Contents
- 『レディ・プレイヤー1』のキャストと声優は?
- 『レディ・プレイヤー1』に出演したキャスト/声優まとめ
- ウェイド・オーウェン・ワッツ / パーシヴァル役 タイ・シェリダン / KENN
- サマンサ・イヴリン・クック / アルテミス役 オリヴィア・クック / 坂本真綾
- ヘレン・ハリス / エイチ役 リナ・ウェイス / 斉藤貴美子
- ゾウ / ショウ役 フィリップ・チャオ / 松岡禎丞 / 小林由美子
- トシロウ / ダイトウ役 森崎ウィン / 森崎ウィン
- ジェームズ・ドノヴァン・ハリデー / アノラック役 マーク・ライランス /後藤哲夫
- オグデン・モロー役 サイモン・ペグ / 山寺宏一
- ノーラン・ソレント役 ベン・メンデルソーン / 楠大典
- アイロック役 T・J・ミラー / 佐藤せつじ
- フナーレ・ザンドー役 ハナ・ジョン=カーメン / 茅野愛衣
- リック役 ラルフ・アイネソン / 玄田哲章
『レディ・プレイヤー1』のキャストと声優は?
アーネスト・クラインのSF小説『ゲームウォーズ』(2011)を実写化、スティーヴン・スピルバーグ監督がSF映画に生まれ変わらせた『レディ・プレイヤー1』(2018)。80年代のヒットソングが流れる中、往年の人気作品のキャラクターやアイテムが数多く登場した話題作だ。
今回は、『レディ・プレイヤー1』の物語を彩った出演俳優たちと、吹き替えを担当した声優たちをご紹介しよう。VR空間と現実世界双方のキャラクターたちを選んだのは、どのような面々だったのだろうか。
『レディ・プレイヤー1』に出演したキャスト/声優まとめ
ウェイド・オーウェン・ワッツ / パーシヴァル役 タイ・シェリダン / KENN
主人公パーシヴァルことウェイドを演じたのは、1996年生まれのタイ・シェリダン。『MUD -マッド-』(2012)で初主演を果たし、『X-MEN: アポカリプス』(2016)、『X-MEN: ダーク・フェニックス』(2019)では若き日のサイクロップスを演じた。『レディ・プレイヤー1』では初のモーションキャプチャーに挑戦。撮影前には映画『シャイニング』(1980)を鑑賞しなおしたという。
ウェイドの声を吹き替えたのは歌手・俳優・声優として活躍するKENN。『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』(2004-2008)の遊城十代役、『宇宙兄弟』(2012-2014)の南波日々人役などで知られる。
サマンサ・イヴリン・クック / アルテミス役 オリヴィア・クック / 坂本真綾
アルテミスことサマンサ役を演じたのは1993年生まれのオリヴィア・クック。ドラマ『ベイツ・モーテル』(2013-2017)にレギュラー出演した後、『サラブレッド』(2017)での演技で知られるようになる。90年代生まれのオリヴィア・クックは、ウェイド役のタイ・シェリダン同様、映画の原作である『ゲームウォーズ』を読んで80年代のカルチャーを勉強したという。
吹き替えを担当したのは坂本真綾。『黒執事』(2008-2014)のシエル・ファントムハイヴ役や『攻殻機動隊 新劇場版』(2015)などでの草薙素子役で知られる。吹き替えでは「スター・ウォーズ」シリーズのパドメ・アミダラや「マイティ・ソー」シリーズでジェーン・フォスターを演じたナタリー・ポートマンらの声を担当している。KENNと同じく歌手や舞台俳優としても活躍している声優だ。
ヘレン・ハリス / エイチ役 リナ・ウェイス / 斉藤貴美子
エイチことヘレン・ハリスを演じたのはリナ・ウェイス。脚本家としても活躍しており、『Thanksgiving (Master of None)』(2017)で第69回エミー賞の脚本賞コメディー部門を受賞した。『レディ・プレイヤー1』では性別を超ていくキャラクターを演じたが、リナ・ウェイス自身もレズビアンで、エミー賞の授賞スピーチではセクシャルマイノリティの人々に向けて、「もし私たちが存在しなければ、世界はこれほどまでには美しくありません」とスピーチしている。
映画『2分の1の魔法』(2020)では、ピクサー/ディズニーで初めてオフィシャルに登場したレズビアンのキャラクター、スペクターの声優を担当している。
吹き替えを担当したのは斉藤貴美子。アニメ『BNA ビー・エヌ・エー』(2020)では、メリッサ・ホーナーの声を担当している。吹き替えでは「スター・ウォーズ」シリーズのキャプテン・ファズマ役などで知られるグェンドリン・クリスティーなどの声を担当している。
ゾウ / ショウ役 フィリップ・チャオ / 松岡禎丞 / 小林由美子
ショウことゾウを演じたのは2003年生まれのフィリップ・チャオ。中国系アメリカ人のチャオは、『レディ・プレイヤー1』にはオーディションを勝ち抜いて出演を果たした。ショウは原作では日本人のキャラクターだが、映画版では中国系のキャラクターに変更された。
アバター時の声を担当したのは松岡禎丞。『食戟のソーマ』(2014-)の幸平創真や『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』(2015-)のベル・クラネルなど、数多くの作品で主演を務めてきた。現実世界の声を担当したのは小林由美子。『焼きたて!!ジャぱん』(2004-2006)の東和馬役などで知られ、2018年から『クレヨンしんちゃん』(1992-)の野原しんのすけ役を務めている。
