『流転の地球2』中英米で1月下旬公開 北米版予告も公開 「ハリウッド以外でこの規模の作品ができると示す」 | VG+ (バゴプラ)

『流転の地球2』中英米で1月下旬公開 北米版予告も公開 「ハリウッド以外でこの規模の作品ができると示す」

Well Go USA Entertainment / China Film Co

『流転の地球2』は英米でも劇場公開

「中国初のブロックバウスターSF」として2019年に話題を呼んだ映画『流転の地球』の続編『流浪地球2(原題、英題:The Wandering Earth 2)』が、いよいよ公開される。中国の春節(旧正月)の時期にあたる2023年1月22日(日)に中国で公開され、北米でもWell Go USAの配給で同日に公開される。また、米Deadlineは『流転の地球2』の英国とアイルランドでの配給権をTrinity CineAsiaが獲得したと報じており、5日後の1月27日(金)より英国とアイルランドでも劇場公開されることが明らかになった。

2019年2月に中国で公開された前作『流転の地球』は、製作費5,000万ドルに対して全世界で興行収入7億ドルという大ヒットを記録。米国、カナダ、オーストラリア、ニュージランドでも劇場公開され、4月には世界190ヶ国以上を対象にNetflixでの配信を開始した。

前作『流転の地球』は、太陽の赤色巨星化が数百年以内に迫り、人類が存続のために“地球ごと”太陽系を脱出するという途方もないスケールの物語が描かれた。続編の『流転の地球2』は、前作の前日譚にあたり、脱出計画の前身である“移山計画”が描かれる。前作に続き、本作も郭帆(フラント・グォ)監督が指揮。俳優の呉京(ジャッキー・ウー)が続投し、人気俳優の劉徳華(アンディ・ラウ)が新たにキャスティングされている。

公開されている北米版トレーラーでは、2044年に宇宙エレベーターが崩落したこと、2058年には月で、2075年には木星で悲劇が起き、2078年にはヘリウムフラッシュが発生したことが示されている。そこから人類の存続をかけた戦いが始まったとされており、前作の主人公リウ・チーの父リウ・ペイチアンの若き日の奮闘が描かれる。

郭帆監督は「『流浪地球2』は、クラシックなスタジオシステムの外でこのジャンルの映画を作ることに光を当てています。何百ものセットと2万人以上のエキストラ、6,000以上のVFXショットを含む巨大な規模の映画が、ハリウッド以外で実現できるということを示す重要なステップになります」と語っている。

映画『流転の地球』の地球は、アジア初のヒューゴー賞長編小説部門を受賞した『三体』で知られる劉慈欣の短編小説を長編映画として実写化した作品。原作小説は、日本では2022年9月に発売された劉慈欣の短編集『流浪地球』(翻訳 大森望, 古市雅子, KADOKAWA) に収録されている。

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日本での公開または配信にも期待しよう。

映画『流浪地球2(原題、英題:The Wandering Earth 2)』は、2023年1月22日(日)より中国で劇場公開。前作『流転の地球』はNetflixで配信中。

『流転の地球』(Netflix)

Source
Deadline

VG+編集部

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