第5話ネタバレ感想!『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』あらすじ・考察・登場怪獣 | VG+ (バゴプラ)

第5話ネタバレ感想!『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』あらすじ・考察・登場怪獣

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『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』第5話配信開始

絶賛テレビ放送&ネット配信中の『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』。芥川賞作家の円城塔がシリーズ構成・SF考証・脚本を担当していることでも注目を集める『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』もNetflixの配信では早くも5話目を迎えた。しかし未だに面と向かっては対面を果たしていない銘とユンの2人の主人公。果たして2人はいつ出会うのだろうか? そしてゴジラが現れるのは? これからの展開に胸を躍らせつつ、早速5話のあらすじを振り返っていきたい。

第5話「はやきことかぜの」あらすじ/注目ポイントはココ!

第4話の冒頭で転覆した漁船の救助に向かう海上保安庁のヘリコプター。漁師2名の生存を確認し、命綱をした隊員が救助の為に降下しようとすると”巨大な海蛇のような生物”の尾が海中より跳ね上がり行く手を遮る。完全に海中へと沈んでいく漁船。果たして漁師たちの命運や如何に。

アーキタイプと葦原道幸

銃声を聞いたユン、侍、海の三人は猟友会のメンバーと鉢合わせる。ともに山を下りようとした時、背後で動く影が。

一方、ドバイに赴いた銘は李博士にレポートの内容を説明する。説明を受けた李博士はその過程を”葦原カスケード”と呼んでいると銘に明かした。銘の提唱した理論は既に李博士たちが検討していたものだったのだ。けれど、葦原の論文を読んで何年もかけてその答えに辿り着いた自分たちと違って一発でそれを見抜いたと李博士は銘を称える。葦原というのは第2話で佐藤と山本がマイクロフィッシュを再生して発見した旧嗣野地区管理組織、現ミサキオクの創設者「葦原道幸(アシハラミチユキ)」のことだろう。未だに全貌は明かされていないが恐らく第1話でユンと侍が調査に出向いた”幽霊屋敷”の、姿を消した持主でもあるのではないか? ゴジラ作品と言えば初代の昔より”秘密を抱えた博士”は定番である。葦原道幸は果たして存命なのか、アーキタイプや怪獣について如何なる秘密を知っているのかについても注視していきたい。

ガバラ登場?

シヴァ共同事業体がインドのウパラに建てた研究所の地下深くに探索に出たBB一行。最深部で紅塵を確認していると、紅塵の中から怪獣が! その様子を監視していたティルダは早速ハッチを閉じて怪獣を封じようとする。それを見越して同行の警備員たちに荷物を捨てて走るように促したBBは辛くもハッチが閉じる前に脱出に成功する。なおもハッチを突き破ろうとして頭突きを繰り返す怪獣。全身が緑色で人型に近い体型のこの怪獣はもしや……?

アンギラスの未来予測

葉に付着した血痕を辿りユンは湖で水を飲むアンギラスを発見する。そこへ駆け付けた猟友会員の放った銃弾を、棘を震わせて弾き返すアンギラス。その様子を見てユンは「弾道を読んで跳弾させた」のではないかと思い至る。ということは、アンギラスには未来が見えるのだろうか?

「マンダ」命名とラドンの拡散

ミサキオク地下に眠る”骨”と一緒に映る葦原の写真について鹿子に報告する佐藤。果たしてアーキタイプと”骨”の関係は……

鹿子はスティーブンとの会合でアーキタイプ研究への出資の申し出に対して前向きに検討を進めると言いつつ、紅塵がアーキタイプの原料なのではないかと示唆される。

一方、浦賀水道沖で漁船を襲った”巨大な海蛇のような生物”は「マンモス級の蛇」ということから「マンダ」と命名される。海中から天高く振り上げられた”尻尾”のみの映像やマンダ命名を発表する役人の会見のシーンは『シン・ゴジラ』のオマージュだろう。それにしてもこの役人、どこかで見覚えが……首相の会見には見えない、ひょっとして官房長官だろうか?

