「スパイダーマン」アニメシリーズ発表
MCUからサプライズ発表があった。MCUアニメシリーズ『スパイダーマン:フレッシュマン・イヤー(原題:Spider-Man: Freshman Year)』の製作が明らかになった。
Marvel Studios’ Spider-Man: Freshman Year, an animated Original Series, coming soon to #DisneyPlus. #DisneyPlusDay pic.twitter.com/EtMxYEmFHM
— Disney+ (@disneyplus) November 12, 2021
米時間2021年11月12日(金) のDisney+ Dayで発表された。MCUのアニメシリーズは2021年にシーズン1が配信され、シーズン2も決定している『ホワット・イフ…?』に続いて2作目となる。
『スパイダーマン:フレッシュマン・イヤー』はMCUの正史の物語として描かれる。発表によると、『スパイダーマン:フレッシュマン・イヤー』は「ピーター・パーカーがMCUのスパイダーマンになるまでの道のり」を描いたものになるという。
トム・ホランドが主演を務めるMCUシリーズでは、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016) での初登場の時点からピーター・パーカーはスパイダーマンの力を手に入れている状態で描かれており、その経緯は不明のままだった。タイトルには「フレッシュマン・イヤー」とあるが、これは「一年生」という意味である。これはスパイダーマンとしての一年生という意味だろう。
詳細なタイムラインは明かされていないが、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の時点でピーター・パーカーはスパイダーマンとして活動を始めてから半年が経っているととされており、高校に入る前からヒーロー活動に取り組んでいた可能性が高い。『スパイダーマン:フレッシュマン・イヤー』ではヒーローへの道を歩み始めるピーター・パーカーの姿を存分に楽しむことができそうだ。
アニメに活路
アニメを通してトム・ホランドが演じるピーター・パーカーの過去を描くというのは、なかなかの好手だ。実写でやるならばトム・ホランドより若い俳優を同一人物としてキャスティングする必要があり、困難を極めるだろう。
同時にマーベル・スタジオとトム・ホランドの契約は『スパイダーマン :ノー・ウェイ・ホーム』(2022年1月7日(金) 日本公開) をもって一度終了する。そして「スパイダーマン」作品の映画化の権利は現在もソニーにあり、現時点でソニーが権利を持つMCU版「スパイダーマン」作品はDinsey+で配信されていない状況である。
こうした事情を考えれば、Dinsey+で「スパイダーマン」作品を作るなら、アニメでスパイダーマンのオリジンを描くという手が最良だったのだと考えられる。なお、『ホワット・イフ…?』にもスパイダーマンは登場していることから、「スパイダーマン」のアニメ化についてはマーベル・スタジオが権利を保有しているものと見られる。
そして、今回発表されたロゴタイトルは、破れたルーズリーフに手書きで『Spider-Man: Freshman Year』と書かれている。MCU映画版「スパイダーマン」シリーズでもクレジットシーンで手描き風のアニメが流れたこともあった。また、ロゴタイトル発表の映像バージョンでは、メガネをかけたピーター・パーカーの姿も見られる。
『スパイダーマン:フレッシュマン・イヤー』ではどのようなアニメーションのスタイルが用いられるのかという点にも注目しよう。
MCUアニメ『スパイダーマン:フレッシュマン・イヤー(原題:Spider-Man: Freshman Year)』はDisney+で独占配信。
同時に発表された『シークレット・インベージョン』のニック・フューリーの姿についての解説はこちらの記事で。
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