“ワニロキ”のデジタルアイテムが登場
2021年にDisney+で配信されたMCUドラマ『ロキ』より、一躍人気キャラとなったワニロキ(アリゲーター・ロキ)のデジタルアイテムが登場する。3Dのワニロキは、米時間2021年10月23日(土)の午前8時(日本時間の24日(日) 午前0時)より、デジタルアイテムを収集できるVeVeのアプリでリリースされる。
こちらがその紹介動画だ。
販売されるワニロキは3種類で、口を開けた状態で固定されている「Common」、動いているが大人しく尻尾を振っている「Animated」、相手を威嚇して怒りを表現する「Ultimate Animated」が用意されている。これらのデジタルフィギュアはVeVeのアプリをダウンロードすれば世界中で購入することができる。
「Common」は限定9,800体で一体あたり40ドル、「Animated」は限定3,400体で一体あたり100ドル、「Ultimate Animated」はプレミアムバージョンとなり、限定800体で一体あたり250ドルに設定されている。購入したデジタルアイテムは、ARを活用して現実世界に投影することもできる。自分のお部屋でワニロキが動く姿も見られるのだ。
MCUからは初のNFT化
マーベルキャラクターのデジタルフィギュアを販売するModern Marvelシリーズは、2021年8月からスタート。第一弾はスパイダーマン、第二弾はスロッグ(ソーがカエル化した姿)、第三弾はベン・ライリー版スパイダーマンのデジタルアイテムが発売されていた。
MCUオリジナルのキャラクターでModern Marvelシリーズに採用されたのは、ワニロキが初めて。権利関係の問題から、実写の人物のデジタルフィギュア化には一定のハードルがあることも予想できる。それでも、ドラマ『ロキ』で登場して間もないワニロキが同シリーズの第四弾として選ばれたことは、ワニロキ人気の証明でもある。
マーベルも参入したNFTとは
Modern Marvelシリーズのデジタルアイテムは、NFT商品としてリリースされる。NFTとは、ブロックチェーン技術を利用して型番をつけることで複製を不可能にした電子アイテムのことだ。これまでであればコピー&ペーストできていたデジタルアイテムも、データの改竄ができない仕様となり、現実における商品と同様に希少価値が生まれる。
今回のワニロキのデジタルフィギュアであれば、「Ultimate Animated」バージョンは世界に800個しかデータが存在しないことになる。マーベルはコミックをNFT化して発売する手法もとっており、NFTで数量限定で販売されたマーベルコミックは今では高値がついている。
新たな投資アイテムとして大きな注目を集めるNFT。ワニロキと共に更に成長していくことは間違いないだろう。
ワニロキの誕生秘話はこちらから。
ワニロキのモデルはこちらの記事で。
北米では物理的なワニロキグッズも発売されている。