その後に続くラドンの日本に次ぐ世界各国への出現のニュースでは「オーストラリア、ニュージーランド、クック諸島、フィジー、ニウエ、ツバル」の順に六ヶ国が挙げられ、その後に「シンガポール、クアラルンプール」と都市名が続いた。さて、過去作からの引用など小ネタが随所に散りばめられた『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』である。もしやここで出てきた都市にも何か意味が隠されているのでは? と思い意気込んで検索してみたが芳しい結果は得られなかった。もしかしたら過去作との何らかの繋がりがあるのかも知れないが、今のところ筆者の力量ではそこまで辿り着けていない。不明を恥じるのみだ。

アンギラス捕獲作戦

市長の音頭によってアンギラス捕獲作戦が開始された。ジェットジャガーとともに駆り出されるユンたちオオタキファクトリーの面々。劇中で「アンギラス」の呼称は市長の孫の「アンキロサウルスの言い間違え」からの命名とされた。

大滝と馴染みの源はトラックの荷台に捕鯨砲を積んでやってくる。そんなものぶっ放したらひっくり返るだろと心配する大滝をよそに源は自らの腕前に自信満々だ。

前回のラドンとの戦いによって半壊したジェットジャガーは下半身をタイヤに換装していた。これは第2話でセットアップの依頼でオオタキファクトリーに持ち込まれ、第3話でペロ2が乗り移ってユンたちの危機を救ったあの作業用ロボットのものではないか? 依頼品のパーツを勝手に使っていいのだろうか、それとも正規に買い取ったのだろうかなどと要らぬ心配をしてしまう。ジェットジャガーの調整を行うユンはアンギラス用の檻の前でインタビューしている海に気付く。マンダの方が再生数が稼げるだろ、と声を掛ける侍に「うちみたいな弱小は人が多い方に行っちゃダメなんだよ」と答える海。まさに真理である。とは言え誰にも見向きもされないことをやっていてもジリジリと体力を奪われるばかりで埒が明かない。ニッチなりに需要を掴むには……何の話だったか。

海にアンギラスとの遭遇時の映像を見せてもらうユン。アンギラスは弾道を予測して跳ね返したのではないかとのユンの持論に対して、「ライフル弾の初速は秒速900メートル以上ある」と言って反論する海。アンギラスまでの距離を考えれば弾道が読めても反応する頃には既に着弾している、と。そもそもアンギラスは手負いだった。弾道が読めるとしたら何故銃が当たったのだろうかとの海の反論に、その時はまだ銃の存在を知らなかったのではないかと答えるユン。

一方、葦原の経歴について佐藤は部下に調べさせる。どうやら葦原の設立した株式会社アーキタイプがシヴァ共同事業体の母体となったらしい。

遂に現れたアンギラスは、ラドンとは逆に初登場時よりも巨大化していた。そして電波に引き付けられる性質も持たないらしい。源はトラックで迎え撃ち捕鯨砲を放つが、案の定棘に跳ね返されてしまう。目の前に迫るアンギラス、万事休すかと思われたその時、立ちはだかるはジェットジャガー。待て、次回。

第5話のあらすじをざっと振り返ってみた。ここからは個人的に気になったポイントについて書いていきたい。

まず、銘のパソコンの壁紙になっているキャラクターは何なのだろうか。全身がオレンジ色で尻尾の先まで棘の生えている爬虫類型の怪獣に見える。これも過去の東宝怪獣のオマージュなのだろうか、それとも『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』で新たに設定された怪獣? 残念ながら筆者の知識ではその正体を特定することはできなかった…

物語も早くも折り返しに近付いてきた。謎は深まる一方だが、そろそろ最初のタネ明かしがあってもいいのではないかという気もしてくる。

これまでに出てきた謎を整理してみよう。

  • 幽霊屋敷の持主は誰か
  • ラドンの鳴き声の周波数と謎の曲の周波数が同じだったのは何故か
  • ミサキオク地下に眠る骨はゴジラのものなのだろうか?
  • ということは過去に一度ゴジラは出現したことがある?
  • 葦原道幸およびシヴァ共同事業体の目的
  • 紅塵が怪獣を生み出しているのだろうか?
  • 日本政府(外務省)は葦原や紅塵、怪獣について何かを知っているのだろうか

