Amazonが『ブラック・ミラー』形式の新たなSFドラマアンソロジー製作「近未来の人のつながり」テーマに2021年配信 | VG+ (バゴプラ)

Amazonが『ブラック・ミラー』形式の新たなSFドラマアンソロジー製作「近未来の人のつながり」テーマに2021年配信

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Amazonが『ブラック・ミラー』形式のSFアンソロジーを製作

『ザ・ボーイズ』(2019-)、『アップロード 〜デジタルなあの世へようこそ〜』(2020)といった人気SFドラマを次々と輩出しているAmazonスタジオが、新たなSFドラマアンソロジーシリーズを配信する。米Deadlineが報じた。このSFドラマアンソロジーシリーズは、Amazonオリジナルドラマ『ナチ・ハンターズ』(2019-)の指揮をとったデビッド・ウェルが手掛け、2021年にAmazonプライムビデオで配信される予定だという。

テーマは「近未来の人のつながり」

同シリーズは2019年11月にAmazonスタジオがデビッド・ウェルと結んだ契約に含まれていたプロジェクトであり、既に製作を開始しているという。7つのエピソードで構成される同シリーズは、Netflixにおける人気SFドラマアンソロジーシリーズ『ブラック・ミラー』(2011-)のように各話で独立した物語が展開される。しかし、テクノロジーが成長した先の皮肉な近未来を描く『ブラック・ミラー』に対し、Amazonのシリーズは「近未来における人のつながり」をテーマにしたドラマアンソロジーになるという。

コロナ禍を経験し、現実世界の私たちは十分にダークで皮肉な近未来を味わった。この時代に敢えて「人のつながり」を描き出す新シリーズは私たちに何を伝えてくれるのか、その仕上がりに期待しよう。

“SFドラマアンソロジー”は定番になれるか

なお、AmazonプライムビデオのSFアンソロジーシリーズでは、SF作家フィリップ・K・ディックの短編小説10作品をドラマアンソロジーとして映像化した『フィリップ・K・ディックのエレクトリック・ドリームズ』が配信されている。

Netflixでは、SFアニメアンソロジー『ラブ、デス&ロボット』(2018-)がシーズン2製作が決定するなど、人気作品に。「折りたたみ北京」(2014)の作者・郝景芳は中国のSF作家を起用してSFドラマアンソロジーを製作することを目指していた

Huluは2017年に『Dimension 404』を、Apple TV+は2020年に『アメージング・ストーリー』(2020-)を発表したが、一方で、“SFドラマアンソロジー”というフォーマットを活用して『ブラック・ミラー』ほどの人気シリーズになった作品はまだ登場していない。Amazonの新シリーズは、新たな定番を打ち立てることができるのだろうか。

Source
Deadline

VG+編集部

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