロキ』最終話第6話の内容に関するネタバレを含みます。

ミス・ミニッツは“お気に入り”

ドラマ『ロキ』最終話の第6話には、ミス・ミニッツは“在り続ける者”の城で登場。突然現れてロキとシルヴィに交渉を持ちかける。その後、ラヴォーナに在り続ける者からの書類を渡すと、ラヴォーナはおそらくその書類の指示に従ってタイムドアからTVAを出ていくのだ。

この描写について、マーベル公式(Marvel.com)は、TVAを仕切っていると思われていたラヴォーナがただ盲目的にTVAの使命に従っていただけで、全てを知っているのはミス・ミニッツだったとして、ミス・ミニッツとラヴォーナの関係性が最後の最後に逆転したと解説している。また、「ミス・ミニッツは簡単に自分のポストを投げ出さない」とし、ミス・ミニッツは在り続ける者の共謀者であり、TVAを利用していると説明する。

ミス・ミニッツはクリエイティブ・チームのお気に入りでもあったようで、『ロキ』のケイト・ヘロン監督は、「脚本執筆の初期段階で、私たちは皆、なんとかしてミス・ミニッツをストーリーに登場させようということで一致していました」と話している。また、最終話の序盤のシーンについては、以下のように語っている。

(ミス・ミニッツは)肩に乗った悪魔のような存在で、ロキとシルヴィの両方を誘惑しようとしているんです。彼女は何かもっと邪悪なものを抱えていると感じられるのが楽しかったですね。あの屋敷で(ロキとシルヴィが)ミス・ミニッツに出会い続けるというバージョンも常に頭にありましたし、ある時点ではミス・ミニッツとのファイトシーンも設定していましたし、様々なパターンを用意していました。

ミス・ミニッツが在り続ける者と深い関わりを持っているということは、パンデミックによる『ロキ』の撮影中断中に生まれたアイデアなのだという。ステイホーム期間中にずっと犬に話しかけていたというケイト・ヘロン監督は、在り続ける者とミス・ミニッツにその姿を重ね合わせている。

クラシック・ロキを演じたリチャード・E・グラントは、撮影のためにアメリカ入りした後の二週間の隔離期間中に、遠い惑星で孤立したクラシック・ロキの姿についてヒントを得たと語っている。パンデミックによる経験は、ドラマ『ロキ』にも思わぬ影響を与えていたようだ。

ミス・ミニッツは激怒していた

ミス・ミニッツの英語版の声を務めた人気声優のタラ・ストロングは、声を収録した際のエピソードを以下のように語っている。

この時計の玉ねぎの皮が剥かれるにつれて、彼女の本当の正体についての関心が高まります。最初はとてもキュートで、自分は彼女のことをどれだけ知ってるのだろうと不安になっていたのですが、最後には彼女の感情が噴出して、ロキが時間軸をめちゃくちゃにしたことに激怒する、というのは演じていてとても楽しかったです。彼女の持つキャパシティを最大レベルまで引き上げて、解放し、演じるというのはただただ楽しいことでした。

まって! ロキは時間軸をめちゃくちゃにしてません! と言いたくなるが、今はその点はスルーしよう。注目すべきポイントは、時間軸がめちゃくちゃになったこと対してミス・ミニッツは激怒していたと、タラ・ストロングが語っている点だ。これは、在り続ける者が冷静沈着であったのとは真逆の反応だと言える。

一つのセリフに対して十数種類のパターンを録音することもあったというタラ・ストロング。ミス・ミニッツが激怒する描写は本編には収録されておらず、様々なバージョンの一つだったと考えられる。激怒するのも、神聖時間軸に対する責任感があってのことだろう。ラヴォーナは去ったが、ミス・ミニッツはメビウスらとTVAに残ることになるのだろうか。

ミス・ミニッツはシーズン2に登場する?

ここからは考察だが、ミス・ミニッツがシーズン2に登場する可能性はあるのだろうか。在り続ける者が殺され、時間軸が解放されたあとの姿は描かれていない。在り続ける者なき今、新たにTVAを支配したカーンが新しいミス・ミニッツを創り出している可能性も考えられる。その場合はメビウスと同じく、もうロキのことは覚えていないかもしれない。

『ロキ』シーズン1では、「ミス・ミニッツには秘密がある」という雰囲気を最後まで貫いていたが、実際には「在り続ける者の右腕だった」ということしか判明しなかった。シーズン2ではそれ以上の秘密が明らかになることを願うばかりだ。

例えば、ワニロキのように、ミス・ミニッツは元々は誰かの変異体で、現在は異なる姿になっているという可能性も否めない。元は、最後に立場が逆転したラヴォーナ・レンスレイヤーの変異体であり、カーンのもとで働いていたというアイデアも否定できないだろう。

いずれにしても単独の公式Twitterも稼働しているミス・ミニッツは、シーズン2にも登場する可能性は高いと言える。最終話の配信開始後、ミス・ミニッツの公式Twitterは以下のようにツイートしている。

さて……マルチバース・ウォーに備える時間です!

また、日本時間の7月20日(火)に新たに公開された在り続ける者のポスターは、ハートの絵文字と共に引用リツイートしている。

シーズン1終了時点で5万人近いフォロワー数を誇るミス・ミニッツ。「ミス・ミニッツは簡単に自分のポストを投げ出さない」というマーベル公式の言葉通り、シーズン2では更なる秘密が明かされることに期待しよう。

ミス・ミニッツに関する概要紹介はこちらから。

ドラマ『ロキ』はDisney+で独占配信中。

Disney+

Source
Marvel.com

『ロキ』第6話のネタバレ解説&考察はこちらから。

クラシック・ロキを演じたリチャード・E・グラントがスピンオフ製作を希望している件についてはこちらの記事で。

ミス・ミニッツを含む『ロキ』のキャストについては、こちらの記事で紹介している。

トムヒが最終話配信後に語ったロキとメビウスの関係についてはこちらから。

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