今更ながら、第3話でユンが銘の動画を観て最初におかしいと気付いた「中の花が逆に回ってる」というのはどういう意味なのだろうか? 劇中では二人は即座に疑問を共有し、「アーキタイプ」へと接触していく契機となるシーンだが、正直なところ完全に置き去りにされてしまった。これ以上この謎が本編で深堀りされる気配はないので単なる愚痴のようになってしまうが、そもそも指の先ほどの大きさの透明な立方体の中で花が回転するとしたら、それは向き以前に「回転すること」それ自体が不思議な現象ではないか? 一定の向きであれば花が回転すること自体は物理法則に則った自然な現象ということなのだろうか。

しかし劇中ではこれはアーキタイプ、即ち「存在しない筈の分子」の作用として描かれている。となれば、その仕組みについて果たしてどれほど現実的な解釈が有効なのかも怪しい……いや、筆者は理科も数学も中学生時分に躓いて以来坂を転がり続けて今や海にまで身を投げ出した身である。言えることなど何一つないので、この点について明るい方がいれば是非ともご教授頂ければ幸いである。

5話に至るも銘とユンが生身での対面を果たしていないというのも筆者としては意外な展開だ。ラドンやアンギラスとのジェットジャガーによる戦闘はあっても自衛隊による正面からの攻撃は未だなく、作中世界の人物は怪獣という存在に対してかなりのんびり付き合っているようだ。未だビル街を蹂躙するほどの巨大な怪獣が登場していないということもある。果たして”ゴジラ”はいついかなる仕方で登場するのだろうか。その時を楽しみに待ちたい。

第5話の登場怪獣

第5話に登場した怪獣はマンダラドンアンギラス、そしてインドの地下研究所に出現した謎の怪獣だ。例によって大分厳つくなっているが、その外観やカラーリングから見てこの怪獣は1969年公開ゴジラシリーズ10作目である『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』初出のガバラではないかと推定される。

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原典のガバラはすっかりゴジラが”子どもたちの味方”となった世界観で出てきた悪役怪獣なので、「ガマガエルが核爆発の影響を受けて巨大化」という荒唐無稽な設定とともに手から電流を出すというよく言えばコミカル、悪く言えば地味な活躍を見せた。ジェットジャガーと言いマンダと言い、これまでは「知る人ぞ知る」という位置付けだった怪獣たちが『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』では生まれ変わって新たな活躍を見せている。ガバラも秘密の研究所を危機に陥れるという美味しい役どころを与えられた。これからの活躍も楽しみだ。

往年のバイプレーヤーをメジャーに格上げしてくれるという点で怪獣ファンである筆者としても大いに楽しみ感謝もしているが、あわよくば『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』が初出となる見たこともないような怪獣の登場にも期待したい。怪獣の持つ一番の魅力は、現実には存在しないこと、「こんなもの見たことない!」という驚きにこそあるのだから。

『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』は2021年4月1日(木) 22時30分よりTOKYO MX、KBS京都、BS11で、同日24時よりサンテレビで放送開始。

Netflixでは3月25日(木)より先行配信を開始しており、毎週木曜日に最新話が配信される。

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『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』第6話のネタバレあらすじ&感想はこちらから。

第1話のネタバレあらすじ&感想はこちらから。

第2話のネタバレあらすじ&感想はこちらから。

第3話のネタバレあらすじ&感想はこちらから。

第4話のネタバレあらすじ&感想はこちらから。

『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』の声優キャストはこちらから。

『ゴジラ S.P <シンギュラポイント>』の音楽についてはこちらの記事に詳しい。

腐ってもみかん

普段は自転車で料理を運んで生計を立てる文字通りの自転車操業生活。けれど真の顔は……という冒頭から始まる変身ヒーローになりたい。文学賞獲ったらなれるかな? ラップしたり小説書いたりしてます。文章書くのは得意じゃないけどそれしかできません。明日はどっちだ!
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