『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』メイキング映像が公開
2022年1月7日(金)より日本での劇場公開が始まった『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』より、メイキング映像が公開された。スパイダーマンの公式YouTubeチャンネルで公開されており、貴重な撮影の裏側を見ることができる。
冒頭からドクター・オクトパスに柱に叩きつけられるピーター・パーカーや、ワイヤーアクションで高所から落下するスパイダーマンとMJの姿が映し出される。そして、エレクトロ役を演じたジェイミー・フォックスが「私たちはジョージアにいます」と、『ノー・ウェイ・ホーム』のロケ地が米南部のジョージア州であることを明かしている。
撮影のために人工的に雪を降らせる様子と共に、製作総指揮のミッチ・ベルが「クリエイティビティがあれば、ここアトランタでほとんど何でも撮影することができます」と豪語。ミッチ・ベルは2021年公開の『ブラック・ウィドウ』や『エターナルズ』にも携わった人物だ。
また、ソニーが関わった「スパイダーマン」作品前作に携わってきたエイミー・パスカルは「すべての舞台はここにあり、私たちにとてもよくしてくれました」と、撮影環境の良さを喜んでいる。映像ではドクター・ストレンジのサンクタム・サンクトラムの地下などが映し出されている。
ミッチ・ベルは「素晴らしいクルー、施設、設備が揃っており、業者も素晴らしかった」と太鼓判を押す。ドクター・ストレンジ役のベネディクト・カンバーバッチは「規模は決して小さくありません」「セットのクオリティや塗装の力でゲームに戻ることができるんです」と、ウォン役のベネディクト・ウォンは「セットデザイナーをはじめとするスタッフの皆さんのおかげで、素晴らしい作品に仕上がったと思います」と、スタッフを労っている。
また、マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギは「年々(規模が)大きくなり、進化していく様子を見るのは嬉しいことですし、一つのホームで3つも4つも作品を一度に制作できるのは素晴らしいことです」「この規模の制作に対応できる施設も設備も揃っている州はほとんど存在しません」とロケ地のアトランタを称賛。
ちなみにこの0:53あたりのシーンに写っているのは『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の未公開シーンだ。フードを被った若い強盗が走って逃げているが、スパイダーマンの糸で足を引っ掛けられ、宙吊りになっている姿が見える。実はこの俳優は主演のトム・ホランドの弟のハリー・ホランドなのだ。
ハリーはジョン・ワッツの提案で強盗役として『ノー・ウェイ・ホーム』に出演することになった。しかし、その出演部分は丸々カットされたと、トム・ホランドが英トーク番組「グラハム・ノートン・ショー」で明かしていた。幸い、今回公開されたメイキング映像で(一部のみだが)日の目を浴びることになったようだ。
『ノー・ウェイ・ホーム』のメイキング映像は、最後にエイミー・パスカルが「(ロケ地が)ニューヨークではないとは決して気付かないでしょうね」と自信を見せると、大規模な爆発シーンの裏側を映し出して幕を閉じる。
前述の通り、エイミー・パスカルは全ての「スパイダーマン」シリーズの重要人物で、元ソニーの共同会長だ。今後MCU「スパイダーマン」の新たな三部作を制作するということも、エイミー・パスカルの口から出た情報だ。
年々巨大になっていくMCU。まずは、新たな時代へとつながる『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』をお見逃しなく。
映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は2022年1月7日(金) より、日本全国の劇場で公開。
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のサウンドトラックはAmazonで配信中。
【!ネタバレ注意!】『ノー・ウェイ・ホーム』エンディングからミッドクレジット、ポストクレジットの解説はこちらの記事で【!ネタバレ注意!】
ネッドのこれまでの活躍と原作コミックでの設定はこちらの記事にまとめている。