トシロウ / ダイトウ役 森崎ウィン / 森崎ウィン
ダイトウことトシロウを演じたのは1990年生まれ、ミャンマー出身の森崎ウィン。『シェリー』(2014)で初主演、日本を中心に活躍してきたが、『レディ・プレイヤー1』でハリウッドデビューを果たした。『蜜蜂と遠雷』(2019)ではマサル・カルロス・レヴィ・アナトールを演じ、『トゥレップ~「海獣の子供」を探して~』(2019)『妖怪人間ベラ』(2020)『本気の印』で主演を務めている。『レディ・プレイヤー1』では、日本語版の吹き替えも自分自身で行なっている。
ジェームズ・ドノヴァン・ハリデー / アノラック役 マーク・ライランス /後藤哲夫
ハリデー役を演じたのはマーク・ライランス。スティーヴン・スピルバーグ監督の『ブリッジ・オブ・スパイ』(2016)で、アカデミー賞をはじめとする各賞の助演男優賞を総なめした実力派俳優。同じくスピルバーグ監督作品の『BFG: ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』(2016)では主演を務めた。2018年にはドナルド・トランプ米大統領のイギリス訪問に対して、抗議運動の展開を呼びかけた。
吹き替えを担当したのは2018年11月6日に逝去した後藤哲夫。『ワンピース』(1999-)のハンニャバル役などで知られ、吹き替えでは「シャーロック・ホームズ」シリーズのレストレード警部を演じたエディ・マーサンらの声を担当していた。
オグデン・モロー役 サイモン・ペグ / 山寺宏一
ハリデーの相棒だったモローを演じたのはコメディアン・俳優として活躍するサイモン・ペグ。「ミッション: インポッシブル」シリーズではベンジー・ダン役、「スター・トレック」シリーズではモンゴメリー・スコット役で知られる。Amazonドラマ『ザ・ボーイズ』(2019-)では、自身がモデルになった主人公ヒューイの父親役を演じた。
吹き替えを担当したのは山寺宏一。マイケル・J・フォックスやウィル・スミスら数々の有名俳優の吹き替えを担当してきたが、サイモン・ペグの声を担当したのは『レディ・プレイヤー1』が初めて。
ノーラン・ソレント役 ベン・メンデルソーン / 楠大典
『レディ・プレイヤー1』の敵役ソレントを演じたのはベン・メンデルソーン。『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)でも悪役のオーソン・クレニックを演じた。一方で、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』(2017)ではジョージ6世を、『ヘンリー』(2019)ではヘンリー4世を演じている。特殊メイクをしているため意外と知られていないが、『キャプテン・マーベル』(2019)ではスクラル人のタロスを演じている。
吹き替えを担当したのは楠大典。「トランスフォーマー」シリーズのコンボイ役、「スター・ウォーズ」シリーズのダース・ヴェイダー役、吹き替えにおいてはヴィン・ディーゼルやドウェイン・ジョンソンの声を担当している。
アイロック役 T・J・ミラー / 佐藤せつじ
ソレントに雇われるアイロックを演じたのはT・J・ミラー。「デッド・プール」シリーズではバーの店主でデッドプールの親友であるウィーゼルを演じている。コミカルな役を演じることが多く、『レディ・プレイヤー1』ではVR空間で強面なアイロックを演じているが、それでもユーモラスなキャラクターが溢れ出している。
声をあてたのは佐藤せつじ。『トランスフォーマー/ロストエイジ』(2014)や「デッドプール」シリーズなどでもT・J・ミラーの声を担当している。
フナーレ・ザンドー役 ハナ・ジョン=カーメン / 茅野愛衣
ソレントの右腕であるフナーレ・ザンドーを演じたのはハナ・ジョン=カーメン。『ゲーム・オブ・スローンズ』(2011-2019)ではオルネラ役を演じ、『アントマン&ワスプ』(2018)ではヴィランのゴーストを演じた。近年では『ブラックミラー』(2011-)『ダーククリスタル: エイジ・オブ・レジスタンス』(2019)、『ザ・ストレンジャー』(2020)など、Netflix作品への出演が増えている。
吹き替えを担当したのは茅野愛衣。『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(2011-)で主人公・本間芽衣子役、『ちはやふる』(2011-2020)で大江奏など、数々の作品で主要キャラクターを演じている。
リック役 ラルフ・アイネソン / 玄田哲章
ウェイドのおばの恋人であるリックを演じたのはラルフ・アイネソン。「ハリー・ポッター」シリーズでアミカス・カロー役を演じ、『ゲーム・オブ・スローンズ』ではダグマー役を演じた。
吹き替えを担当したのはベテラン声優の玄田哲章。アーノルド・シュワルツェネッガーやシルヴェスター・スタローンらの吹き替え声優として映画ファンにもおなじみの声優だ。
以上が、映画『レディ・プレイヤー1』に出演した主なキャストと吹き替えを担当した声優陣だ。それぞれのキャストがVRとオフラインの世界の二つのキャラクターを演じ、独自の作品を作り上ている。続編の登場とキャストの続投に期待しよう。
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